スラヴォイ・ジジェク (シリーズ現代思想ガイドブック)

スラヴォイ・ジジェクはこんな本です

スラヴォイ・ジジェクはこんな本です

スラヴォイ・ジジェクの感想・レビュー(68)

【要旨】哲学者スラヴォイ・ジジェクの入門書。【感想】彼流のマルクス、ヘーゲル、ラカン解釈を解説する。イデオロギー、人種差別と幻想あたりがおもしろかった。
★14 - コメント(0) - 2016年11月3日

非常に分かりやすい、ジジェクとその前提となるラカンについての入門書。とはいえ、マルクス主義やキリスト教を、ラカンの精神分析を通過してさまさまな迂回を余儀なくされるジジェクの思考を完全に把握できるはずもないのだけど、この本を端緒に、幾つかの著書を読んでいきたいと思えた。
★1 - コメント(0) - 2016年6月16日

ジジェクのヘーゲル理解:矛盾はあらゆる同一性の内的な条件。規則を証明するのは例外で、例外は常になくてはならない。断定の真理は矛盾の中にある/われわれは大他者の法に従属していないとき、私法や主従関係に頼ることで公的権威の喪失を埋め合わせがち/マルクスのイデオロギーの定義:現実に内在する無邪気さや無知のこと。知らずにやっていること。理解のゆがみ。認識・知識の問題。大学に行くとき、資本主義システムの再生産に加担している/ジジェクの定義:彼らは自分の行動が幻想だと知っていて、それでも従っている
★1 - コメント(0) - 2013年11月3日

ジジェクの入り組んだ議論を、体系的にしかも入門的に解説していくという本。入門は得てして簡略化とミスリーディングに陥りがちだけど、この本はよくできている。すでに何冊か読んでいるという向きにも議論の整理のためにオススメ。金太郎飴といわれるジジェクのネタの大事なところが抽出されているのでこれ以上読む必要はない、と思われそうだが、ジジェク自身は理論に還元されない魅力があるので、ついつい次の本に手が伸びてしまう。猥雑な文言とかはさすがに解説できないし。ジジェクは腕があることを改めて思い知らされる。
★4 - コメント(0) - 2012年11月16日

ポスト・ポストモダンの体現者。それは、単に時代的にラカンやデリダの後という意味でそうなだけでなく、決定不可能性を必死に訴えたポストモダンに対し、それが用意してくれた土台の上で、実際に決定不可能だと行為するということでもある。従って彼がいい加減な振る舞いだと非難されるとしても、これが逆説的に誠実な哲学的態度なのだろう。ラカンの援用にしても、ジジェク的ラカンとは、逆説的にまさにラカンである。あるいはジジェク的ラカンによって正統なラカンがある。何を言っているか分からない? 僕にも分からない、しかし書いている。
★4 - コメント(0) - 2012年5月14日

ジジェクの日本語で読める多分唯一の入門書。ジジェクは疾走感のある思想家で、映画やTV、ミステリまでいろんなものをだいたい同じ理論で一気に語る思想家というイメージがあったけど、その理論の輪郭がかなり強く掴めた。矛盾、分裂、否定性をキーに主体や世界の構造を明かし、ラカン、ヘーゲル、マルクスを総合的に読み込む、というイメージ。人種差別、イデオロギーに対する分析は面白い。多分大澤真幸の最大の元ネタの一つじゃないの。ジジェクは金太郎飴とも揶揄されるが、それだけ使い方次第で何処までも応用できる広い理論ということか
★10 - コメント(0) - 2011年10月1日

ジジェクの考え方のキーとなっている要素について解説した本。人種差別はなぜいつも幻想なのか。幻想は我々が現実を見るときの枠組みだ。それは公平な視点を持っていないことを示すと同時に、幻想がなければ現実との接点を持てなくなってしまう。幻想こそが主体の存在を支えているから、幻想に他者が侵犯するような行為に人々は耐えられない。現実と幻想空間の差異をなくしては主体も消失してしまうのだから。じゃあ、幻想同士のぶつかり合いをどう和解させる?幻想を横断すること。取りも直さず、それは他者を知るということなんだろうなぁ
★1 - コメント(0) - 2011年8月19日

はじめてジジェクの本を読んだときいらいらした。というのも独り言みたいだから。いろんな人間の意見を引いてくる。考えようとしたらいつのまにか次の話になっている。ジジェクの周りでリアルに感じられているものは、自分の周りには見えない。そういうのが繰り返される。直観が先にあることを隠そうとしない。これを読んで、もう少し読んでみようかなと思った。アメリカの内田樹みたいな感じなのかってふと思った。
★2 - コメント(0) - 2010年11月12日

ジジェクを知ってる人も知らない人も読む価値がある一冊
- コメント(0) - 2010年10月22日

3年前に読んだ。パラパラ再読。ジジェクに入門書なんていらないし、どれでもいいからいきなり読んじゃった方が早い。ラカン用語の説明とかはジジェクが自分でやっちゃうし。この本に期待したのはジジェク自身の、あるいはその受容の変遷だったんだがなかなか思うようにはいかないもので。もっと踏み込んでもらわないことにはねぇ…。
- コメント(0) - 2009年3月9日

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スラヴォイ・ジジェクの 評価:41 感想・レビュー:14
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