いまだ下山せず! (宝島SUGOI文庫)

いまだ下山せず! (宝島SUGOI文庫)
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失踪者
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いまだ下山せず!の感想・レビュー(81)

行方不明の3人を追跡する岳友会の懸命な捜索は6ヶ月。七十三名の捜索メンバー。この本を読んで困難な捜索活動の様子をつぶさに知ることができた。決して山で遭難してはならぬと肝に命じた。
★30 - コメント(3) - 2月17日

遭難者捜索記録である。山ヤ必読書。北アルプスで他ルートから来た登山者の証言という点と、事実か否か彼らなのか否か時系列的に線として結んでいく。まさしくミステリー。著者に感情移入してしまい涙ぐむのと同時に考えながら一気に読んだ。冬は沢に降りてはいけないこと、仲間の道具(ブランドと色)を把握すること、行方不明者は雪が完全に融ける前に絶対に見つけること、遭難するとお金はかかるのは当然で他人に迷惑かけすぎること、以上4つが勉強になった。
★12 - コメント(0) - 2月12日

sui
1986年末、槍ヶ岳を目指し縦走に出たのらくろ学友会の三人が遭難した実際の事件。のらくろの創立メンバーでもある著者が、三人が下山しないとの連絡を受けてから三人を発見するまでを緻密に記したもの。遭難者の家族、勤務先、地元の人達。そして山の仲間たちの熱い思い。それに感動すると共に、様々な情報を整理し、冷静さを失わず捜索の計画を立てた著者の分析力にも驚かされる。経験豊富なはずの山男が、雪崩の巣である危険な沢を下りたのは何故か。家族は、仲間達はその出ないままの答えを一生胸の中で問い続けるのだろう。面白かった!
★28 - コメント(0) - 1月28日

いや〜これはヤバい。生々しく綴られる雪山遭難のドキュメント。どこで遭難したのか、何故沢を下りたのか。当事者の気持ち、捜索者の気持ちと行動力。自然への畏怖を感じながら、人間味のある悲喜こもごもで、ページをめくる手が止まらなかった。
- コメント(0) - 2016年12月29日

冬季の北アルプスにて遭難し、99.9%生きてはいない登山仲間の探索に関するドキュメンタリー。仲間を助けるために登山者が集結し、救出方法をめぐり大激論を繰り広げる。救出方法の検討時は「なぜ人は登山するのか」という問いかけ見え隠れしている。遭難した3名の遺体は発見されたが、彼らは雪崩の危険がある一ノ沢を下っていた。真の原因は分からないが、神の目で見る立場と実際に命の危険を抱えて遭難する立場は異なるので、勝手な感想は書けない。
★4 - コメント(0) - 2016年8月21日

冬の北アルプスで行方不明になった仲間の足取りを行方を躯を探して、丹念に情報を集めていく様が綴られています。遭難したら沢に下りないのが鉄則なのに、なぜ下りて行ったのか?雪崩の巣になぜ歩みを進めたのか?無知だからではない、そうせざるを得なかったのだ。荒れ狂う雪山のなんと厳しいことか、振り回される人間のなんと無力なことか。でも最期まで懸命に生きる道を探し続けた軌跡を辿っていきます。纏まっていない箇所が見受けられますが、何もかも書いておこうという気概が窺がえる作品でした。
★17 - コメント(0) - 2016年4月14日

日本の山での死者6065名、行方不明者318名(1989年末現在、記録があるものの計)。
★19 - コメント(0) - 2016年4月7日

遭難した仲間を探し続けるドキュメンタリー。関係者の感情の推移は、体験した者たちでなければ語れない真実味がある。そして、綿密な調査を元に、膨大な情報を取捨選択する処理能力も凄い。情報収集のための行動力も、よくできるな。というくらいの執念を感じた。それを、日常生活を送りながらやっていくのだから。遭難した3人がどれだけ仲間に愛されていたかが垣間見える。誰も遭難したくて山に入る訳ではない。いつもきっと生きようと最大の努力をしているんだろう。と山を知らない私は思った。
★2 - コメント(0) - 2016年1月12日

当事者の一人である筆者の情念が滲み出るノンフィクション。冬山が死と隣り合わせの場所と覚悟していても、現実に舞い込む遭難の知らせは、消息を絶った男たちを美化し、遺された者たちを掻き乱す。「山男、山女って、どしがたい動物だと思う。山の経験だけがモノを言う世界。“冬山も知らないで、デッカイ口きくな”という視線を痛いほど感じているわ。キャリアのある人の前では沈黙し屈服するという、一皮むけば世の中にあるのと同じオキマリ集団よ!一人ひとり、それぞれの山を求めて集まったはずなのに」遺された幼き息子のその後が気になる…。
★7 - コメント(0) - 2015年12月12日

30年ほど前、厳冬期の北アルプスで起きた遭難顛末を綴った一冊。冬山遭難での救助・捜索活動、山仲間や無事を信じ待つ家族達の活動や心情など実際の様子がまさに迫真の感じで伝わる。遭難者の一人が勤務する本田技研が捜索のために行った破格の対応が最も印象深い。物心とも余裕のあったよき時代の日本企業を象徴する逸話かな、と隔世の感。自分は夏山だけれど、常念に登るときいつも思い出される一冊。自然は厳しく、人間は意外なほど弱いものなので自然の中に遊ぶときは本当に気をつけたい。
★15 - コメント(0) - 2015年8月21日

今年燕から常念まで歩こうと思ってたら、絶妙なタイミングでこの本に出合いました。夏山登山ではメジャールートでも、冬の表情は一変するのですね。遭難前の明るい表情から、突然悲劇に見舞われて変わり果てた姿になって発見される。探す人の目線から書かれてるので、他人事ではない胸の痛みを感じます。
★3 - コメント(0) - 2015年8月10日

gon
グイグイとページを手繰って読了。迫力のある山の描写、遭難者のいきいきとした人物描写が素晴らしい。
★2 - コメント(0) - 2015年7月26日

準備が万全であっても天候などの状況によっては遭難してしまう。雪山捜索の大変さがわかる。
★2 - コメント(0) - 2015年2月23日

奇しくも3人が落命した日が、読書した本日だった。合掌。 冬の北アルプス、、、軟弱ハイカーの私には無理だなあ。 ノンフィクションなのでこういう言い方は良くないかもですが、登山遭難探偵モノとして読み応えあり。特に登山する人にはオススメ! あゝ雪山遭難事故。今年も多いんだろうな。 あと、意外と最終章の雪崩講座が面白かった‼︎ 日本の雪はかまどの中。雪は均一ではなく層をなし、時間軸に沿って地層と同じくその時の環境を顕す。
★5 - コメント(0) - 2015年1月1日

遭難捜索ドキュメント。描写が丁寧。☆3。
★1 - コメント(0) - 2014年8月25日

1986年12月28日大天井岳から槍ヶ岳を目指した『のらくろ岳友会』の3人のパーティー、1月5日いまだ下山せず捜索開始。警察捜索以外にもヘリ2機、24人が捜索、発見されず11日捜索打ち切り。北アルプス南部で接点可能性の167パーテイ情報収集、槍への道の接点16パーティーの証言絞込み。捜索入山①4月28日総動員38名、常念岳に絞り②5月16日③5月22日④5月29日⑤6月22日⑥6月20日⑦6月27日~30日に雪渓の下に3人の遺体発見。73名の捜索メンバーが山を再発見し山への召還をしたは作者あとがき。
★8 - コメント(3) - 2013年11月3日

25年以上前の本でありながら、今日的熱い感覚で読み切った。山岳仲間3人の男が正月の冬山で行方不明になった。厳しい気候条件のもとで、生還は初期段階で考えられず、遺体の発見に大勢の人々の力が積み重ねられて行く。 夏山であれば、簡単とは言わずとも私も歩いたコース。しかし、冬山の牙の剥き方は理解を越える。諸人の心にある小さな粒が転がって流れとなり、熱いたぎりの奔流となってついに3人が見つかる。思わず、ぐぐっと来るものがあった。 最後の方で山岳遭難と実態が表になっているが、きわめて興味深かった。
★15 - コメント(5) - 2013年10月28日

圧倒的な迫力で冬山を描いた本。何よりも失った仲間を「生きていた姿のままに見つけ出したい」という遺された者たちの想いが強く強く伝わってきた。私は若い時に4シーズンだけ冬山に入ったけれども、一点の曇りもなく朝陽を受ける雪面の神々しさは、今でも「もう一度行きたい」と思ってしまう。「新田隆三の雪崩学には悲愴感もおごりもない。雪崩と共存共栄する道を限りなく学ぶ楽しさに満ちている」との言葉に、自然を恐れなくなった近年の人間たちへの警鐘を感じた。もっと謙虚に生きなければと思う。
★4 - コメント(2) - 2013年9月22日

冬の沢下りの恐ろしさ。 もしかして雪崩?と気づいたときは、もう遅いんだな。
★1 - コメント(0) - 2013年6月3日

色々と考えてしまう話でした。今まで読んできた山岳小説は主人公が最後に遭難してしまう迄の話がメインでしたが、今回は遭難後の残された仲間や家族の話のドキュメント。自分は山には登らないけど趣味でバイクに乗っています。バイクは危険です。自分の趣味(いや欲望かな)で命を落とした側の人達は後悔はしないと思うけど残された人たちは・・・。安全第一ですね。
★4 - コメント(0) - 2012年11月29日

槍ヶ岳から下山してこない山岳会の3人の仲間を捜索するドキュメント。著者の冷静とも言える観察眼と懸命な捜索活動が、臨場感に溢れ、まるで自分もその捜索に関わっているかのようでした。怖いけれど、それでも山は素晴らしいと言ってしまいます。山での事故が1つでも減りますように…
★5 - コメント(0) - 2012年5月5日

最初買ったときは、助かる話かと思った。 自分は、山が行かないだろうな。行きたくないな。 改めて問いたい。なんで山行くの?
★1 - コメント(0) - 2011年9月23日

老人のノスタルジーだが、自分はすでに体力・年齢的にもう二度と冬期の北ア・南ア山域には入山できないと思う。内容は「表銀座」を縦走して槍ヶ岳を目指したが、悪天候のため下山中に行方不明になった山仲間の足跡を捜索側から淡々と推理するレクイエム的ノンフィクション。冬山山行をする者はリスク(滑落死・雪崩・疲労凍死)を自ら負うべきと考える。日常生活の中では身近ではない「結果(死)」の現実感や危機感なしにこの「過美な山岳小説とは違った表現」は理解できないと感じる。
★14 - コメント(2) - 2011年1月19日

この本を読んで初めて遭難者の捜索の実情がわかった。同時期の登山者への聞き取りなどはあまり警察はしてくれないのですね。遭難した人の人柄や勤務先の特殊さもあるのだろうけど、どんどん捜索の為に登山友達が集まってくるのがスゴイ。
★4 - コメント(0) - 2010年9月18日

(6)
- コメント(0) - 2010年8月20日

F
1987年正月、槍ヶ岳登頂を目指し行方不明になった「のらくろ岳友会」の三人の行方を追った岳友たちの悲喜劇を綴ったノンフィクション。ルートが重なるパーティーからの断片的な証言をもとに、それらを丹念に繋ぎ合わせ、最終的に三人が眠る地を明らかにしたその推理は圧巻。発見に至るまでの六ヶ月間の、捜索メンバーの友情と葛藤、遭難者家族の苦悩などを絶妙の距離感で描き出している。だが、本書が真に素晴らしいのは、仲間を失ってなお損なわれることのない峰々への憧憬を描いていることだ。実に凄烈な自然賛歌となっている。
★8 - コメント(0) - 2010年3月31日

捜索に懸ける山の会の人達の執念にただただ脱帽。その献身が報いて本当によかった。
★8 - コメント(0) - 2010年2月5日

ドキュメントということで、遭難とは、当人はもちろんだが、周りの人にも多大な影響を与えるものかと考えさせられた。「遭難すると家を売るはめになる、云々...」と聞いていたが、あながち大袈裟な話ではないのだと思った。そういった意味では、登山家とは、エゴの強い人種なのかな、と感じたりもした。3人が絶望と知っても、パズルを解くといった言動が出てきて、ちょっと理解できない人種なんだなとも思った。すべて私感ですが、私的にはどうも理解できそうにありません。最後のほう、なぜ沢を下ったのかという謎を追究しなかった部分、残念で
★3 - コメント(0) - 2010年1月21日

若干情緒的な文章も目立つが、遭難の記録として一級品だと思う。不謹慎だと思いつつも捜索活動中にヤマにいることの喜びを感じてしまう山男・山女のサガなど、ミゴトに描けている。
★6 - コメント(0) - 2009年12月21日

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