人工知能のための哲学塾

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人工知能のための哲学塾の感想・レビュー(38)

ゲームAI開発者による哲学塾。知能を持ったAIを開発するために、知能、意識等々について原理的に考える方法を哲学に求める。デカルトから現象学が中心となる。「造るため」の方法論を哲学に求めるという視点と読み方は、厳密性の部分では(哲学プロパー的には)おそらく欠けるところもあると思うが、方法論として実に面白い。「使う」哲学というかんがえかたは、哲学のもともとの「用途」としては正しいと思う。
★1 - コメント(0) - 3月10日

人工知能とは何かを考える上で「知能とは何か」という哲学からアプローチしています。本書で語られている内容は人工知能の根本的なところであると思います。人工知能についてよく知らない人にもおすすめできます。
★1 - コメント(0) - 2月20日

着眼点がすごい。おもしろい。「哲学を題材に人口知能を論じた本」とも「人口知能を題材に哲学を論じた本」ともいえる。本書において人口知能は「サイエンス、エンジニアリング、哲学が交錯する分野」と位置づけられる。筆者のバックグラウンドもユニーク。三宅氏は哲学者ではなく、ゲームエンジニアなのだ。自身の作るキャラクターに「知能」を持たせるべく、一連の研究にのめり込んでいったらしい。これらを出発点に本書では、旧来の人口知能研究を更新すべく、フッサールの現象学やデリダの記号論、メルロ=ポンティの身体論などが紹介される。
- コメント(0) - 1月9日

ゲームキャラのAIクリエイターによる哲学本、という異色の一冊。 ゲーム世界の中でキャラクターはどう知能を獲得でき、あるいはすればよいのか? それは、現実世界で人間の知能はどうなっており、世界をどう認識しているのか、という哲学的命題と深く通底している。 哲学は「正しさ」で殴り合うスポーツなので、 哲学畑の人ならそれぞれの哲学の紹介部分に気になる部分も多いだろうが、 自分の中の正確性お化けを鎮めて読み進めれば、 そこには思想を実装するエンジニアリングからの様々な学びやヒントが溢れている。
★1 - コメント(0) - 1月4日

講演と討論をまとめたもの。第一夜・フッサール、第二夜・ユクスキュル、第三夜・デカルト、第四夜・デリダ、第五夜・メルロ=ポンティを取り上げて、人工知能を構築した場合の関係を考察。各哲学者等の思想は分かりやすかったが、それが人工知能にどう反映されるかは今一つピンとこなかった。機会があればまた考えてみよう。
- コメント(0) - 2016年12月18日

AI研究というのは人間を研究する事と同じで、哲学や現象学、認知科学を総動員して意識とは何なのかをコンピューターを利用して再構築する事だと言える。哲学の入門書としても読みやすく、他の哲学書も読んでみたいと思いました。
- コメント(0) - 2016年11月22日

非常に面白い内容。ゲームクリエイターの著者がゲーム内での人工知能を考える上で、知能を哲学の面から分析していく内容。
- コメント(0) - 2016年11月15日

ただ、苦言を1つだけ。哲学の世界で「超越的」と「超越論的」とは違う。意味的に「超越論的主観性」と思われるところが2箇所、「超越的主観性」になっていた。もし増刷されたのなら、是非ともご修正願いたい。
★1 - コメント(0) - 2016年11月8日

zzz
イマ流行りのニューラルネットが哲学の知見を得ることで『意識』とか実現できるのかなと期待を持って読んでみたけど、最終章でRNNに触れているだけで、モデルの話がメインだった。現象学の話はとても面白かったけど、それの正当性を裏付けるものって何なんだろうな~と疑問に感じた。あと、やっぱりゲーム用の人工知能だから、オブジェクト指向とか、そういう実装の一つの在り方なのかな、と感じた。今までにない切り口で面白かった。
- コメント(0) - 2016年10月31日

人工知能をつくる基礎としての哲学なので、哲学については現象学を中心に現代思想を拾い読み、といった感が否めないが、実際にモノをつくるための思想であるから、話もいくらか具体的で思想をいきいきと語っていると感じた。 哲学に興味を持ち始めた中高生が入門書として読めばより新鮮で面白いだろうなとうらやましく思う。
- コメント(0) - 2016年10月27日

ゲームの人工知能を製作している著者が、さらなる人間に近い人工知能を作るために必要になるであろう哲学をかいつまんで教授する1冊。全体的に丁寧な感じで分かりやすく感じた。単に様々な要素に還元していくだけでは知能は分からず、環境や身体とのインタラクションも考えていかなければならない、と。人間に近い汎用の人工知能を目指しているので、結果的に人間の知能とはどんなものかという事を掘り下げていく事になるのは人工知能の本ではよくある事で面白い。
★1 - コメント(0) - 2016年10月27日

知らない人は、人工知能に哲学?と思うかもしれない。だが、筆者は、人工知能は科学と工学と哲学の境界にある、つまり、3つが重なった領域にあるものだと言う。俎上に上がっているのはデカルト、フッサール、デリダ、メルロ・ポンティ。それぞれが、人工知能がどのように外界を認識し、己の世界をつくりあげていくのかに関わっている。その関わり合いの部分について、比較的やさしく哲学者の考えを紹介してくれる。フッサールやメルロ・ポンティに興味はあるがいまいちわからないという人にも、興味深いガイドブックになっている。
- コメント(0) - 2016年10月26日

人工知能研究者による意欲的な哲学論考。セミナーの講義録でもあるので内容は平易でわかりやすい。理系の視点から心脳問題や身体性、アフォーダンスを読み解くことで、還元論と一線を画した、知能の構成論的アプローチに取り組む。フッサールに始まり、メルロ=ポンティで終わるという絶妙な構成。デカルト、記号論、デリダにも言及し、知能の理解を一段深く掘り下げようとする。若干つまみ食い感は否めないものの、実践的構成論としての哲学としては秀逸。
★1 - コメント(0) - 2016年9月27日

izw
著者はゲームのキャラクターの人工知能を作っている。最初は意外だったが、考えてみると仮想世界で動き回るキャラクターは現実世界の中のロボットと同じ課題があるはずだし、当面周囲の世界の状況を感覚を通して認識する過程をある程度省略できるので、純粋に人工知能の構築に注力できるはずだ。フッサールの現象学を基礎として、デリダ、メルロ・ポンティなど様々な分野の考え方を取り入れて、キャラクターに意識を持たせるための理論を考察している。昨年から6回ワークショップを開催したそうだが、興味深い活動で、今後の発展を期待する。
★12 - コメント(0) - 2016年9月24日

パイオニア的な作品。後続の足場。もちろん全体的な議論は精緻化の余地が多いにあるが、数度読むに値する論。
★2 - コメント(0) - 2016年9月24日

何度か読みたい1冊. 「この用語最初に出てきたのどこだっけ?」ってなることが多かったため,索引があると嬉しかった.
★1 - コメント(1) - 2016年9月14日

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