働かないアリに意義がある (メディアファクトリー新書)

働かないアリに意義がある (メディアファクトリー新書)
あらすじ・内容
働き者で知られるアリ。しかし彼らの7割は実は働いておらず、1割は一生働かない。この割合が巣を守るのだ。社会性昆虫の最新知見から学び取りたい、集団と個の快適な関係。

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働かないアリに意義があるはこんな本です

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働かないアリに意義があるの感想・レビュー(1374)

蟻や蜂などの生き物の生態を人間の生態と比べた本。 蟻は個々に事象に対する反応のレベルに違いがあって、すぐエサを取りに行く蟻もいれば、なかなか取りに行かない蟻もいる。でもその蟻も怠けている訳ではないし、前者の蟻が疲れてしまった時などにちゃんとカバーできる存在として重要ってわけ。人間もそうなんだと思う。やらなければならない状態になったら動けるはず。ただ、やらなければならない状態にならないように保護してしまう人も多い。他には、”無駄”がなくなったときに人間は終わるのかもしれないという考えに到れたのは発見だった。
★6 - コメント(0) - 3月25日

様々な種類のアリの生態からヒトの集団や個、進化について洞察した本。働かないアリはいざというときに動いたり、のんびり生きるからこそ進化という観点で考えるとその種を永く繁栄させるために必要らしい。アリの生態も全て理論で証明されていないし、これをヒトに置き換えて考えられないところもある。結局は、生きていく上で何かしらの形で群れをなさないと生きていけない生物が多く、変に頑張らなくても良いのだ、と伝えたかったのか?
★9 - コメント(0) - 3月18日

長期的に見た場合、働かないアリがいた方が組織は持続する。人間社会にすべて適合するとは思わないけど、生物界の構造は考えさせてくれる。書き方も面白く引き込まれた。
★2 - コメント(0) - 3月17日

o_o
アリなどの真社会性生物の生態について、人間の社会に例えたり、対比させながら述べられている本。最初にアリの7割は働いていないという研究結果および研究結果を導くまでの努力(1日7~8時間の観察を2か月以上継続、点滴を打ちながら観察した人もいる)に衝撃を受けました。そして生物である以上疲労は避けられないことから、予備の労働力として働かないアリが必要であり、働かないアリがいたほうが、一斉に働く場合よりもコロニーが長く存続するという研究結果に驚きを覚えました。人間社会の労働について考えたくなる内容だと思いました。
★7 - コメント(0) - 3月2日

★★★☆☆ 出だしは軽い感じで素人向けかなと思ったが、結構奥が深い生物と社会の話でした。もう少し周辺知識をつけて再度読みたい。
★5 - コメント(0) - 2月28日

進化論系の人、特に進化心理学民は性格が悪いという偏見を持っているのだが(偏見)、本書は進化生物学民の本とは思えないほどに誠実な筆致だったので、心がいやされた。例えば、本書は結構社会についても語る。でもヒト社会について語ってしまうとせっかくの寓話世が破壊されてしまうと思うんだが、「ま、人間社会についても考えてみれば?」という含みを持たせた態度のいやらしさを思い出せば、筆者はかなり誠実な選択肢を選んでいるんだよな……と思ったり。
★4 - コメント(0) - 2月23日

集団の中には、強い者も弱い者も必要。
★3 - コメント(0) - 2月16日

社会を維持していくための昆虫の遺伝子にプログラムされている方法を学んだ。反応閾値の違い=個性があることによってコロニーがうまく回る。
★5 - コメント(0) - 2月11日

A.G
面白かった。働かない蟻は働きたくないのではなく、働けないのだ。全員が働き者の場合、次第に疲労がたまり、最終的に過労死(!)などで働ける者がいなくなり、そのコロニーは崩壊してしまう。それを防ぐために働き始めるタイミングをずらしているらしい。よくできている。他にも、他種になりすまして、そのコロニーを乗っ取る蟻がいたり、クローンをつくる蟻がいたり…。自分の足元に不思議な世界が広がっている事を教えてくれる。効率化だけを図って、一切の無駄を排除した世界が息苦しいことは想像に難くない。それは蟻も同じなのかもしれない。
★18 - コメント(0) - 2月9日

面白かった。昔、透明ジェルでアリの巣を観察できるキットを試した時に、「具合悪いのかな?」と思われるアリがいたのですが、そうか、奴が働かないアリだったのか。働かねば!と思う閾値に個体差があるということ、皆で全力出して働くよりも、交替で休息を取りながら働く方が長続きすること…なるほど、うまくできているなぁ。交配など難しい箇所もありましたが、真性社会生活を営む生き物って興味深いです。個人的にはひとりで生きたい、と思ったり思わなかったりですが(^^;
★80 - コメント(0) - 2月3日

組織にいる仕事をしない人材が会社を支えているとでもいいたいのか?と思い手に取った一冊。 読んでみると、生物学の内容であった。 7割のアリは全く働いていない事実には驚かされた。また、人類の組織とは違い、高齢のアリであるほど危険の多い外に駆り出されるということも驚きである。
- コメント(0) - 2月1日

読友さんの感想を読んで気になった本。学者が書いているのだが,前半は普通の人にもわかりやすく書かれているし(後半は専門的),例を挙げて説明してくれているのがありがたい。アリやハチといった,繁殖を専門とする個体と労働を専門とする個体がコロニーを形成する生物を真社会性生物というのだそうだ。(過労死もあるらしい。)お父さんが働いてお母さんが専業主婦というパターンの昭和の日本人も真社会性生物なんじゃないかしらなどと思う私。綾波レイの「私が死んでも,代わりがいるもの」という言葉が引用されていたのが印象的。
★82 - コメント(0) - 1月30日

教科書などにも載っている本なんだが原文からの改変が大きい。
★3 - コメント(0) - 1月29日

働かないアリの存在は知っていたが7割て! 気になるアリから働き出すシステムは効率が良いらしい。   進化論で考えると女王アリ以外は自分のDNAを残せないのに奉仕するのか?   戦わない兵隊アリがいたり、意義の無い働きアリもいたり 遺伝子のわけ方が3/4と1/4だったり、クローンだったり、もはや分けなかったり衝撃でした。知れば知るほど面白く不思議が増えてく良書でした。
★38 - コメント(2) - 2016年12月25日

アリという生き物は人間とは違う理のもとに生きているんだなと思いました。
★5 - コメント(0) - 2016年11月30日

道に迷ったアリは新しい道を切り開く。自分もこうでありたい。
★3 - コメント(0) - 2016年11月19日

「2:8の法則」を既知の者としては、あまり目新しさは無かった。様々な種類の蟻の生態本として捉えた方が良いかも。132P→綾波レイ言うところの「私が死んでも、代わりはいるもの」いきなり出てきたこの引用。エヴァを知らない読者には何の事やら?
★6 - コメント(0) - 2016年11月16日

アリの世界を研究した生物学者 遺伝的に説明、進化論に照らし合わせる。 少々難しい内容だが、 わかり易い文章で読みやすい。 アリの社会を研究する視点から、現代社会に対するコメントも 痛烈で的を得ている。 たまには学術的な本も一興。
★4 - コメント(0) - 2016年11月13日

働かないアリは、決して働かない訳ではなく、閾値が低いため、刺激が大きくならないと働き出さない。その閾値のばらつきは、全部のアリが一斉に働き出さないようにする遺伝上の工夫だった。巧妙な生物の工夫に感心することしきり。でも、本当に働かないチーターが侵入してきて、その比率が高まるとコロニー自体が死滅してしまう。フリーライダーが永久に得することはないってことか。かくも深きかな、昆虫の世界。★★★★★
★8 - コメント(0) - 2016年10月31日

7割の蟻は働いていないが、それは閾値の違いで『働こうと思ったら既に働いている蟻が居るから働けない状態』とのこと。なぜ全員が一斉に働いてはいけないか?それは組織が絶滅するから。ハウス栽培の受粉に蜜蜂を使うが、エサが狭い範囲内に多くある状態=仕事が大量にある状態の為、巣内の蜜蜂が一斉に働く。結果、短命(過労死)となり、女王蜂が産む数より死ぬ数が多くて絶滅。皆が一斉に働くシステムは、直近の未来では効率が良いが、遠い未来の存続可能性は悪くなる。人間社会の問題点が蟻・蜂などの真社会性生物を通して解る。非常に面白い!
★17 - コメント(2) - 2016年10月24日

反応閾値という言葉が出てきたのですが、アリも決して働かないわけではなく、ある事象に対して反応するかどうかが個体によって異なる、ということだそうです。この個性を産む理由は、女王アリが複数のオスとの間に子供を持つことだそうです。もし一人のオスだけの子供しかいなかった場合、全員が同じタイミングで仕事をするから、効率が落ちるのかも知れません。アリの生態を四六時中観察し実験結果としてまとめた、長谷川先生の熱意に「アッパレ」です。
★34 - コメント(0) - 2016年10月21日

ビジネス本ではなく、きちんとした生物学の本です。平易な文章で書いてあるので読みやすいと思います。研究の光と闇の部分もさらっと触れていて、読んでいてニヤリとしてしまいました。
★5 - コメント(0) - 2016年10月2日

蟻や蜂といったコロニーを形成する虫は人間と同じ社会を進化の過程で獲得したようだ.最も興味深いのは人と同じく働かない個体が一定数存在することだ.そして,働かないのは個体単位で働く基準(レベル)が様々だということだ.意外にもこれが社会というグループを長く存続させる上で重要な意味をもっているということであろう. 人間の社会に置き換えてもやはり働かないものがいる.彼らも社会存続という長期的なスパンで存在意義をもつのだろうか.それとも人間の社会は短期的な利益をもたらす良く働く人のみで形成されるべきなのだろうか?
★6 - コメント(0) - 2016年9月27日

七割のアリは巣の中でなにもしてしない。反応閾値の違いという個性がある。違いがあることによって必要なところに必要なアリが行き、社会が上手く回る。
★3 - コメント(0) - 2016年9月22日

働かない働きアリとはまさしく私のこと!!と思い読み始める。最初は面白かったけど、だんだんと生物学的用語が増えてきて断念…飛ばし読む。これはそもそもは生物学の本なんだなと思い知らされる。でも分かったところはおもしろかった!
★4 - コメント(0) - 2016年9月10日

『働かないアリに意義がある』なんて題名を見ると「あくせく働く日本人よ、全員で効率ばかり求めるのは間違っているのだよ」なんて本かと期待してしまいます。しかし内容は純粋に生物学の本です。社会性昆虫の最新知見について書かれています。題名は新書によくある「売るためのテクニック」で付けられましたね。でも騙されてみて下さい。大変面白く、興味深い内容です。注意点は、途中(第3章)からちょっと難しくなることです。
★44 - コメント(0) - 2016年8月5日

ほとんどのアリは休んでる?一生働かない奴もいる?だとしたら何故奴らは要るの?個体は一生をかけて同じ仕事をするの?一定比率の奴が働かない、「2:8の法則」って本当?蜂やアリにも過労死がある?!「方向オンチでおっちょこちょい、デキない奴」がいる組織のほうが実は仕事が上手く行っちゃうなんて?!そのわけは?▼表紙とは違うイラストレータが描いてる挿絵が可愛い!このお陰で、家系図を使った遺伝子解説がすらすら解っちゃうよ。虫嫌いでも頬ずりしたい程かわいいよ▼ヤマトシロアリにみる「初代女王の遺伝子完全不滅」の真相に驚愕!
★32 - コメント(2) - 2016年7月24日

★★★
★1 - コメント(0) - 2016年7月23日

昆虫学的な論理、人間社会との比較はあまりなく生物としての戦略で働いていないように見えているアリもいるという所でしょうか。
★2 - コメント(0) - 2016年7月3日

働かないアリにどんな意義があるのか,いわゆる働かない社員かな?と思い読んでみました。 ところが,全くもって働かないアリ≠働かない社員でした。 昆虫の世界はそんなに甘くはなかった。 働かないアリが集団の中でどんな役割をしているのかを, 研究結果からわかりやすく解説する本です。 たまに専門的な話が出てきたり,内容が濃かったりするので 文庫のわりに読むのに時間がかかりました。 ただ,アリの社会と人の社会との比較が面白く 人間も生物の一種なのだなと改めて思い出させてくれる楽しい一冊でした。
★6 - コメント(0) - 2016年7月2日

Y.N
組織論ではなく生物学の話。働きアリばかりだと直近は対応できるが、余剰がないため緊急時等に対応できなくなる。できるアリは目の前の出来ることをして、できないアリはできることが出たらする(反応閾値)。仕事の経験を積むほど効率は上がると言われているが、アリの世界はそうではない。また、フリーライダーばかりだと組織は没落するが、一定数は出てしまう。はたらかないそして、フリーライダーが一定数いるアリ等のコロニーの方がすべてが働くアリばかりのコロニーよりも存続している(^^)
★23 - コメント(0) - 2016年6月16日

★★★★☆ 何かの本で紹介されていたので興味をもったので購入。ファーブルみたいに専門的な知識抜きで読んでいて楽しませてくれます。あくまで虫の話、人間社会に置き換えるのは?と思っていたけどいくつか精通するものがあってドンドン興味がひかれました。後半は少々難解でした。
★3 - コメント(0) - 2016年6月2日

働かないアリが長期的なコロニーの存続に寄与するように、「何が役に立つことなのか」は誰にも分からない。短期的な効率を追い求め、「役に立つと思われること」だけを行う「コスパ至上主義」の社会に対して筆者は否定的だ。社会性昆虫学は、人間社会の在り方まで考えさせてくれる。
★6 - コメント(0) - 2016年5月28日

蟻のコミュニティーとかハチのコミュニティーとか人間世界と全然違う構造なのに、構造に意味があって効率的に働いてることが面白かった。
★3 - コメント(0) - 2016年5月22日

K K
面白かった。ただビジネス書的なものを期待した読者は裏切られます!真面目な科学、生態学のお話。昔ファーブル大好きで、昆虫学者に憧れてたから楽しく読みましたが、純文系の私には三章は難しかった。何度も読む価値のある本。アリやハチはいいな。理性がありながら、時に愚かな我々よりよほど賢いのでは?表現がユーモラスで面白く、特に性癖の話は笑えました。人間のオスの皆さん、昆虫でなくて良かったですね(笑)長谷川さんの進化に関する本も読みたい。
★16 - コメント(0) - 2016年5月22日

意外と知らないアリのこと。反応閾値のくだりが興味深かった。
★14 - コメント(0) - 2016年5月15日

アリなどの真社会性生物に関する本。大変わかりやすく面白く書かれており、親切な本だなと思いました。反応閾値、ハミルトンの法則など耳慣れない言葉もよく噛み砕いて説明してあって、素人の私にもちゃんと伝わってきました。これからは、部屋が散らかっていても片付けようとしない家人のことを「反応閾値が私より低いから仕方がないんだな」と思うようにします…
★9 - コメント(0) - 2016年5月14日

働かないアリは本当は働きたいんだけど、とろいので仕事にありつけないらしいよ笑
★6 - コメント(0) - 2016年5月11日

自分は生物学の専門家でもアリ愛好家でもないが、アリの世界の深さを味わえた。働かないアリとは鈍くて仕事にありつけないアリであり、巣にとっては様々な状況に対応するための『余力』である。仕事に対する反応閾値がそれぞれであるからこそ、常時労働を続けられる。そして、あらゆる状況に対応できる。遺伝子をより多く残すために、うまく進化してきているなあとつくづく感じさせられた。
★10 - コメント(0) - 2016年5月1日

知人の薦め本。自分は働かないアリグループに属しているようだ。
★8 - コメント(0) - 2016年4月11日

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