イリヤの空、UFOの夏〈その4〉 (電撃文庫)

イリヤの空、UFOの夏〈その4〉の感想・レビュー(2150)

子供特有の覚悟の決め方が浅羽という主人公で巧みに描かれていた。自分で正しいと決めたら即行動に移ってしまうところに若さを感じる。後々どうしようもなくなってしまったり、好きな人のために世界を捨ててしまったり。その一方で悩み続ける大人たちも描かれている。どちらのサイドも一人の女の子のために命をかけた。この小説には様々な「覚悟」が描かれている。中学生の時に読みたかったなぁ。
★2 - コメント(0) - 3月24日

イリヤの夏、UFOの空読了。 最初はラブコメでもなく微妙な感じで続いててどうなのかなと思ったけど最期はやはり面白かった。 安易なハッピーエンドにされるのかと思ったけどそうはならなくてよかった。 読了後の余韻に浸りつつ発行日のページを見てみると2004年の8月とな…1巻は一体…いや、見るのはやめておこう。 浅羽が色々なことを経験した夏。 たったひと夏、だけど彼にはそれ以上に感じたことがあったのだろう。 長いようで短い青春ストーリー。 そんなシリーズ。
★1 - コメント(0) - 3月22日

最終巻。いよいよ全てが終わり。作者的にはハッピーエンドらしいがしかし切ない。 夏の終わりの16年前に読めばよかった。
★3 - コメント(0) - 3月4日

本当に淡い終わりでした。 素晴らしいけれど、もう一度なんて真っ平ごめんの夏がここに完結。
★2 - コメント(0) - 2月16日

ラノベに対する認識を変えてくれた本でした。
★2 - コメント(0) - 2月6日

なんともいえない読了感。イリヤの最後が分からないから、余韻が残るのかもしれないけれど、最後を書いて欲しかったなあ。もやもやする。浅羽は結局のところ、人より少しだけ勇気のあるというだけの平凡な男だったんだけど、それが良かったのかも。セカイ系めっちゃ好きだわ。
★8 - コメント(0) - 1月27日

「ぼく」の恋が叶うと同時に終わり、そして世界が救われた。ある意味ではこれ以上ない美しいハッピーエンドなんだけどね。何か寂しい物が残る。
★1 - コメント(0) - 1月25日

美しい結末のはずなのに、なんとも形容しがたい虚が残る。悲しいとも、寂しいとも、つらいとも、どこか違う。ちょっとずつずれていて、それらすべてを含んでいるような。『読み終えたくなかった』というのが一番近いかもしれない。
★7 - コメント(0) - 1月3日

なんとも言えない読後感。ぽっかり穴が空いた感じ。いや、いい作品なんだけど、読んで良かったとは思うんだけど。浅羽の「普通」の中学生っぽさがつらい。その分、ラストの浅羽があれ?っとなる。成長したってことなのかな。
★2 - コメント(0) - 2016年12月9日

シリーズ最終巻、ひたすらに痛い展開読み進めるのが辛かったし終わり方も好みではなかったのですが読んで良かったと思えます。ボーイミーツガールのラノベと油断をしていました。読後の余韻がすごくエピローグの日常というか笑いは笑えませんでした,,,最終的にどうなったのかわからないわけですし榎本は榎本の考えで行動したのでしょうがイリヤの側に榎本が大人としてついていてほしかったと思います。
★5 - コメント(0) - 2016年11月11日

浅羽は結局のところ平凡より少し勇気があるだけの漢だった。それが良い。ようやく私の夏も終わった
- コメント(0) - 2016年11月2日

イリヤと浅羽の逃避行に幸せな結果は待っていないと感じつつ読み進めていくのが精神的にキツかった。線路のシーンからなんて心も体もボロボロ。それでも諦めずに何とかおばあちゃんの家までイリヤを連れていった浅羽は、スーパーマンでは無かったけど立派でした。最初の「トイレ」と言って逃げるシーンを考えればかなりの成長かなと。そんな最終巻で最も印象に残ったのは浅羽が南の島でイリヤと一緒に暮らすところを妄想するところ。ありえない「もしも」に弱いのです。
★1 - コメント(0) - 2016年9月15日

浅羽はイリヤと逃避行を始める。イリヤを二度と戦わせないために。イリヤは見違えるように明るくなる。しかし、夢のような生活も長くは続かない……。泣き通しだった。正直ずるいと思う。この設定だったら、そりゃ泣かされるよと。でも、それを差し引いても、溢れてくる感情は到底抑えきれるものではなかった。浅羽の心の叫びが迸る筆致に、圧倒されてしまった。また、この結末をハッピーエンドと捉えることは私には不可能だけど、エピローグは良い締めくくりだったと思う。……それでも、やはり、生きていて欲しい。
★1 - コメント(0) - 2016年9月6日

今年も夏が終わった。 初見に比べて感動は弱くなったけど、だけど、夏が終わった感じは健在だった。浅羽が無意識のうちに南を、夏を終わらせないようにしている、と気づいたところは本当に良かった。そして、記憶退行により浅羽がイリヤの本心を知る。知るが、それもどんどんと失われていく。無力な少年は叫ぶことしか出来ないのだけど、それは『何かをしてきた』少年ではないからだ。 だからこそ、物語の最後に浅羽が『何かをしよう』とする姿は美しい。一夏の冒険は確かに彼を成長させたのだ。夏は何度でも来るはずだ。
★4 - コメント(0) - 2016年9月3日

できれば読みおえたくなかった。
★1 - コメント(0) - 2016年8月29日

濃密な最終巻。子供のみの逃避行で浅羽・イリヤが徐々に壊れていく描写は見事。そして、全ては最終盤の『浅羽直之は~大好きだー。』の一文へ繋がるためだけに作られた物語。浅羽にとっての非日常はここで終了。ただし、平和な日常に隠れて陰惨な非日常は永久に続く。最終巻にして榎本のカッコ良さがうなぎ登り。悪者として恨まれ殺されてでも人類、なにより浅羽を救済しようとするとかカッコよすぎ。ハッピーエンドじゃないけど良い読後感。とても面白かった。締めくくりとして水前寺の一言で≪この夏≫は終わり、物語は終了。さすがスーパーマン!
★5 - コメント(1) - 2016年8月19日

どん底にいる人間が、そのどん底にいるままに夢想する「こうだったら良かったのに」ほど、美しいものはないと思っている。最高級の切実さを孕んだその願いは、どこまでも虚しく、決して手には入らず、そしてそれゆえに、まさしく"現実離れ"した美しさを放つのだと思う。そんなわけで、夜の海岸でイリヤが掘り出す花火の化石一つ一つに説明しながら浅羽が夢想してしまった南の島での幸せな日々について、私はどうしようもなく打ちのめされている。/それにしても、「夜中に学校のプールに忍び込む」やら何やら、色々と羨まし過ぎますね。したい。
★61 - コメント(0) - 2016年8月15日

夏が終わるーーーひとときの安寧に、逃避行の果ての断絶。そして、いつか夢想した南の島での本当の再会。結局のところ、この話が何だったのかと言えば、何処までも平凡な浅羽少年の一風変わった夏の思い出なんだろう。もしかしたら、悪い夢でも見ていたのかもしれない。少年は少女と出会い、何か変わったのだろうか。何か変えられたのだろうか。これは浅羽の物語だ。読者である我々には、ただ思いを馳せる事しか出来ない。
★5 - コメント(0) - 2016年8月1日

狂おしいくらいに壊れた何かを思い続ける。そうして得た何かもいつしか忘れていくのだろうか。答えは知っている。忘れてしまうんだ。小賢しい人生を歩んできた自分には椎名真由美の手紙が胸に突き刺さる。今となっては手垢のついたストーリー。それでも小賢しい自分に永遠に時を止めて息づいている確かなものを思い出させてくれた。イリヤを伊里野加奈を忘れることはないだろう。空を見ながらそう思う。
★14 - コメント(0) - 2016年7月2日

一気に4巻分読了しました。それぞれの登場人物の中に渦巻く激情、その結果描かれる過程と結末の残酷な美しさに圧倒されました。なんとも形容し難い読後感を覚えました。若年層を対象にしたライトノベルというジャンルとはいえ、大人になった今でも充分読み応えのある傑作でした。でもできれば中高生くらいの時期に読んでおいた方がより楽しめるかも。
- コメント(0) - 2016年6月16日

ハッピーエンド至上主義者なのでラストはマンタのビクトリーロールで〆て欲しかった。あとCIAに必要なのはグリーンカードと常識だと思うぞ。
★1 - コメント(0) - 2016年6月10日

長いようで短かった夏の、終わり。すれ違いながらも互いを想い合っていた少年と少女、彼らにいま、残酷な現実と、決断の時が迫る。逃避行と再会の末、彼らの辿り着いた答えは――。こんなにも続きを読みたくないと思ったのは、久しぶりのことでした。伊理野の抱えるものも、ふたりを取り巻く世界の行く末も、あまりに丁寧で容赦のない物語によって、容易に想像がついてしまう。躊躇いなく傷を抉る展開の数々に、ページをめくる手が止まる。それでも手を止めてはならないと思ったのは、傍観者としてのある種の使命感だったのかも知れません。(→)
★60 - コメント(4) - 2016年6月8日

セカイ系とは、こういうものなのか――と。なんといっていいのか分からない後味が残る。正直、途中で投げ出しそうになったけど、最後まで読んで良かったと思う。
★2 - コメント(0) - 2016年5月7日

シリーズ最終巻。幸せな時間は儚く過ぎ去り、もう止めてくれ! ってくらい現実の残酷さを見せつけられます。主人公の弱さがヒロインを破壊し、壊れたヒロインが主人公を追い詰めていきます。そして二人の旅は終わりを迎え、後の祭りが始まります。無力感。後悔。それでも。最後まで読み終えてから出かけたのですが、外出中ずっと憂鬱な気分でした。主人公たちの出会いに意味はあったのかな。彼らは幸せだったのかな。と考えると泣きたくなりました。答えは出ませんでしたが、この作品の行間に書いてあるかもしれない。また読み返したいと思います。
★6 - コメント(0) - 2016年4月9日

なんて切ないんだ。いつか夏にまた読もう。
★1 - コメント(0) - 2016年3月27日

★★★
★1 - コメント(0) - 2016年3月21日

悲しみを増幅させる装置としての吉野の役割。1巻位にちょろっと出てたら自然に思えたかも。あそこ伏線だったんだ!みたいな。という事は置いといて、面白かったです。「夏フェチ」の自分にとって最高の作品でした!
★4 - コメント(0) - 2016年3月20日

実を言うと地球はもうだめです。突然こんなこと言ってごめんね。でも本当です。2、3日後にものすごく赤い朝焼けがあります。それが終わりの合図です・・・え、と。作品間違えました。ごめんなさい。うーんセカイ系についてなんとなく理解できたと思う。あえて世界観を説明せずに読者の手に委ねるっていうのもありなんだ。目からうろこです。もちろんこの物語の肝はそんなとこにあるわけではないのだけれど。あー夏に読みたかったなー。読む季節間違えた。
★4 - コメント(0) - 2016年3月19日

これを読むのは二度目だけど、何度読んでもこの清涼に空虚な読後感は色あせる気がしない。空気感とか文章表現の巧みさに関してはもはや言うまでもないが、再読してみるとこの巻は、イリヤのひとつひとつの言動からの伏線回収の巧みさや、世界の命運を賭けた現実離れしたスケールの背景と閉塞感あふれる逃避行のリアルな筆致の、如何にもセカイ系という感じのギャップが目を引いた。夏に読むのももちろんいいけれど、冬と春の間のこんなビミョーな季節に読んでも、また違った趣があるものだ。
★4 - コメント(0) - 2016年3月9日

何とも言えない気持ちになりました。これが喪失感というものなのでしょうか……。「浅羽のためだけに死ぬ」という彼女の言葉に胸を打たれ、榎本の「俺はお前になら殺されてもいいと思ったんだよ!」という叫びに心を揺さぶられ、最後の最後までもう……。とにかく、時代を超えて読み継がれるべき名作だと実感しました。あと、吉野の存在が妙にリアルで怖かった。
★14 - コメント(0) - 2016年3月7日

まさにザ・セカイ系の作品。ライトノベルではこのジャンルの代表的な作品であり、その素晴らしさは今でも色あせない。
★5 - コメント(0) - 2016年2月28日

10年以上前だけど全く色褪せない素晴らしい作品。記憶遡行って切なく・悲しいなぁと。 個人的に好きな一文→『デッキの手すりから身を乗り出して流れる夜を眺めていた伊里野が、列車の後方を指差してこう言った。「フレンドリー(友軍機)」』
★3 - コメント(0) - 2016年2月28日

とうとう少年少女の物語は終わりを告げる。逃避行の最中、浅羽が見たものは単なるイリヤの記憶か、それともかけがえのない思い出か。世界が終わりを迎えつつある中、世界の命運を託されてつぶれてしまったイリヤを救った浅羽はどんな思いだったのだろうか。「子犬を与える」という行為の壁の、向こうとこちらにいる人物の対比が一層この世界の残酷さを際立たせ、抗いたくても抗えない無力な少年少女の苦悩と、現実に立ち向かう覚悟を決める葛藤が実にうまく描かれていると思う。しかし、これがセカイ系か……。切ないなぁ。
★4 - コメント(0) - 2016年2月9日

どこにでもいる普通の中学生の少年と、どこにもいない不幸な少女の淡い恋の物語。世界の不条理さと、大人達の残酷さを晒す物語。そして読者の心に最大の傷と、最愛の感動を残す物語。 「ずっと嫌だって言ってたけど、でもやっぱり行く。行くなって言っても行く。わたし、明日から学校へ行く」「どうして」「好きな人が、できたから」 セカイ系という屡々語られた話をこのような形で織り成した秋山先生に感謝を。
★3 - コメント(0) - 2016年1月2日

少ないお金だけを持って南へ。途中に出会ったホームレスモドキと仲良くなったけど、裏切られたのであった。なんて奴だ!そして心身ともに疲れてイリヤにあたってしまう浅羽。それを聞いて記憶が退行し始めるイリヤ。ボロボロですな…。逃避行の果てに結局イリヤは軍に戻る事になったけど、最後に浅羽の想いを聞けてよかったね。
★37 - コメント(0) - 2015年12月22日

浅葉少年は平凡な中学生である。臆病でスケベでちょっとズルくて、隠された力も正義感に溢れた不屈の精神も無いただの普通の人間だ。僕らが守れる世界は本当に小さい、命をかけたって世界は少しも変わらない。だからそこ、何が大切なのか本当に守らなきゃいけないものを見極めないといけないと思う。
★2 - コメント(0) - 2015年11月6日

これが俗にいうセカイ系か……としみじみ。ある意味では主人公とヒロインの関係性が世界の全てであって、それが地球の滅亡に関わっていようとなんだろうと物語の中軸になることはない。だからイリヤが去ってしまったあとの世界はあまり描写されなかったのだろう。主人公と一緒に感じる虚脱感のようなものをうまく演出できていた気がする
★2 - コメント(0) - 2015年10月15日

再読
- コメント(0) - 2015年10月11日

秋山瑞人による、セカイ系の解答。僕にとっての、最高で最後のセカイ系。イリヤと浅羽の恋が終わり、世界は続く。その不条理、不条理を不条理で塗りつぶすような次の世界=大人へと進む浅羽。季節の変わり目に巨大なよかったねマーク=撃墜マーク。榎本の「子犬を与えること」の意味が本当に切なく、そして浅羽になら殺されてよかったという慟哭のような言葉が、子供に戻れない大人の悲しみを叫んでいるように思える。
★4 - コメント(0) - 2015年9月30日

イリヤの空で一番苦手な巻。浅羽とイリヤを離散させるために、吉野という都合のいい悪役を登場させたのはいかがなものか。また、浅羽の「イリヤのためなら世界が滅んでもいい」という思考が不自然。家族をないがしろにするような発言は、浅羽ならしないはず。もし浅羽にそういう発言をさせたいなら、イリヤとの逃避行で『誰にも頼らない』道を選択させるべきだった。1~3巻は良作だが、最終巻だけは評価できない。
★2 - コメント(0) - 2015年9月25日

イリヤの空、UFOの夏〈その4〉の 評価:50 感想・レビュー:442
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