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ヒトはいかにして人となったか: 言語と脳の共進化

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たっきー
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ネタバレ言語がヒトだけに限られるのはその複雑さや膨大な記憶の量ではないという。動物は簡単な言葉でも話せないと言うのだ。ここからヒトの言語と脳の関係に迫る。ディーコンは脳が進化して言語を使用するようになったのではなく言語が複雑化するにつれ脳が進化したという。チョムスキーの生得文法説やピンカーを取り上げ詳細に検討することで自説を展開していく。その際ボールドウィン型進化をベースにしている。これは学習と行動変容により自然淘汰が増幅したりバイアスしたりすることがあるというもの。記号的学習を選択により喉頭の下降、音声模倣、
たっきー

呼吸と音声の運動コントロール、個性特異化、高速な自動音素分析、音声模倣傾向が起こり前頭前野が拡大していく。正に共進化である。

07/22 21:21
0255文字
那由田 忠
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 社会的協力と一夫一婦関係の安定という、動物では解決不能な課題を、社会的な婚姻契約=儀式によって解決した。そこから言語が誕生したという大胆な仮説。さらに、言語と脳の相互的な共進化によって、話し言葉の比重が増して言語が文化的情報システムとして進化するという道筋まで示す。大きな集団の中に夫婦・家庭が組み込まれるという人間特有の構造と、記号通信という言語の本質を結びつけようとした画期的な考察だと思った。内容はかなり難しい。訳も分かりにくいのかもしれない。
0255文字
まーれ
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これを読んだら、学生時代に買って読んだスティーブン・ピンカーを読み返してみたくなりました(でも確かBOOK OFFに売っちゃったw)
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うゆ
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知能についての概念を共有するために研究室で読んだ本。人が外界から概念を抽出する際,抽象化の度合いが高い順番にシンボル,イコン,インデックスとなります。作者はパースの影響をかなり受けており,計算機に落とし込むためのヒントが多く見られますが決定的な答えは書いていません。書いてないからそれぞれ思い思いの人工知能を作ってます・・・。最近はロボット知能界でパース流の考え方がはやっているので入門にはぴったりかもしれません。
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やいっち
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「2021年のノーベル医学生理学賞をデービッド・ジュリアス、アーデン・パタポティアンの2氏に授与すると発表した。授賞理由は「温感と触覚の受容体の発見」。」といったニュースが。個人的には、サイエンスジャンルでの読書のテーマに皮膚や表皮、皮膚感覚、内臓感覚がマイブームである。上記の受賞は喜ばしい限り。以下では、やや妄想の気味のある<学説>が繰り広げられます。  間違っても、由緒ある説として引用などされないように!  https://ameblo.jp/kyat/entry-10025915201.html
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