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写真の孤独: 「死」と「記憶」のはざまに (写真叢書)

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金木犀
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大学図書館で偶然手に取ったら、ずっと自分が写真に対して抱えていた想いと同じ内容が記述されていた。写真は孤独な創作であると感じていたが、ジャコメッリの作品においては孤独が源泉になっていることを知った。また、撮った瞬間に過去となる写真は遺影的特性から逃れられない。直接被写体に写していないにも関わらず、死や心の傷を描いた作家が多いのは写真が残酷性を内包しているからだろう。本書を読む中でノルウェイの森の「死は生の対極としてではなく、その一部として存在している。」という一文が何度も頭を過った。自分でも買いたい一冊。
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写真の孤独: 「死」と「記憶」のはざまに (写真叢書)評価25感想・レビュー1