厚かましいアリバイ (論創海外ミステリ)

厚かましいアリバイの感想・レビュー(15)

題名が気になって読みました。「厚かましいアリバイ」ってどんなのだろう?どんなアリバイなら厚かましいかな?と沢山想像して読んだので、期待が大きすぎてがっかりしました。自分がいったいどんな厚かましさなら満足したのか答えは出ていませんが、本書のアリバイは普通でした。厚かましさを期待しすぎるのには注意です。むしろこのアリバイで「厚かましい」と題をつけたのが厚かましいです。原題は"arrogant"なので「横柄」とか「尊大」ならまだ…。でも「厚かましい」と訳したからこそ読んだので、ある意味成功しているといえます。
- コメント(0) - 2016年12月24日

C (2016年)<1938年> 古代エジプトの数々の遺品の他、ミイラの入った棺まで納められていたエジプト学者でありながらアメリカで最も成功した前所有主の邸内で、女主人が博物館から消失した古代エジプトの短剣で殺害され、今度はエジプト学者のひとりが対の短剣で殺害される。どちらの事件も容疑者全員に鉄壁のアリバイが成立してしまい、難攻不落と思えたが..。魅力的な謎にワクワクするも、その設定が活かされていない。トリックを見破った人は世界中どこを探してもおそらく存在しないと思われるので、何ら落ち込むことないさ。
★96 - コメント(1) - 2016年11月10日

どうにも失敗作の印象がぬぐえない「いいかげんな遺骸」のあとがきで、森センセーが「作者の試みが見事に結実する」とかなんとか書いてあったはずのABC三部作2作目。ロードとポンズ博士が毎回事件に巻き込まれる展開のおかしさがもはや様式美と化している。前作よりはましだが、やはり今作も肝心のトリックを読者が予想できるはずもない出来で、この今まで誰も考えたことのないトリックを成立させようという意気込みは買うが、なんかそうじゃねだろ感が否めない。ここまできたらBも読むつもりなのだが、今度は大丈夫だろうか。
★3 - コメント(0) - 2016年9月24日

今度こそ安らかな休暇を求めて、ハートフォードへやって来たロード警視とポンズ博士。しかし大雨による洪水で町は閉ざされ、訪れた屋敷も停電、挙句に邸内で殺人が発生する。早速捜査を始めるロードだったが、容疑者には全員、厄介なアリバイが――。『いい加減な遺骸』に続く、〈ABC三部作〉第二弾。前作に較べると、ミステリとして格段に完成度が上がったように思います。古代エジプトの伝説を用いる、飾り過ぎない程度の禍々しい雰囲気、それぞれ役割を与えられた登場人物たち、そして本格ミステリの真ん中を衝く作風。(→)
★45 - コメント(1) - 2016年9月12日

アリバイ崩しを中心に密室もあって、なかなかボリューミーな仕上がり。前作のような超絶技巧なトリックではなかったが、本作のトリックも斜め上をいく。途中、ある機械の説明を熱っぽく書いているので、なんとなくあたりはつくものの、流石にトリックの真相にたどり着くのは困難。謎解きシーンでどんでん返しを狙っているのか、少し読者が戸惑いそうになる部分は余計に感じてしまった。決定的な証拠がロード(読者)の手元にない状況にせず、集めた情報を整理しておけばストレートに犯人を追い詰める事が可能だったはず。残り1作も期待は大きい。
★9 - コメント(0) - 2016年8月29日

なんでか予約して読んだのですが、どこかで見た書評が良かったんだったか・・・私、あまり密室物が好きじゃなかった、そもそも(苦笑)。これも楽しい記述や世界観はあるけど、結局は推理のこねくり回しでしたね。シリーズ読みをしていれば主役になじみも出来るのでしょうけど。 せっかくのクラシカルな時代、ブルジョアの方たちの生活とか文化をもっと読みたかったなあ。電話のトリックなどテクニカルな謎解きはその時代に身をゆだねるしかないのですが、それにしてもちょっと甘いかな。 大事なミイラ、学者でもない人が解剖していいの???
★10 - コメント(0) - 2016年8月20日

パーケットと呼ばれる邸で富豪の未亡人が、古代エジプトの短剣で殺害される。当日この邸で開かれていた音楽会に居合わせていた休暇中のマイケル・ロードは事件に巻き込まれる。その土地の顔役の要請で捜査に介入することになったロードは、動機と機会を持ち合わせた男に肉薄するがその人物もまた…ロード・シリーズ5作目にしてABC三部作の2編目♪タイトルどおりアリバイテーマではあるのだが、解説にもあるとおり今の時代の読者には理解しにくいトリックと云える。終幕の推理の転調には意表を突かれたが、決定的な証拠がそこで出てくるんかいw
★4 - コメント(0) - 2016年7月28日

古代エジプトの短剣で刺殺された女主人。関係者各々にはアリバイがあった。犯人はいったい誰なのか?第二の事件が起きてからスピードのある展開が非常に面白い。全員集合の解決場面でも楽しませてくれる。「空のオベリスト」読了時次は短編を読もうかどうか迷ったものの、出だしに力の入り方が感じられてつい手に取ってしまった。トリックはちょっと懐かしいあのタイプのものだったり、犯人を追い詰める最後の決定打がそれ?という気持ちはこの際しまっておく。
★6 - コメント(0) - 2016年6月13日

オベリスト三部作とABCシリーズの『いい加減な遺骸』、そして本作と一通り読んできましたが、今回の『厚かましいアリバイ』がもっとも出来がいいように思います。現代から見ればアリバイ工作の根幹を成すあるもののシステムが今一つ理解しにくく、読者が真相を推理するのは無理じゃないかと思えるのが難点ですが、密室、アリバイ、見取り図等々、本格ファンの琴線をくすぐる道具立てと、残りページわずかになって一気に畳み掛けてくる解決編は本格ミステリの愉しさを充分に味あわせてくれました。シリーズもあと一作。最後まで付き合いますよ。
★9 - コメント(0) - 2016年6月12日

☆☆★
- コメント(0) - 2016年5月28日

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