街場の憂国論 (犀の教室)

街場の憂国論 (犀の教室)
356ページ
413登録

街場の憂国論はこんな本です

街場の憂国論の感想・レビュー(259)

国民国家の解体という側面から日本が抱える危機について書いたエッセイ集です。 安易なグローバル戦略、普天間基地問題、教育格差など、日本が抱えている不条理の背後には、必ずしも日本を第一に考えない指導者たちの姿があるという指摘日本を納得させられました。
★1 - コメント(0) - 1月12日

エッセイ集。ほかの本でも書いてたと思うけど、「全員が善良で有能でなければ機能しないシステムはシステムとして失敗している」って話が好き。
- コメント(0) - 2016年9月25日

電車の中で読了。グローバリズム企業を信じるな。貨幣経済はこれから縮小傾向に入り、物々交換など面と面の交流を主体とした経済へ移行するだろう。今、日本は潮の境目にいるのである。…。頭の体操になる…。
★3 - コメント(0) - 2016年3月21日

まさに憂国です。知識を頭に詰め込むだけじゃなくて、もっともっと考える力を育てなければいけない。
- コメント(0) - 2016年3月12日

hk
本書は内田氏による新聞への寄稿文やブログ連載などを再編集したものだ。トピックは国民国家からグローバリズムそして教育の有り様まで多岐に渡る。往々にしてブログ記事の書籍化というものは見るに堪えないものだが、氏の場合には理路と筋目がしっかりと通っており妥協の後は見られない。その理由が前書きにて次のようなニュアンスで語られている。「誰もが書くような論説を綴っていると、他人が補強してくれるという甘えが生まれ筆が粗くなる。だから敢えて誰も書かないようなことを書き、自分の推敲力を高めているんだ」 立派な心がけである。 
★7 - コメント(10) - 2016年2月20日

今の日本の現状を憂うべき一冊。新聞紙上でときどき見かける著者の鋭い舌鋒がてんこ盛り。ものの見方をぐいっと変えてくれる、骨抜きにされた日本人必読の書。
★1 - コメント(0) - 2016年2月20日

様々な時事ネタや社会論、教育論に内田先生独特の深い思索があっておもしろかったです。見えるもの、見えないものの中からこんなにも深い見方が出来るのかと目から鱗がボロボロと落ちる気持ち。もっと内田先生の著作を読んでみたいと思います
★2 - コメント(0) - 2016年2月6日

モノを欲しがる時代の後自分のステイタスを表現するブランド品ブーム過ぎの、イイ物が安く手に入り欲しいものが無くなった。1日3食以上食えないし1着以上服も着ない。個々に家電は行き渡った結果、貨幣で「交換したいモノ」が無くなり「金で金を買う時代」に行き着いた・・・うーーんよくわかる。同時に金で未来の不安を補っているのでしょう。何となく思っている危惧している最近の世の中の流れを的確に「言葉・文章」にしている勉強になった一冊だった。「賢い消費者であれ」と教えられた結果が最低努力で入手できるステイタスか。
★9 - コメント(1) - 2016年1月7日

確かに教育現場に市場原理を持ち込んだのは間違いなのかもしれない。最低の代価(教育的努力)で商品(教育商品)を得るためのゲーム…。う〜ん…恐ろしい。競争原理があるからこそ人は努力をし、向上すると教わった僕には逆立ちしないと理解できない(逆立ちしたら理解できた)。市場原理や競争原理は分かりやすく飲み込みやすいので、ある種万人に受け入れられやすいテーゼだったのかなぁ。
★14 - コメント(0) - 2015年12月4日

図書館本。タイトルからして、読んでいて明るい気持ちにはなれない?タイプの本ですが、今の世相を表すのに、これ以上の表現はないかもしれない。自分の思いを正確にかつ誰にでも解りやすく伝えようとしようとすると、その言葉がもつ重みは幾分かは考えさせられるものとなり、自分自身の考え方とすり合わせる時間もいるので、その分、読了には時間が掛るタイプの本かもしれません。ここに書かれている事を通して自分の抱えてる問題を、社会で起こっている問題と合わせて考える事によって、今までと違った角度から考える事が出来そうな気がしました。
★10 - コメント(0) - 2015年10月30日

また気になって借りてきて読んだけど、前に読んだ本だった。でも今回は頭に入った。全部おもしろかったけど、TPPはだめで自由貿易より完全雇用を目指すべきとか。教育とは生徒が教師を自分が知らないことを知っていると思っていることで、知識や技能が欠けても十分に教師として成り立つという逆説。そもそもスティーブ・ジョブズもマーク・ザッカーバーグもグローバル人材じゃない、やりたくないことは絶対にやらない「反抗的なガキ」だとか。どれも目から鱗すぎた。こんなことを書く人は内田樹しかいない。
★1 - コメント(0) - 2015年7月22日

特定秘密保護法案の必要性は高いと思います。危険性は内田氏同様にありますが、国民の権利を奪いかねない危険を冒すことで守られる国民の命が守られたり、救うことができたりすることがあるからです。拉致被害に有効だと思います。贈与経済はバタイユの本も読みましたがとても良い資本主義を補完する良いアイデアだと思いますが、また近くの人と共同体を作り直す努力は必要でしょう。廃県置藩は、日本がまとまらなくなる可能性があるので、私は賛成できません。
★4 - コメント(0) - 2015年7月8日

国家、政治に関する文章のまとめ。 基本的に憂いてる。 贈与経済についてどこまで発展できるか気になる。やはり教育論は洗練されてる。
- コメント(0) - 2015年4月5日

MrO
あまりにまっとうなことばかり書いてあるので、とても暗くなる。憂国論なんだから、あたりまえか。きっと、サイズや程度の違いこそあれ、日本中の組織や職場の中で、同じようなことが起きているのにちがいない。新聞の寄稿やブログからの抜粋から構成されているので、一つ一つは短いが、これまで多くの街場シリーズで書かれてきたことが、うまくまとめられている。はやいこと、内田先生が老後の生活を満喫できる国にしなければいけないところだろうが、まだまだ憂国は続きそうである。
★4 - コメント(0) - 2015年3月28日

ブログからの抜粋で編集されていますが,いつもながらとても深い考察や コメントの宝庫です.個人的にはメディアの「デタッチメント」と「コミットメント」の部分や「人間は自己利益のためにはあまり真剣にならない.これは多くの人が見落としている重大な真実です」の部分,「穏やかな笑みをたたえて,袖擦り合う周りの人々との互恵的関係をたいせつにしている人の方が,はるかに真剣に危機の到来に備えていると私は思っている」の結びが好きです.付箋を貼って何度も読みたくなる.
★3 - コメント(0) - 2015年2月22日

日本に対する警鐘。 結局は人のつながりが一番あてになる。 強いものが勝つ、という世界じゃ何も残らない。 グローバル化にとらわれない教育のあり方が大切。 手間を惜しまない生き方をしようと思った。
- コメント(0) - 2015年2月4日

退官した内田樹氏の政治色の強い発言をまとめた作品。戦後日本の米国との関係、グローバル企業の社会における位置、そして日本の社会、若者に対する強い憂いを感じる。とくに現代企業はだれのためのものか、そしてマスコミの視点がゆがんでいるかをきづかされる。
★3 - コメント(0) - 2014年11月9日

昨年末の「特定秘密保護法」の成立を民主制の危機と受け止めた論者の現状分析の本。内田さんと彼の原稿依頼に応えた論客9名(内田樹、小田嶋隆、想田和弘、高橋源一郎、中島岳志、中野晃一、平川克美、孫崎亨、鷲田清一)が、それぞれの角度から安倍政権が進めようとしてしている政治の実像に切り込み、なんとんく重い空気、いやな感じ雰囲気の正体に迫られている。一見明瞭なようで意味不明なことを感情的に話すリーダーにどこか気味悪さを感じているが、論客達から言葉を得て少し気持ちが晴れる。思考停止や感情論に陥ることなく議論を続けよう。
★15 - コメント(0) - 2014年10月9日

グローバリスト、国民経済、教育、外交、メディアなど、どの話も目から鱗だった。「大学統廃合がもたらすもの」に出てくる、将来の世代まで使い捨てにしようとする考え方にぞっとした。
★3 - コメント(0) - 2014年10月3日

おそろしい事が書いてあるので、しばらく封印しよう。そして時代が過ぎさった後もういちど開いて、ゲラゲラ笑おう。
★6 - コメント(0) - 2014年9月6日

これまで消費税を引き上げる一方で法人税減税が行われてきたが、その結果は。大企業の内部留保が膨らみ、株式の配当金と役員報酬のみが増え、労働者の賃金は据え置きどころか切り下げられてきた。「企業業績が良くなれば従業員の給料も増える」という理屈で騙してきたが、全くの嘘だ。騙されてはいけないとこの本を読んで思った。
★5 - コメント(0) - 2014年9月5日

「待ったなし」「コスパ」「採算」「スピード感」「白が黒か」「決断」etc。これらの言葉を政治や教育を語る言葉として、当然に受け入れてきた気がします。けれども、ビジネスマインドでは立ち行かない問題がたくさんあること、かえって本質を見誤り、問題を広げてしまうという警鐘にその通りだと腑に落ちました。「複雑な問題には、複雑な解決法しかない。」金言です。勢いのある言葉にマユツバし、本当の意味で考えるとはどういうことか。複雑性のゆらぎに耐え、情理を尽くして語るとはどういうことか。再読して理解を深めたいです。
★6 - コメント(0) - 2014年8月18日

ビジネスの原理で政治を動かし、法案や政策を策定するような国に未来はないですね。富める者をより肥やすことで、票田を稼ぐ。 望みがあるとすれば、大衆層各人の善意。譲り合い、分かち合う精神でしょう。いろいろ考えさせられる本でした。
★10 - コメント(0) - 2014年8月18日

前掲に続いての内田先生。難しい問題ばかりです。グローバリゼーション、国旗国歌、領土問題、国防と外交、原発、教育・・・。これらの難問に内田先生はソリューションを提示してくれません。何より、センセイ曰く、簡単なソリューションを示して人の気を引こうとする人は怪しいのです。先生は解決方法ではなく、これらの問題にどういう風に向き合うべきなのか、のヒントをくれます。内田先生のような思考や行動原理がどうしてもっと大きな流れにならないのだろうと思うと残念です。
★15 - コメント(1) - 2014年8月17日

東日本大震災後のグローバル論と原発論。今の安倍政権を予測したような内容もあり、なかなか刺激的
★1 - コメント(0) - 2014年8月13日

アンサングヒーローかぁ。人知れず小さな善を積んでいく人なら、たくさんいるはず。でなければ、僕は怒りと寂しさで、とても憂国なんて言ってられなくなるかもしれない。「ありがとう」を胸の奥で囁けること。そのことが、彼ら彼女らの行いを、諦めさせないでいる。
★6 - コメント(0) - 2014年8月7日

内田氏の筆は私にとって心地よい。成程と納得してしまいます。いっぽう、今の日本人の多くが(私も例外ではありません)、権力を持っているものに立ち向かったり、異を唱えることをしなくなり、ただひたすら眼前の利益・金を稼ぐことだけを優先し、様々な問題や欠陥を後の世代に先送りしている。こんな無責任があって良いものかと反省もさせられました。何のために生きるのかを考えさせてくれる哲学の本でもありました。引き続き、氏の作品を読み続けようと思います。
★9 - コメント(0) - 2014年7月31日

さまざまな問題を認識することができて、読みながらいろいろと考えさせられる本だったな。
★1 - コメント(0) - 2014年7月13日

日本の未来を憂いているなら、読むべき一冊。
- コメント(0) - 2014年7月1日

分かりやすいことば、定型的ではない考え方、鋭い指摘、とても沢山の刺激を受けた。論理展開が素晴らしく、自分自身も聡明になったような錯覚に陥ってしまった。
★1 - コメント(0) - 2014年6月24日

なんか、読み終わった瞬間から、納得させられて、賢くなったような気がして・・・・。でも、あたかも、最初から自分もそんな風に考えていたように話すのだけは、やめようと思った。
★10 - コメント(0) - 2014年6月22日

内田樹の本はどれもそうだが、当たり前のことしか書いてない。もっとも、当たり前だが、あまり言われてないことだが。今回はこんな感じだ。「グローバル化って、地域の結びつきとか助け合いとかをぶっ壊すでしょ?」「お金を使うより、知り合いに頼んだ方が便利な経済体系がある」「自称リアリストな癖に、アメリカや中国の腹の内も読めない政治家って...」「メディアによる国民の踊らせ型、間違ってません?」「教育って、特別なスキルよりも、信じる力が大事なんだよ」
★6 - コメント(0) - 2014年6月15日

安定の内田節。「脱グローバル宣言」の章が心に残る。
★3 - コメント(0) - 2014年6月9日

今までなんの疑問も持たずに自己利益を求めていた自分が恥ずかしくなる。 しかし、遅まきながらも公共的な利益を優先させることの必要性を知ることができて本当に良かった。 平和ボケ真っ只中で、特にこれといった思想を持てずにいる自分にとって、この本を読むことができてなにより良かったと思えた。
★5 - コメント(0) - 2014年5月15日

やばいよやばいよーと危機感は感じつつも希望の光の存在は確実に見えているような本でした。
★5 - コメント(0) - 2014年5月11日

時々内田先生の本を読みたくなります。政治や教育におけるビジネスマインデッドの危険性は、他著でも度々ふれていますが、考えさせられます。
★2 - コメント(0) - 2014年5月10日

面白い、と言っては失礼なのかもしれませんが、自分がちょっと賢くなった気にさせられた一冊でした。特に最終章の「次世代にパスを送る」はわかりやすく滋味に富んだ内容でした。
★16 - コメント(2) - 2014年5月5日

今までの物に比べて、ちょっと政治的なお話が中心。橋下市長批判の「国内労働者の絶対的窮乏化」路線分析、TPPの本質えぐる「グローバリストを信じるな」、本当の地方分権としての奇策「廃県置藩」。挿入されるラカン、レヴィナス、マルクス、フッサールなどをひいた引用がまたカッコいいのだ。
★8 - コメント(0) - 2014年5月1日

街場の憂国論の 評価:70 感想・レビュー:87
ログイン新規登録(無料)