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映画館と観客のメディア論 戦前期日本の「映画を読む/書く」という経験 (視覚文化叢書)

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hhs2208
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「映画プログラム」は、浅草電気館が1907年に発行したものを嚆矢とし、それ以降各映画館ごとに配布されるようになった。このプログラムの存在が、観客の映画受容のあり方を規定した。観客はプログラムを媒介に、映画を観る前にはその内容を〈予期〉し、観た後はそれを〈想起〉する。プログラムは投稿欄を通して映画ファンの〈書くこと〉への欲望を満たすものでもあり、投稿よって映画界に職を得ようとした者もいたとされる。映画館の複合施設化、1939年の映画法制定以降の国家統制なども取り上げ、映画を〈観ること〉の多義性を論じている。
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