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クィアする現代日本文学: ケア・動物・語り

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かがみ
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本書はクィアと小説が共に抱える相矛盾的な性質に注目する。すなわち、クィアが差異を主張しつつも連帯をも希求するように、小説もまた人間存在の差異を指し示しつつもその差異を形作る境界線そのものを問い直す契機をも有しているということである。こうした前提から本書はおもにクィア批評を方法の中心に据えつつ、さまざまな批評理論を横断的に用いて1970年代から2010年代にかけて書かれた7つの小説を取り上げていく。クィアと小説が抱える相矛盾する二つの指向性は、ある面で「訂正可能性」から捉えることもできるように思える。
0255文字
ウサギのバイク
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クィア批評やケアの倫理などに詳しくなくても、とても刺激的で面白く読めた。 『ノルウェイの森』の良さが今まで全く分からなかったが、こう読むとものすごく興味深く面白い! 小説の新しい読み方や視点を教えてもらい、視野を広げてくれたと思う。
0255文字
ロシアンブルー1
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日本現代文学を「クィア」というKW で読み解くと あぶり出される現代日本社会。 まさに社会学なのである。しかし 社会学であるなら未来への予兆もあってしかるべきなのだが 産出されたテキストから読み解くとなると そこが限界か。
0255文字
若隠居
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20230430読売
0255文字
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