虐殺の少年たち (論創海外ミステリ)

虐殺の少年たちの感想・レビュー(9)

2016年11月1日:Genei-John
酒と麻薬で理性を失った、愚かな若者たちの蛮行。ただそれだけではない何かを感じたドゥーカ。警官としての制約を受けながら、それでも自分の信念を貫こうと不眠不休で捜査にあたる。時には声を荒げて脅しつけ、まだ純粋さの残る少年とは、信頼関係を築こうとする。劣悪な環境や集団心理。どんな理由や隠された真実があろうと、少年たちの罪は逃れようもない。何のために?誰のために?ドゥーカの真意がはっきりと口にされた時、決して許される事ではないのだろうが、それは間違っていると私には思えなかった。
★21 - コメント(0) - 2016年4月29日

シリーズ物だとは知らず、これは4作のうちの3作目だそう。生徒の大半が鑑別所送りの経験があるなど悲惨な家庭環境にある夜間学校の女教師が11人の生徒によって殺害される。冒頭にその場面が出てくるので心が傷んだ。(元医者らしい)警察官ドゥーカが少年達1人1人を呼び出して尋問してる場面が恐ろしかった。暴力は振るわないけどジトジトと心理的に追い詰めるやり方は同席の刑事や速記者でも震える程。いくらこんな凶悪な犯罪者でも少年だけあってかわいそうになった。こういうやり方は日本の同じような犯罪を犯した立派な大人達にやって欲し
★25 - コメント(1) - 2016年3月14日

今作は、最初の少年たちを尋問する場面がいい。ただ声を想像するのが難しかった…静かに言った言葉かと思いきや、怒鳴った、とか書かれると、頭の中で声の再現の調子が狂う。…本職の警官じゃないでしょう?と言った女性とのやりとりシーンも好き。「十五分以上はかけられない」こう思いながらいるランベルティの、なんと言うか、別のところに心はある感も好きだった。にしても、、最初のA教室の中で、犯罪証拠の白丸と数字とを順番に見ていく(説明されてく)場面、つらいな…「酷いことを」p14 ほんとにね…
★3 - コメント(0) - 2016年1月31日

札付きの悪ガキが通う夜間定時制校で暴行惨殺された女教師、容疑者の少年11人は口を噤み何も明かそうとはしない、医師から警察官になった(経緯は第ニ作目かと、出版してほしい)ランベルティの常軌を逸した訊問や捜査で明らかになった真相は…訳者あとがきにもある通り50年近く前の作品にも関わらず全く古びておらず寧ろ新鮮。テーマは重く結末はやるせないが読後は清々しい。ミラノの描写も良い。埋もれていた作家を発掘する論創社に感謝、シリーズ残り2作品も訳してください。
★22 - コメント(0) - 2016年1月30日

2016年1月19日:半殻肝
夜学の熱心な女性教師がレイプされて殺された。居合わせた少年達は口をつぐむ。少年達の意表をついたドゥーカの尋問のやり方は患者の心理を読み解きながら話をする医師で身に着いたもの。元医者で警官に転身したドゥーカシリーズ第三作。普通の警察とは違う倫理観を持っていて今回の事件においては「犯人が捕まるよりはむしろ死んだ方がいい」などと言う。姪を助ける術を持ちながら医師免許はく奪によって医療行為が許されない彼のジレンマ。第一作から見ないと傷だらけの女性との関係がよくわからん。少
★28 - コメント(0) - 2016年1月11日

スキャンダラスな事件だけど、現代でも通じる。やるせない戦後すぐのイタリア映画を観ているよう。
★3 - コメント(0) - 2015年12月28日

2015年12月5日:酒井貞道

積読中のみんな最新5件(3)

12/27:Nobu-GT
12/22:末讀玉
12/08:keik29

読みたいと思ったみんな最新5件(6)

02/03:kurousa
01/30:Betty
01/23:あかり
01/11:しょう
虐殺の少年たちの 評価:100 感想・レビュー:6
ログイン新規登録(無料)