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葬式―あの世への民俗 (写真叢書)

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あゆぞう
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日本各地の葬式模様、しきたり、作法、お国ぶりを著者である民俗学写真家:須藤功さんが白黒写真と合わせて紹介。第1章:村人の手になる雪国の葬式の【山頂でこの世と別れ】は、山小屋で荼毘に伏すとき、体育座りのように太ももを抱え込む体勢(立棺)では、腹部が燃え残ることも多々あるらしい。その場合には体の一部を山に放り、野性動物に始末してもらうと書かれている。第3章:亡き人に思いをはせる心根の【骨を洗って死者を偲ぶ】は、沖縄:南西地方に残る葬式模様。ガレッジセールのゴリさんが撮られた映画、【骨洗】を思い出した。
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金北山の麓に生まれ育って
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【懐かしい】白黒写真の人達は祖父祖母達を彷彿とさせる、著者によると昭和30年代前半まで日本の農村に江戸時代を引きずった「昔」が残っていたというが、幼少時15年経っていたが離島の山間の僻地のせいか古いものが残っていたので違和感無かった。自宅で葬儀や法事が行われお膳を並べて集う写真には懐かし記憶が蘇った。と中盤から「間引き」論とか凄くリアルで気持ち悪くなったり、著者の父母が秋田の実家に骨になって帰りたがっていたとかなんだか内容が雑多で不思議な感じ。後書きによれば「葬儀」なる隔月雑誌の連載だったそうで少し納得。
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ひねもすのたり
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昭和40年代前半の葬儀の様子を解説しています。当時はまだ土葬が行われていたり、地域コミュニティーで小さな火葬場を設けていたり、葬儀の習慣は地域によってさまざまだったようです。そのあたりを写真を多用しながら解説していきます。冒頭の山古志村の葬儀に関しては経緯や写真が生々しくて、これってヤラセとちゃうんかいなと思わせる密着ぶりです。 私たちは一般的に棺を棺桶と言うわけですが桶って??という疑問や幽霊が頭につけている三角の布の謎が解き明かされます。ちなみに初出連載は葬儀業界専門誌『SOGI』←休刊中★4
ひねもすのたり

図書館で探せばあるんじゃないかな?『村人は人工呼吸をしながら「オーイ、 オーイ」と呼びつづけた。』というタイトルの写真が凄すぎるんですよ。

11/12 12:49
おかむら

ありました図書館に!

11/12 15:32
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茶坊主
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他館からお取り寄せ。 その土地ならではの葬儀のしきたりというものを知りたくて。 記事になっている各地の葬儀の写真は約50年前のものがほとんど。 葬儀屋ではなく、地域の人々で葬儀を取り仕切っていた時代。 雪深い地域では雪が溶けるまで納骨することもできなかったり、僧侶が間に合わないことも 火葬も地域の人の手で。 今わの際に米の音を聞かせたり、 お盆には豪華な御殿灯籠を仕立てたり 独身で亡くなった人には、結婚する絵馬を奉納したり。 葬式ごっこみたいな「ジャランボン」祭、 まだあるのかな?
茶坊主

「盆義理」という言葉も新鮮です~~

03/19 09:12
tama

北海道では縁がなかったけど、関東地方でも使ってたような・・・ 西と東の文化って結構違うのねー

03/19 14:43
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Jagrass03
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民俗学写真家の著者が、北は北海道から南は沖縄までの、昔ながらの価値観で実施される葬儀の様子を写真と文に収めたドキュメント。市井の人々の葬儀を真剣な眼差しで捉えた記録。
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ぎばち
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ネタバレ偶然古本屋で見かけて買った。イラストのオバケがつけてる三角の白い布は、葬儀の参列者がつけていたんだ、とか、棺桶は元々亡くなった方が体育座りをして入るサイズの桶だったんだ、とか、亡くなった方の身体を焼くのはかなり大変な作業で、三日三晩それ以上と火を焚き続けるんだ、など知らないことだらけだった。同じ日本に住んでいるのに、全く今の自分が触れてこなかったしきたりがたくさん書かれており、人の営みというものに想いを馳せることができる素晴らしい本だった。この写真叢書シリーズはどれも良書なのでコツコツ集めていきたい。
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