銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎

銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎はこんな本です

銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎はこんな本です

銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎の感想・レビュー(1904)

感想下巻
- コメント(0) - 3月22日

ニューギニア人の政治家ヤリの質問「あなたがた白人は、たくさんのものを発達させてニューギニアに持ち込んだが、私たちニューギニア人には自分たちのものといえるものがほとんどない。それはなぜだろうか?」を考察し、「銃・病原菌・鉄」は、ヨーロッパ人が他の大陸を征服できた直接の要因を凝縮して表現したもの、銃や鉄がヨーロッパで発明され、ヨーロッパ人が、家畜との長い親交から免疫を持つようになった病原菌を、とんでもない贈り物として、進出地域の先住民に渡した経緯など、ハンニバル将軍の飼っていたアフリカゾウは家畜ではない。
★19 - コメント(1) - 2月19日

現代世界がどのようにして生まれたかを、俯瞰的に人類史を分析することで解明していく一冊。「歴史は、異なる人びとによって異なる経路をたどったが、それは、人びとのおかれた環境の差異によるものであって、人びとの生物学的な差異によるものではない」ことを様々な根拠をもとに解説している。
★5 - コメント(0) - 2月17日

狩猟採集民と比較して、農耕民は多くの人口を養うことができ、数の上で狩猟採集民との戦いに有利。また、食料生産に従事しない人を養えるため政治機構や技術を発展させやすい。食料生産を開始する要因は、動物資源の減少、栽培可能な野生種の増加、刈り入れ・加工・貯蔵技術の向上、など。野生動物を家畜化するには6つの条件が必要。①餌の経済効率がよい②成長が早い③飼育下で繁殖できる④気性が荒くない⑤パニックになりにくい⑥序列性のある集団を形成する。東西に広がるユーラシア大陸は南北に広がる大陸と比較して農作物・家畜の伝播に有利
★3 - コメント(1) - 1月9日

1万3000年の人類史を通して、世界がなぜ今の状態になったのかが、少しずつ考察されていきます。パノラマで人類史を捉えることができ、新たな視点として非常に役立つものと感じました。
★4 - コメント(0) - 1月7日

1998年度ピューリッツァー賞を受賞した本の上巻。ニューギニア島に上陸したヨーロッパ人は様々な文明の利器をもたらしたが、ニューギニア人はなぜ産み出すことができなかったのか?という素朴な質問に答えるために、様々な文明の発展の経緯や原因について調査して語っている本。この本の内容をどの程度信じて良いのかは分からないが、世界の発展を銃・病原菌・鉄という関連するのかしないのか分からないようなものに結びつけていくのは面白い。知的好奇心が満たされる一冊でした。下巻に続く!
★7 - コメント(0) - 1月3日

「世界の地域格差を生み出したものは何か?」について様々な事例を通して検証した本。それは結論から言えば、人々の生物的な差異ではなく、置かれた環境による差異によって生じたとのこと。大陸が東西に広がっている(ユーラシア大陸)か、南北に広がっている(アフリカ大陸、アメリカ大陸)かによって、食料生産の伝播速度に大きな違いが出る(東西は速く、南北は遅い)という指摘は新鮮だった。ややくどい文章だが、下巻も楽しみ。
★12 - コメント(0) - 2016年12月2日

eve
壮大な問題提起から始まってくれて、とても興味を引き立てられた。また、各章でも始めに問題の復習と適度なまとめがあり、話の進路が掴みやすい。人類の歴史を大きく見ると、先天的な才能よりも環境の影響は大きく、いい環境に身を置くことは非常に重要だと実感させてくれた。また、人間も淘汰圧に晒されてきた生物だと実感でき、所詮我々現代人も淘汰により残った側なので、淘汰された方を肯定することは難しいんだと感じた。我々は何が遺せるのか。子供を残せばそれで良いのか?
★1 - コメント(0) - 2016年8月6日

遅まきながら読んでみた一冊。西洋の優越を環境決定論からとことん論じている内容だった。時間的にスケールの大きい話が続くので、おもしろい部分が大半なのだが、ホントかなと疑問に思ったり、そこまで単純化していいのかなと考えたりした部分もある。あとライオンバーガーがうまいというのは驚き。
★3 - コメント(0) - 2016年8月3日

★★★★☆ 発展している国とそうでない国を分けたのは何か?著者が語るインパクトの大きいパラメータは、銃・病原菌・鉄。一見、直観とは結びつきにくいこれらの要因が科学的エビデンスを基に語られる。
★8 - コメント(0) - 2016年7月17日

中々興味深い命題で人類史が好きな人は読むと面白いかも、しかし難しかった。
★249 - コメント(0) - 2016年6月30日

仕事が大変な時は、スケールの大きい、たとえば人類の歴史に思いを馳せるのが私なりのストレス発散法。上巻は表題の3つのうち病原菌しか出てこなくてびっくり。専らその前提となる大陸の植生や気候が狩猟採取民になるか農耕牧畜民になるかという運命をどう分けたのかが圧倒的な分量で語られています。ともすれば退屈な史実の羅列もどうしてなかなか文章に躍動感があって面白い。シマウマがなぜ家畜にならなかったのか、肥沃な三日月地帯がどう恵まれていたのか、次々疑問が解決されるのが楽しく、千年単位で綴られる人類の軌跡に圧倒されるばかり。
★60 - コメント(0) - 2016年6月9日

何故この地球上に豊かな国と貧しい国が生まれたのか。考古学的観点から考察する。本のタイトルにもなった銃と鉄についてはあまり上巻では触れられていない。病原菌についてページ自体はさかれているけれど、まだ途中と言った所である。満足できる記述ではない。「ならば詐欺ではないか。」と言われたら「その通りだ。」と正直に答える羽目になる。まあしかし、読み物としては中々興味深いのは本当だ。狩猟民族と農耕民族に枝分かれした経緯や、その過程で如何にして野菜や果実は野生種から栽培種に変化していったのか知らなかった。次巻も読む予定。
★10 - コメント(0) - 2016年5月26日

今更ながら読了。人類がなぜ、歴史を経て異なる地域で異なる発展を遂げたかを分かりやすく論じ、上巻では農業生産の発達で話が終わる(下巻は技術の話)。新大陸やオセアニアの人口を壊滅状態にした病原菌に対してヨーロッパ人が免疫力を持っていたのは、大型動物の家畜化に伴って耐性が発達したからという話には感心したが、そこに至る長い年月の間にいったいどれだけの死者が出たのか考えると、空恐ろしい(天然痘の病人が使っていた毛皮をわざとアメリカ先住民に渡した白人の話もひどい。。。)。あと、倉骨さんの翻訳は素晴らしいと思った。
★6 - コメント(0) - 2016年5月18日

下巻では文字、技術の発達、どのように集団として大きくなり、国家が形成されるか、そして現在の国の位置づけが生まれたかが書かれている。文字の役割は記録が文章として残ることで人から人へとより効率的に伝えることができるようになったことだった。技術は適切な時期に生まれることで、採用され、発展し、現在社会の国家形成に大きな役割を果たした。文字や技術は取捨選択され、より効率的なものが選ばれる反面、民族の強弱により採用されたものも存在する。集団の中にも新しいもの(外界からの情報)を好まない人々も存在する。
★11 - コメント(2) - 2016年4月11日

16世紀アメリカ大陸最大の王国インカ帝国の壊滅に成功したピサロ率いるスペイン軍の謎を、鉄製の武器・銃・病原菌への耐性を理由に挙げ、文明の変遷に不可欠なこの三つを軸に文明の本質を探る。野生種から食材や家畜へと移り変わった生物の流れなども詳しく叙述されている。
★16 - コメント(0) - 2016年1月27日

つまるところ,環境?
★4 - コメント(0) - 2016年1月25日

ky
人間世界はなぜ不均衡になったのか.ヨーロッパ人が南北アメリカの古代文明をことごとく滅ぼしたのはなぜか.南北アメリカ人がヨーロッパを支配しなかったのはなぜか.様々ななぜに迫る.ポリネシアの島々は平和,好戦と島によって分かれる.世界で農耕牧畜を開始した時期に差があるのは,人間の能力差によるものではなく,栽培や家畜化に適した植物動物の有無,つまり自然環境に依存する.東西方向には伝播しやすく南北は時間が掛かる=ユーラシア大陸とアフリカ・南北アメリカの差.ヨーロッパ人の病気は南北アメリカ人をほぼ壊滅した.
★30 - コメント(0) - 2016年1月4日

言い回しをかえて繰り返す事が多く、文字数の割には内容が深くなかった。
★2 - コメント(0) - 2015年12月23日

Phaさんオススメの書。なぜ大陸間において技術の発展の速度に差が出たのか(なぜヨーロッパ系の国がオーストラリア大陸を征服しその逆ではなかったか)を考察している。この本のキモはその直接な要因(農耕・牧畜などの食料生産技術が後の技術発展の引き金)の考察に留まらず、技術の差が出たのは人種や遺伝的なものではなく地理的要因であるという主張であろう。筆者の幅広い知識で展開される議論はとても面白い。文中、ネアンデルタール人とホモサピエンスの交雑はほとんどなかったとあるが最近は結構混じってたんじゃね、とかいう説も。
★9 - コメント(0) - 2015年12月14日

R
人類の歴史は戦いの歴史である。敵は人間の場合もあるが,自然現象であったり,病原菌であったりする。なぜシマウマは家畜にならなかったのか,の章はおもしろかった。家畜や農作物に適した動植物を見つけ出し,人間に利するように何千年もかけて改良していく,そんな戦いもある。
★8 - コメント(0) - 2015年11月17日

「戦史は、偉大な将軍を褒めたたえているが、過去の戦争で勝利したのは、かならずしももっとも優れた将軍や武器を持った側ではなかった。過去の戦争において勝利できたのは、たちの悪い病原菌に対して免疫を持っていて、免疫の無い相手側にその病気をうつすことができた側である。」
★9 - コメント(0) - 2015年11月1日

MA
大陸が東西に伸びているか南北に伸びているか、そんな根本的な環境の差から文化の発達に差が出るとは目から鱗だった。 難しい言葉は使わず丁寧に解説されていたので、とても分かりやすかった。
★16 - コメント(0) - 2015年10月9日

時間はかかったが凄く興味深い本でした。食料生産の伝播は東西方向がなぜ速かったのか?食物の突然変異種の選択等々 勉強になりますm(__)m
★27 - コメント(2) - 2015年9月15日

世界の地域間格差が生じた理由を、1万3000年の人類史から解き明かす。各章で出された結論に対する「そもそも何で…?」という疑問が次につながるところが読みやすかった。ヨーロッパ人が他の大陸を征服できたカギとなるのが「銃・病原菌・鉄」。その根本に食料生産における優位性があり、それを決定付けたのが大陸が東西に長いか、南北に長いかのちがいである。難しいことを言っているわけではないから、何となく持っている1つ1つの知識がつながっていくのがおもしろい。
★11 - コメント(0) - 2015年9月10日

文章がくどいけどその分わかりやすかった。第2部はちょっと飽きて失速した。第3部からは期待が持てる。そして下巻へ。病原菌おそろしいっ。
★8 - コメント(0) - 2015年8月11日

人類史における大陸間の発展の差異が主要なテーマ。生物学、考古学、文化人類学など多様に取り入れ、格差の正体を解き明かす。面白いテーマであることは間違いないが、ちと長い。プロローグで間に合ってしまいそう。下巻へ。ピュリッツァー賞、コスモス国際賞受賞作。
★31 - コメント(0) - 2015年8月9日

再読。やはり構成が素晴らしい。はじめの問題提起→大平洋諸島の文明衝突→新旧大陸の文明衝突と規模をひろげて、次に一つの真因からみちびかれる因果関係をドーンと提示して、以降、各論の検討に入っていく。一点注意すべきは、おそらくこの説は、まず著者がフィールドワークで得た直感から、「文明の高い低いは民族の能力の高い低いが原因ではない」というセントラルドグマを得て、そこから演繹的に求めたものだろうということ。いつの時代も宗教的?信念から導かれた説は抗いがたい魅力が出るということ。
★15 - コメント(0) - 2015年7月18日

人間がここまでの文明を築けるようになって良かった。こんなふうになるのと、未開の暮らしかたのままなのと、違いを作ったのはきっとほんの少しの些細なことなんじゃないだろうか。
★7 - コメント(0) - 2015年6月27日

なぜユーラシアはアフリカ・アメリカ・オーストラリアを征服するような発展をしたのか、という話。直接的な理由が『銃・病原菌・鉄』だとしたら、その三つは果たしてどこからやってきたのか、という風に、どんどん下って考えていく。なるほど面白いが、下巻で同じ分量、何を語るのだろうかと非常に気がかりだ。読もう。
★13 - コメント(0) - 2015年6月13日

病原菌の話は面白かった。
★6 - コメント(0) - 2015年6月2日

上巻雑学的要素つよし。よくいえば娯楽的読み物として楽しめるが、悪くいえば羅列的。自分は後者と感じた。マクニール『疾病の世界史』("People and Plague")に比べて思考の抽象度・精錬度で劣るか。ただ、ピサロの所は流石に読ませるしムラっ気のある書き手っぽいので下巻期待。
★10 - コメント(0) - 2015年5月8日

大陸の形を意識させられるのは初めてだ。読むのに時間がかかる。
★8 - コメント(0) - 2015年3月7日

作物、家畜、道具…過去、世界の勢力図はなにが要因になって変わっていったのか。丁寧〜に紐解いていく本書。内容はひたすら真面目なので、ひたすら読み続けると飽きる。数ヶ月くらいかけてやっと上巻読了。面白いのは面白いんだが。
★8 - コメント(0) - 2015年3月5日

文明の発達について、世界各地の地形、気候、動物・植物相など様々な観点から詳細に検証している。征服の歴史の中で武器の発達や軍人の存在も重要であるが、病原菌への免疫が大きな役割を果たしたことは初めて知った。野生の動物の家畜化・植物の栽培化の歴史やその伝播のスピードが大陸の東西南北への広がりによって大きな差がでることなど非常に興味深い内容となっており、大変勉強になった。
★11 - コメント(0) - 2015年2月8日

人類の繁栄や農耕、牧畜、病気など様々な格差がなぜ開いたのか地理や生物学を踏まえて検証していったもの。前知識でアバウトになんとなくこうだろうと思っていたものが、意外な点から展開されてなかなか面白かった。現代の主要な主食、畜産が数種類で賄われている状況に若干不安も感じつつ下巻も読み進めたい。
★19 - コメント(0) - 2015年2月8日

農耕や牧畜を始めたかどうかは、どこの大陸に住んでいたかという環境要因が大きく、かつ農耕生活に入ったかどうかがその後の民族の運命を決めてしまっているという気の遠くなるような長いスパンでの歴史に驚きつつ、わくわくして読み進めています。
★13 - コメント(0) - 2015年1月6日

^_^
- コメント(0) - 2014年12月31日

前々から気になっていた本。ヨーロッパ人が、数で勝る先住民に勝利できたのは、優れた武器や進歩した技術より、家畜との付き合いのなかで育まれた病原菌を死の贈り物として、進出地域にばら撒いたからである。 上巻を読後、蹂躙された先住民たちに同情すると共に、悪魔が日本列島にほとんど到達しなかったことに感謝した。
★22 - コメント(0) - 2014年12月30日

2014.12.29(09/25)(つづき)ジャレドダイアモンド著。 12/29 (P035) (プロローグ、つづき) 民族により異なる歴史、その根拠を生物学的差異に求め、人種差別的説明を信じ続けるかもしれない、詳細な、かつ、説得力のある納得できる説明を手にするまでは・・・。 本書の執筆の最大の理由である。 ◎さまざまな学問成果を援用する。 人々は、その置かれた環境の差異により異なる経路をたどる歴史をもつ事になる。
★65 - コメント(1) - 2014年12月29日

銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎の 評価:52 感想・レビュー:535
ログイン新規登録(無料)