月の上のガラスの町 (シリーズ本のチカラ)
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月の上のガラスの町はこんな本です
月の上のガラスの町の感想・レビュー(55)
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「わたしは、わたし自身のなかにあって、わたし自身が気づいていない、女とはこういうものだ、というかんがえによって、おまえをつくりあげたんだ。愛をつかんで死ぬならそれでよい、という、ばかげたかんがえ、それがわたしのなかにあったんだ。いま、おまえをいきかえらせても、わたしのなかにある、さまざまの、わたしの気づいていない、かたよったかんがえが、やはりおまえをふしあわせにするだろう」
夜の闇に浮かぶ地球見草。その花の間に見え隠れする青い星。SFとは、地球でないどこかから地球を見つめることだと云ったのは誰だったか。それを思い出すたび、あまいような哀しいような気持ちになるのはどうしてか。
こどもの頃、自分が大人になったら、いわゆる近未来の姿というものになっていて、月旅行も夢じゃない。アトムの世界はすぐそこ。なんて思ってた人はわたしだけじゃないはず。残念ながらこの本はつい最近ひねた大人になってから出会ったものだが、足日さんマジックで読みながらこどもに戻れた。楽しいだけの話もあればシュールな話もあり、泣いてしまうものもある。ラストなんて、いまを象徴するような戦争のお話。最近思うのだけど、政治家は児童文学を読むべきだ。こどもの気持ちがわからない政治家にいい政治ができるとは思えない。
今までに読んでいた古田足日さんの作品とは、全く違う雰囲気の作品でした。『おしいれのぼうけん』『大きい1年生と小さな2年生』など、子供目線で描かれた楽しい作品の印象だったので、こんなに切なくて寂しいお話を書かれていたとは意外でした。そして、そうした作品を生み出してきた人に、17,8歳の女性向けの作品を依頼してきた依頼主にも驚きだし、感謝いっぱいです。こんなに素敵な本を作ってくれてありがとう。『アンドロイド・アキコ』は、特にお気に入りの作品になりました。
読メさんの感想で読みたくなった本。まず題名に惹かれた。内容はなつかしい未来が描かれている。表紙もその雰囲気に合っている。今から50年も前に描かれているらしく、当時の社会現象であるラブ&ピースや受験戦争をモチーフにした作品もある。「アンドロイド・アキコ」と「月の花売りむすめ」が特によかった。
40年前に書かれたとは、思えないほど今読んでも面白い。ソノシートとか、ちょっと懐かしい単語も出てくるが。月の上に作られたガラスのドーム都市でのお話。恋の話もあって、若い17,8歳の女性向けに書いたというのも納得する。今より、少し昔のSFメルヘン童話といった雰囲気。挿絵も、あっている。「アンドロイド・アキコ」「十二さいではいれる大学」など゚‥‥ロマンチックで、せつない短篇集。
遠い未来、人類は月で暮らすようになった。月で暮らす人々やロボット達の物語6話で構成されている。月では地球との引力の違いで植物の巨大化、子どもの遊びの違いなど、そんなことあるかも!!出来ちゃうかも!!と思うことがあったりと、月へのロマンを感じたりもした。個人的には少し切ないけど「アンドロイド・アキコ」と「十二さいではいれる大学」が割と好き。
月の上のガラスの町に住んでみたい。西からのぼる太陽を見てみたい。背丈より高い地球見草の香をかいでみたい。何より、そこに住む子供たちと友達になりたい。月と地球の住人が手を取り合って生く未来を見たい。
〈追悼〉「大きい1年生と小さな2年生」は童話以外で、初めて読んだ本。「月の~」は、月の巨大なガラスドームの町での日常が生き生きと描かれている。子供達の多彩な遊びは羨ましい限りで、”アンドロイド・アキコ”の悲しいロマンス、教育ママの後悔、恋愛販売会社の社員の恋、戦争で引き裂かれる地球人と月人の恋人達、と 大人をも夢中にするSF本。北見葉湖さんの絵が素敵で、宇宙っぽい洋服や山椒魚もどきのハンドバックが可愛らしい。頬緩んじゃう。
(読んだのはこの版じゃなくて、古ーい「現代童話館」の方ですが、この新版のカバーイラストもまた違っていい感じなので、こちらでも登録してみます。)
古田足日といえば、『宿題引き受け株式会社』が子どもの頃大好きだったのですが、今回この『月の上の〜』を読み返してみると、短い一編一編の物語の密度の高さに驚かされました。子供時代の読書体験の追想と
新たな発見の感触を楽しませてもらいました。(それにしても、子どもの頃1日2日かけて一生懸命読んでた本が、1時間かからないで読み終わってしまうと、擦れた大人を実感する。)
小学生の時に読んだタイトルも覚えていないSF児童文学がこの本に入っている「アンドロイド・アキコ」だと教えてもらい、読んでみた。娘を亡くした父親が作った娘そっくりのアンドロイドの頭脳には、父親が意識していなかった理想の女らしさの元が組み込まれていてそれが思わぬ悲劇を招くという深い内容は小学生には手に余る問題だとみえて、内容を大きく間違えて記憶していたことが判明。恥ずかしかった。他のお話も叙情とレトロな未来の雰囲気が混ざって良いものでした。
ロボットカミイ・おしいれのぼうけん・ダンプえんちょうやっつけた・宿題ひきうけ株式会社・・数々の物語すべて息子二人も私自身も大好きだった。図書館でこの本をみつけ、喜んで手に取ったが…ちょっと今までの古田さんの印象とは違っていた。あとがきには、18歳くらいの女性向けだったとのことなのでそうなのか・・とは思ったが、やはり私は元気いっぱいの古田作品が好き。
月の上にできたガラスのドームの街。ひまわりを飛び越える月の少女と地球の少年。あくまと契約する憂鬱な会社員。愛を求める月見草の好きなアンドロイド。受験戦争と少年。花売りと営業マン。愛を貫く妖精。不思議でどこか物悲しい物語。ロボット三原則が適用されてる。
十五夜読書にて。児童書です。人類が月で暮らすようになる未来・・・誰しも子供の頃に夢見たのではないでしょうか。そんな月での暮らしを描いた6話。北見さんのイラストを眺めているだけで、幾つもの物語を夢想してしまう。わくわくさせてくれる素敵なイラストです。児童書ではあるものの、元々17~18歳の女性向けの童話として書かれていたとのことで、大人でも充分楽しめます。家族・親子・恋人など様々な関係性を描いているけれど、特に良かったのは「十二さいではいれる大学」です。「アンドロイド・アキコ」も好きです。
児童書にしては恋愛の話が多いし、フェミニズムに気をつかった話もあるし、不思議だなあと思っていたら、もともとは17、18歳の女性向けに書かれたものだそうで、なるほど。このカバー画、今のSFに出てくる未来都市ではなく、真鍋博さんの時代の未来ですね。お話のほうもソノシートなんかが出てきて超レトロなので、それに合わせたのかな。
最近注目の北見葉胡さんの挿画に惹かれ手に取った。今から遠い未来、月の上にガラスでできた巨大ドームに暮らす人々を描いた、どこか懐かしい香りのSFファンタジー6話。それぞれの登場人物やエピソードはリンクせず、設定だけが共通の連作短編集。北見さんの個性的でレトロチックなイラストがどんぴしゃ。使われるSF用語や話し言葉が妙に古めかしいと思ったら、著者あとがきで四十年前の作品と知り驚いた。(続)
児童書といっても、40年以上も前の17~18才女性向け童話がもとになってるのもあり、大人でも楽しめる(大人のほうが理解しやすいかも)月面世界でのSF物語。社会、恋愛、家族とSFらしい考えさせられるテーマ。「アンドロイドアキコ」や「12さいではいれる大学」は、親のほうがハッとする内容。
遠い未来の月の上のガラスの町が舞台の物語。「アンドロイド・アキコ」がせつなすぎる! 北見葉胡さんの絵に惹かれて読んだけど、挿絵もカラーだとよかったな。
娘の誕生日にプレゼントした本。遠い未来、人は月に住めるだろうか。幸せそうとは言えない。私は、なんとなく寂しくなる話ばかりだった。あとがきの「いまも未来も」に、少し救われる。元気のある時に、また読もうと思う。
表紙を見てなんだかきになっていた本。北見葉胡さんの絵ですね。世界は変わっていくものの、人間は根本的なとこ相変わらずで、そんなとこについ呆れたり笑ったりしてしまうお話です。
児童書のSF短編集です。人の心の中の感情、特に「愛する」という気持ちをテーマにしたものが多いので、子どもにとって、興味を持てる内容なのかな?…というところが正直な感想。「12さいで入れる大学」は子どもたちに共感できる内容だと思いますが。
積読中のみんな最新5件(1)
07/04:ちろる☆一般向
月の上のガラスの町の
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感想・レビュー:27件





































