ミーム・マシーンとしての私〈上〉

ミーム・マシーンとしての私〈上〉の感想・レビュー(46)

合目的になってないか。
- コメント(0) - 2月15日

ミームとは、模倣によって伝播される非遺伝子的な自己複製子(というより概念か)で、キャッチ―なポップソングのフレーズ、ファッション、しぐさや身振り、テクストなどがそうだ。上巻では、遺伝子との共進化、遺伝子による進化をアクセルレートするもの、そして言語の発達と脳との関係におけるミームの関与が示唆されている。ミームというのは、結局のところ、遺伝子が作り上げた脳が行っていることなので、それらがどのように文化的事象だけではなく、遺伝的にどのように関与しているのかの論考を下巻に期待する。
★18 - コメント(0) - 2016年3月4日

ドーキンスの発案したミームという概念を実際に突き詰めてみた著作。上巻では曖昧に使われがちなミーム概念を自己複製子としてきちんと定義し、その概念に提起される疑問に答えたうえで、それぞれが別個に利己的な自己複製子である遺伝子とミームが、それでもともに環境に寄与することによって相手への淘汰を生み、共進化するというアイデアが語られています。上巻ではこの共進化説で人類の脳容積と言語の進化の話を説明していますが、これはこういうのにありがちなただの興味深いお話でしかなく、もう少し現代の事象への応用が見たいところです。
★6 - コメント(0) - 2016年2月2日

情報の自己組織化、あるいは自己複製子としてのミーム、その自然淘汰とダーウィニズムというアイディアはとても面白いのだけれども、遺伝子のアナロジーは危険と著者自身が言っているにもかかわらず、どうしてもそこへ立ち返ってしまっている感はあるし、正直実体のない存在なので掴みにくい。脳の進化や遺伝子との共進化は流石に無謀すぎた感はあるけれど、文化的側面での理論は面白そうなのでとりあえず下巻に期待。
★2 - コメント(0) - 2015年10月25日

人間は生物的な遺伝子の乗り物であるだけでなく、文化的な自己複製子=ミームの操り人形でもあるという本。ミームとは要するに、頭に残るメロディだの、料理のレシピだの、模倣で拡散するいろいろな文化の単位のことで、ミーム自身が自己を普及させようとした結果が人間の精神やら意志、文化に見えるものなのだとか。人間の主体性ではなくミームを文化変化の主役にする逆転の発想の魅力だけでなく、ミームという概念から言語の進化や脳の発達を説明する仮説を編み出し、遺伝子とミームの共進化モデルを考案しているのも面白い
★16 - コメント(1) - 2014年11月20日

模倣することは人間だけの特権であり、他の動物にはできない(他の動物は社会的学習はできる)。ミームは模倣によって生まれた。ミームは情報の単位であり、遺伝子のように自己増殖を目指す。模倣が上手い個人は生存しやすく、模倣が上手い個人はより良いミームを獲得していくという、遺伝子とミームの共犯関係から、ミームは人間の間に広まった。ミームという概念を使えば、脳がなぜこれほど大きくなったかなどを上手く説明できる。みたいな話ですか?これは。まだよく理解できてない。
★1 - コメント(0) - 2013年1月26日

「利己的遺伝子」で登場した情報遺伝子ともいえるミームについて考察する書。ミームを定義するとともに遺伝子と対比し、その特性から不完全ながらも第二の自己複製子の可能性を検証。また人との相互関係性と共進化性を唱えながらもミームの独立性を強調して人の種の存続とは別と暗示。様々な研究を見てると科学者であっても人の歴史がまるでミームに支配されてきたような結論には抵抗も感じてるように見える。遺伝子であれミームであれ、そこに意志が無かったとしても何かが複製され続けていくというだけで意味を持ち始める可能性は興味深く感じる。
★3 - コメント(0) - 2012年12月15日

意識と自由意思の存在を心の底から信じておらず(この言い方自身も意識主義的だなぁ)、かつ有害であると断定する作者。自己とはよくできたミーム複合体にすぎない、それらを取り払った方が生産活動はよりクリエイティブになる。自己というミームのない人間はすべてを「自明に」選択する。ハーモニーのラスト連想した。
★3 - コメント(0) - 2012年10月9日

ミームは、広い意味で摸倣を介して伝わる文化の伝承の単位。たとえば、2012年春、日本のツイッターで「ホモォ…(AA略)」、「ズッ友」などのコピペがはやった(まだ進行形?)が、それらもミームであろう。著者によれば、学習によって同じ行動をするようになることなどは、「摸倣」とは違っているので厳密にはミームではない。ボールドウィン効果は面白いと思った。著者はドーキンスとデネット好きなようだ。私も好きだ。モホォ…┌(┌ ^o^)┐(下巻に続く)
★1 - コメント(0) - 2012年5月8日

ミームの概念について知る良書。……だけど、以前読んだ「ダーウィン文化論」で指摘されていたように、なんでもかんでも「これはミームです。これもミームです」と何でもミームの範疇に入れてしまう乱暴さは否めない。
★1 - コメント(0) - 2012年5月4日

「ミーム」仮説に基づいた言語の起源など、いくつかの興味深い記述が印象的。あくまでも仮説だけれども、このように想像(妄想)を膨らませて楽しむのが科学の醍醐味のひとつなのだろうな。この議論がどこに向かって進むのか。下巻に期待。
★3 - コメント(0) - 2011年4月8日

10数年前にR.ドーキンス『利己的な遺伝子』紀伊国屋書店(1991)を読んだとき、もう一つの自己複製子「ミーム」という話にゾクゾクした。ミームは、人の行う模倣によって広がる文化的情報単位であり、筆者は、人の脳の巨大さも言語能力の獲得もミームの活動の所産だと熱く主張するが。。。んー、ミームは自己を自分で複製してる気がしないなぁ。動的に活動している気がしない。やっぱり脳が主体で複製してるんじゃないのか?フロギストン説のような胡散臭さが漂うが、乗り掛かった船、否、ヴィークルなので、このまま下巻に進むことにする。
★5 - コメント(0) - 2010年11月18日

えっ……エスキモーの言葉には雪をさす語彙が50以上あるって、都市伝説だったの…………。
- コメント(0) - 2010年6月16日

分類の強力な手段としてミームを使いたい。伝染や伝播の観点から考えると、『ティッピングポイント』の方がわかりやすい。ミームで何が説明できるのか。どこまで説明できるのか。『生き物をめぐる4つの「なぜ」』は、4つの切り口から説明をしているけど、ミームの場合、起こったことに対する解釈しかできないのかな。ミームの概念を利用して、プロトタイプかシミュレートまで持って行きたい。
★2 - コメント(0) - 2010年1月20日

ドーキンス発の「ミーム」概念が、少々オカルティックな趣味も合わせ持つ科学者さんによって過剰に期待と妄想を塗りたくられた、なんというか当時の風潮が産んだ鬼子のような珍書。といってもいいよね今なら。
★5 - コメント(0) - 2000年10月9日

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