文庫 銃・病原菌・鉄 (下) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)

文庫 銃・病原菌・鉄 (下) 1万3000年にわたる人類史の謎はこんな本です

文庫 銃・病原菌・鉄 (下) 1万3000年にわたる人類史の謎の感想・レビュー(1855)

人類の長い歴史が大陸ごとに異なるのは、それぞれの大陸ごとに環境が異なっていたから。 東西方向に伸びる大陸では作物や家畜が伝搬しやすかった。など。 この本で学ぶことが多いが、今はすんなり理解するのが難しかった。また改めてゆっくり読んでみたい。
★3 - コメント(0) - 3月20日

良い技術を取り入れることができるかどうかが社会間の競争では重要なのだと思った。そして、それには社会をとりまく環境の要素が非常に大きな部分を占めるということも。
★2 - コメント(0) - 3月19日

主要な論旨は上巻を読んだだけで理解できる。下巻は(上巻と比較すれば)ミクロな視点で論理を補強している。まだ充分壮大な話だが。主張の本質は狩猟→農耕のスイッチが民族の運命を決めた、その要因は人種の優劣ではなく、住んでいた環境が主である、ということ。やっぱりタイトル勝ちだわこの本。銃も鉄もそんな深く触れられてないし。『食糧生産の発展と人類史』なんて論文みたいなタイトルだったらここまで売れない。編集がいい仕事してる。
★4 - コメント(1) - 3月18日

抜群に面白かった!食料確保は大事やね。実体の模倣とアイデアの模倣。主権の放棄は、制服または外圧によってのみ。歴史は、民族によって異なる経路をたどったが、それは居住環境の差異によるものであって、民族間の生物学的な差異によるものではない。
★12 - コメント(0) - 3月16日

Gyo
なぜ欧米諸国は東南アジアや南北アメリカを征服できたか。なぜその逆はありえなかったのか。という疑問から歴史地理学の視点で考察している。 ①ユーラシア大陸は東西に長く、そのため同緯度間の気候変化が少ない。対してアメリカ大陸は南北に長く、緯度の差による気候の差が激しいため、人口の流入が少なかった。②また、家畜化した動物の多さが、同時に病原菌による免疫(抗体)を作った。そして動物の家畜化は農業生産や開墾の能率を上げるにつながった。家畜化できる動物には条件がある(ストレスに強い、凶暴でない等)ことも興味深かった。
★4 - コメント(0) - 3月15日

人類の現状を作ったのが、いち早く農耕社会に移行したかどうか、さらには大陸が横長か縦長かが重大な影響を持っていたという説が面白かった。説明されれば、なるほど~と思うけど、なかなかそういう発想にはいたらないものだ。
★8 - コメント(0) - 3月4日

【後日感想追加】(2017.02年読了)
★2 - コメント(0) - 2月28日

再三再四「集団の人口規模・食品生産能力の重要性」を語られた本だったように思える。部族から国家の違いなどに関しては初めて学ぶことが多く、かなり勉強になりました。食品生産能力による余暇時間創造、それによる政府の誕生、交易、専門家、集団的知性の誕生など、それぞれの関わり合いを復習する事ができてよかった。アンナ・カレーニナの法則なども含め、いい勉強になった。
★5 - コメント(0) - 2月19日

積ん読消化。食料生産の開始や地理的環境要因と、論旨は上巻で述べてしまっており、退屈に感じる部分もあるかもしれない。知らなかった視点は、現在の水準で「原始的」とされるニューギニア高地人は、取り残されたわけではなく、「高度」(食料生産、同程度の免疫力の保持など)であった為に、低地のようにオーストロネシア人に取り込まれなかったという点などがあった。アフリカについても、これまで何となく思い描いていた観念を刷新する手助けになるかもしれないので、下巻も読み通す価値あり。
- コメント(0) - 2月17日

肥沃三日月地帯から食料生産が始まりスタートは一番早かったものの、自然に恵まれず、自ら木を切り倒したため風化を進めヨーロッパなどと大きな差が付くようになった。
★6 - コメント(0) - 2月10日

要するに環境条件(自然環境、社会環境の両方)に対する適応として文明の特徴が決定され、先史時代の適応が現代文明の諸問題に対して多大な影響を及ぼしている、という議論だと理解。進化生態学と文化人類学の混合した領域から進められる議論はスリリング。 とても面白い内容ではあったけれど、エピローグの章にもあったようにより詳細で定量的な説明が必要だと思われる部分も少なくなかったと思うし、個人的に興味を持っている話もむしろそちらの方だった。例えば新しい技術を受け入れられる社会と保守的な社会の違いの話とか。
★6 - コメント(0) - 2月5日

ユーラシア大陸がアメリカ、アフリカ大陸に比べ文明の発展に有利であった点などは納得できる。環境要因が文明の発展に大きく影響したことを解説している。
- コメント(0) - 2月4日

『バーナード嬢曰く』をきっかけに。タイトルにやや偽りあり。銃、病原菌、鉄はあくまでも象徴であり、それらよりもむしろ食料生産の在り方や家畜の有無、気候、社会が複雑になっていく過程などで多くは説明されている。鉄の歴史はもっとしっかり読みたかった。 あと、説明がパターン化しているので下巻になると大体次の展開が読めてくる。正直、分量は2/3くらいにできるのではと思ってしまった。
★11 - コメント(0) - 1月10日

各大陸の地域での発展の差は、銃や鉄に代表される文明の利器にもよるがそれ以上に生活様式による免疫の発達や首長制に例えられる社会制度の影響が大きいのだなと感じた。翻って考えると中国の強靭な理由がわかる。
★1 - コメント(0) - 1月8日

正月休みの課題図書として。病原菌というものが各大陸に与えたインパクトは想像以上でした。著者の日本語表記についての理解は残念。中国についても考察が少ないのも残念。しかし彼が与えた今後の研究への課題は重要。脳みそへ活力を与える一冊。
★12 - コメント(0) - 1月6日

読むのが遅すぎたかなあ、という感じ。内容は他の本が孫引きしている元ネタという感じで、ほぼ聞いたことがある内容だった。ただ、ここの所、文明化する要因みたいなものを期せずして読んでいる自分がいたので、気が済んだ感がある。今じゃないタイミングで読んでいたら面白かったのかも。10年ぐらい前に読んだ市定全集に書かれてあったことと似ていて、もしそのとき読んでいたら、テンションあがったかもしれません。。。
★44 - コメント(1) - 2016年12月29日

上下と2日で読んだ。 他の本と比べて長かったが内容はとても面白かった。
★2 - コメント(0) - 2016年12月26日

ヤリの素朴な問いかけから始まったこの壮大な考察を読み、文字の大切さを感じます。読み返さないと忘れてしまうこともあるけども、折を見て再読したい。人類史上最古の文字は紀元前3000年頃のメソポタミア地方のシュメール人による楔形文字らしい。歴史に多大な影響を与えた人物、ヒトラー、アレキサンダー大王、アウグストウス、釈迦、キリスト、レーニン、マルティン・ルター、インカ帝国パチャクティ、ムハンマド(モハメッド)、征服王ウイリアム、ズール王シャカなど。沢山勉強したい。
★12 - コメント(0) - 2016年12月17日

上巻と同じボリューム感のある下巻。エピローグに、これまでのまとめが載っていて、これが冒頭の「問い」の答えになっている。個人的には、この巻の序盤に載っている、文字技術の開発過程が面白いと思った。
★6 - コメント(0) - 2016年11月26日

「あなたがた白人は、たくさんのものを発達させてニューギニアに持ち込んだが、私たちニューギニア人には自分たちのものといえるものがほとんどない。それはなぜだろうか?」の答えがエピローグに集約されています。答えをふまえると、ユーラシア大陸とアフリカ大陸は人類学・地政学の観点で本質的に違うんですね。
★4 - コメント(0) - 2016年11月26日

上巻の方が入り込んで読めたなあ。
★2 - コメント(0) - 2016年11月13日

世界はなぜ今のように在るのかという文明発展の歴史を環境的な観点から分析している。結局のところ人種の優劣ではなく、環境の差異が現在の世界を形成するに至ったという結論を導いている。その中で大きな鍵となったのがタイトルにあるような銃・病原菌・鉄であった。人類の歴史を環境や生物というアプローチで紐解いているのが非常に面白かった。
★7 - コメント(0) - 2016年11月10日

様々な話題に手をつけているが,結論は変わらない.大陸の形が技術革新の遅速を決定づけたことだ./題名にある銃,病原菌,鉄はあくまで小道具に過ぎない.人間は自然の中に有るのだから.
★20 - コメント(0) - 2016年11月5日

東西に広がりひとの移動と植生に大きな断絶がなかったユーラシア大陸と、南北に長く延びたアメリカ大陸の比較が度々引用されて、地形的・気候的な断絶等の環境要因が如何に人類の発展に大きく影響を及ぼすかが繰り返し述べられる。また、古くから東西南北に広く交通が行き届き、穀物生産も家畜も文字も持っていた中国は世界の覇者となる素質を十分に持ち合わせていたが、早くして統一が進んだが故に数ある発明を継続的に発展させ普及させることが出来ず、自ら世界征服を断念してしまったというのは、逆説的であるが面白い。
★7 - コメント(0) - 2016年10月30日

上巻のトピックス的な話を統合していき、大きな動きを考察していくような展開。「旧世界と新世界の遭遇」や「アフリカはいかにして黒人の世界になったか」など、とても面白い話題だった。著者は、歴史にも必然が存在するといい、科学的な歴史を志向しているよう。いつの日か、歴史の「~だったら」がシミュレーションできる日が来るかもしれない。
★36 - コメント(0) - 2016年10月30日

「世界の富や権力は、なぜ現在あるような形で分配されてしまったのか?なぜほかの形で分配されなかったのか?例えば、南北アメリカ大陸の先住民、アフリカ大陸の人々、そしてオーストラリア大陸のアボリジニが、ヨーロッパ系やアジア系の人々を殺戮したり、征服したり、絶滅させるようなことが、なぜ起こらなかったのだろうか?」 著者がこの疑問に対して説明を試みる本で、最初かなり面白くて読み進めたのだが、だんだんと対象地域が広くなったり、何となく話の流れが似たような感じになって、後半はかなり個人的には読むのがきつくなった感じ。
★6 - コメント(0) - 2016年10月15日

内容の是非はともかく、思考のプロセスが勉強になる。大学で読むべき推薦本というのも納得。一般教養として大学1年で読みたかった。病原菌はともかく、銃と鉄はどこ行った?
★6 - コメント(0) - 2016年10月15日

歴史から学ぶというが、初めて歴史から学び、歴史から仕事に通じる着想を得れたと感じた本であった。受験のような、退屈暗記の世界史ではない。 この本の本質は、旧世界と新世界の遭遇とという項目に集約されていると感じる。つまり、何故インディアンをヨーロッパ人が征服できたのかにある。究極要因は食料生産方式(狩猟と農耕)、更に究極要因は南北に伸びる大陸と東西に伸びる大陸。インディアン、アボリジニの運命は悲惨である。スポーツのような、ミクロの勝ち負けではなく、民族存亡に関わるマクロの勝ち負けには、学ぶべき示唆が多い。
★10 - コメント(0) - 2016年10月10日

◎ 人類の壮大な謎に迫る。評論に分類されるのかもしれないけど、比較的読みやすい。栽培可能な植物、家畜可能な野性動物、言語の発達などとても興味深い。
★8 - コメント(0) - 2016年9月29日

やっとよみおわった。上は、世界的な視点でなぜ文化に偏りが出るのか考察されていたが 下巻は人類が誕生したアフリカをベースに考察の検証をしている印象をうけた。 上巻で説得力があっただけに下巻中盤はだれた気がするが、後半に行くにつれまた偶然が重なった地理的要因が文化の形成に重要だと納得させられた。
★2 - コメント(0) - 2016年9月22日

全章読み終えた。日本の感じのところは納得し難いが、アフリカの歴史など知らないことも多いので勉強になりました。
★8 - コメント(0) - 2016年9月17日

なんとか読み終わった…長かった…。
★1 - コメント(0) - 2016年9月11日

人類の進歩の歴史を左右したのは、人種でも天才や政治家といった個人でもなく、栽培化可能な植物の自生と家畜化可能な動物の生息する地域だったか否かという地理的な環境に尽きる、というテーゼが、下巻ではオーストラリア/ニューギニア、太平洋諸島、アフリカ大陸といった各地域に適用され見事な分析が展開される。考古学はもとより言語学の成果も駆使して分析する手さばきは鮮やかだ。人文歴史学の手法でなく、歴史科学(著者は天文学・地質学・気候学・生態学・進化生物学を総称してこう呼ぶ)の手法により、人類史に新たな光を与えてくれた。
★58 - コメント(3) - 2016年8月31日

人々の能力は関係がなく大陸によって環境が異なっていたために大陸によって生活や発展の差ができたことがわかった
★4 - コメント(0) - 2016年8月26日

上巻に比べると俄然読書スピードが上がりました。文字の発明からファイストスの円盤など、スマホ片手に単語をググったり、Google地図で地域を眺めたり、いやいや世界というのはこういう姿をしていたのかと思いました。ただ、なにかとニューギニア人は決して劣った種族ではないという言い訳がましい力説が随所に出てくるので、はいはい、ちゃんとわかってるから次行こうよ次みたいな。下手すると本書を締めくくる証明は、以上のことによりニューギニア人=ヨーロッパ人である。と言いたいだけなのかもしれない。
★2 - コメント(0) - 2016年8月13日

+7 GUNS, GERMS, AND STEEL The Fates of Human Societies by Jared Diamond 1997
- コメント(0) - 2016年8月6日

「銃・病原菌・鉄」というよりは「地形・気候・農耕牧畜」と言うべきか。下巻まで漸く読み終えましたが長かった…!2/3くらいで人類の進歩に影響を与える因子を徹底的に分析し、残り1/3でその公式を応用して各大陸の文化レベルの差異と民族間の支配-被支配の関係の変遷を怒涛のように紐解く構成。著者の熱量に終始圧倒されます。最終的に歴史を知るとはとは何なのか、社会的にどんな意義があるのかまで話が広がり、私自身も大学で学んだことや仕事で修得したことが人類の未来にどう役立つのか、つい思いを馳せて遠い目になりました。
★42 - コメント(0) - 2016年7月31日

oz
上下巻読了。人類の歴史をこれだけ大きなスケールで読んだのは初めて。何故ユーラシア大陸ばかりで文明が発達し、南北アメリカ大陸、アフリカ大陸が遅れをとったのか。実に分かりやすかった。くだけた言い方をすると、ちょっと自分が賢くなった気になれる本。とにかく世界地図をじっくり眺めたい。
- コメント(0) - 2016年7月30日

ここ何世紀で、世界の地域によってどうして差がついたのかは、大きな疑問だった。自分などは、地球外からの技術の供与があったのではとか思っていたのだが、本作はそんなことを論理的に考察している。全章とも非常に興味深い。ただ我が国が漢字を使っていることの考え方に関しては全く同意できない。
★4 - コメント(0) - 2016年7月26日

文庫 銃・病原菌・鉄 (下) 1万3000年にわたる人類史の謎の 評価:64 感想・レビュー:561
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