文學少女の友

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文學少女の友の感想・レビュー(82)

小説そのものあるいは小説に関わる作家、読者にまつわる舌鋒鋭いエッセイ集。特にSFやミステリなどのジャンル小説のファン共同体についての文章は毒々しい。癖になりそう/ふわっとした文章の中で色んな作家・作品の名前がポンポン出てきて、振り落とされそうになった
- コメント(0) - 3月20日

小川洋子・倉橋由美子・人形小説の系譜・文学の中の軽井沢・ジャンル小説論・引きこもり小説・吉田健一・芥川賞に関するエッセイ。小川洋子における固有名と現実素の機能や、「小説の括復法過去は、過去の一定の時間に反復された行為が今は失われてしまったことを匂わせる」という指摘は興味深い。
★1 - コメント(0) - 2016年6月30日

もう少し論に丁寧さがほしい。
★2 - コメント(0) - 2016年2月29日

〈成熟した女の人にふりかかるうっるさいセックスや良妻賢母などの抑圧をふり払わんがため〉に〈少女的な生き方や表現を選ぶ人がいる〉。けれどもそれを見て理解できない人達に、〈未成熟だ〉とか成長拒否だとか的はずれな事を言われてしまう。そうです。「良いお嫁さんになるね」なんて褒め言葉のつもりで言ってるんだろうけど褒め言葉じゃないし、好き勝手消費されるのも勝手に値踏みされた挙句消費の対象外として遺棄されるのもうんざりだから、私はそれらの圏外で暮らしたい。なるべくそういう抑圧のことは知らないふりを、していたい。
★23 - コメント(0) - 2016年2月28日

文庫の解説で時たま見かける千野帽子さん。良いコト言ってる、と思うこと多い著者ですが、本書は章ごとにまとまりがなく引用と書き殴りでできているような気が。というか口悪い。愚民とか平気で言ってる。脳味噌すっからかんな読者はお帰りくださいと言わんばかりに煽ってます。
★6 - コメント(0) - 2015年11月24日

楽しかった(*^^*)
- コメント(0) - 2015年10月7日

部分的に斜め読みしつつ読了。この方の著書3冊目ですが、こちらはブックガイドというより私論本でした。全てに於いて肯定的には読まなかったけれど納得する部分もあったり。取り上げられる作家や作品に既読で好きなものが多いのは嬉しかったし、論自体もあくは強いけど…嫌いでは無い、かな。
★11 - コメント(0) - 2013年10月12日

表紙のアリスがウサギ穴に落ちるように、文學少女は活字という夢の世界に落ちる。小川洋子の物語論を始め、倉橋由美子、金井美恵子、笹野頼子、松浦理英子などを紹介。小説が人工物、一種の冷たさを帯びる、読者を突き放す存在に対して。江國香織、恩田陸、野中柊、宮部みゆき、唯川恵などは。小説が共感物、一種の熱さを帯びる、読者に寄り添う存在と成る。男が描く理想の少女像と実際に女が共感できる少女の違いが面白い。鋭く厳しくもあるが愛に満ちた評論に文学が更に読みたくなる。恋に似た憧憬と激情に胸を焦がせ、美しい世界に心臓を捧げて。
★26 - コメント(0) - 2013年10月4日

これは読み応え満点の随筆。むやみに耽美でガーリィなものに恋するだけの「文学少女」に教養を叩き込む、愛の鞭です。
★3 - コメント(0) - 2013年9月22日

読んでる間にたくさんの作品のデータが並べられて、消化しきれなかった間はある。良い悪いは抜きにして。
- コメント(0) - 2013年9月9日

わたしの心は「乙女」であると思うが、作者の言う乙女とは相いれるところもあったりなかったり。。。
★4 - コメント(0) - 2011年10月20日

奥泉光「モーダルな事象」の解説がおもしろかったので読んでみた。この本に関して言えば、個人が好き嫌いで書いたことを書籍にするのはいかがなものか。著者の好き嫌いだけのものを出版しなくてはならない出版業界に危機感を覚える。マスタベならブログでいいじゃないか。栗本両氏への純文学コンプレックス斬りとかところどころスッキリするところもあったけど、多大なるマスタベ感は否めない。知識と偏った愛憎を持った中二病は重い。友人知人ではなくテクストを通してだけの関係でよかった。悪くはないんだけどめんどくさい。
★2 - コメント(0) - 2011年8月30日

小川洋子論、澁澤他人形をめぐる物語達、文学に見る軽井沢、ミステリに於ける作者と読者の共同体の閉鎖性、高等遊民、ニート、引きこもり、無職の男女が主人公の文学、吉田健一の言うダンディズム、芥川選評で見る芥川賞といった月曜日から日曜日までの7つのテーマで構成された、少し毒も入った読書エッセイ。室生犀星は稲垣足穂に、「美少年は君、ホータイするものだよ」と聞かされて、降参したそうだが、ワタシもこの箇所を読んで、参りました!と頭を下げてしまった。
★5 - コメント(0) - 2011年4月2日

十把一絡げにレッテル貼りしてしまっていると著者本人が書かれる通り、本書の内容以上の考えは沢山あるのだと感じた。情報量はすごいが視野狭窄であると思ってしまう。
★1 - コメント(0) - 2011年1月3日

澁澤龍彦の提示した 男性主体による純粋客体としての少女=人形幻想。これを澁澤乙女たちは どう変換したのかという話が興味深かった。ひとつは 女性主体によつ客体としての人形=少年 で代表は長野まゆみ。 これはBLのほうにもつながる文化だろう。もうひとつは 女性主体自身の 少女=人形化 という幻想。小川洋子の自己標本化幻想や ロリータ少女の戦略。だいたい この2つの文化の間に少女文化はおそまるのかも。するとビジュアル系バンドのバンギャルという図は 人形が人形を見ている世界なのかも。
★3 - コメント(0) - 2010年11月16日

筆者の自己満足な一冊である感が否めない。野ばら信者的側面がありながら、『ロリータ=性の拒絶』という、古臭くて間違った表面だけの認識を易々と言い放つことに失望した。★☆☆☆☆
★2 - コメント(0) - 2010年9月12日

綿
「生活? そんなものはF1層に任せておけ」って吐き捨てるように言いたい…志は高く、心は狭く生きていてもいいんですね。少娘の選民思想。
★3 - コメント(0) - 2010年8月19日

興味深い。
- コメント(0) - 2010年4月13日

プロットよりも雰囲気・人物・セリフ、本に実益を求めない、守備範囲は狭く深く…そんな孤高の「文学少女」、私は極められないけど気持ちはわかる。作者も語るとおり、「私はこの一冊により成形されました」的な偏執は活字に溺れた少女なら陥りがちな事態だが、それが年を経て捨て切れなければ痛い病になるので要注意。少しスパイシーな語り口ですが、装丁からのイメージとは裏腹しっかりした考察と膨大な引用ありの文学エッセイ。本選びにも良いかもしれない。
★4 - コメント(0) - 2010年2月25日

好きになれない
- コメント(0) - 2009年12月28日

面白かった。私は文学少女にはなれないということが分かった。これから色々読みたい。文学少女って一種のステータスじゃないかしらと思うのは私がそうじゃないからだ。
★3 - コメント(0) - 2009年11月9日

すらすら読めた……から、きっとよく理解できていないのだろうけど、面白い文学論・作家論でした。広義で曖昧に論じるくらいなら、狭い視点でできるだけ正確に論じようとするような意気込みを感じた。ジャンル小説の考察が興味深い。
★1 - コメント(0) - 2009年10月29日

ライトな書名・装丁とは裏腹に意外と読ませる文芸エッセイ。千野氏のいう「文學少女」とは、斉藤美奈子氏の定義する「踊る読者」にニアミスする概念なのだろうが、この人の場合、斉藤氏と比べて視野狭窄な感が否めない。本の読み方に対する選民思想(例えば、p143「あなたが<ノンフィクションは実話だから面白い>などという愚民に属するとは考えられませんが」)が全体の価値を下げている。いみじくも氏自身が触れているように、早急な「中二病」治療を必要とする。俺も人のことはいえないけどね。
★6 - コメント(0) - 2009年9月23日

自分が如何にベストセラーなるものと無縁なのか、偏った象牙の塔に籠もっているのか再確認した。
★2 - コメント(0) - 2008年7月11日

基調にあるのは、本を筋だけで読むなんてバカじゃないだろうか。ということだと思う。果たして小説を読むという行為とは一体なんなのかということを考えさせてくれるまっとうな文学批評になっていると思います。
★1 - コメント(0) - --/--

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