ノワール

ノワールの感想・レビュー(18)

(下品な)ギャグ連発で、笑ったりニヤついたり。 ラスト、まともに話を盛り上げてきたので、え? ちゃんとまとめるの? ちゃんとしたストーリーがあるの? ……と一瞬ドキドキしたが、案の定、メタな幕切れとなった。ちょっと安心(?)した。 「君の事件は崩れつつある。君はよくできたシナリオをーー実をいえば、いくつかのシナリオをーー追求してきたが、登場人物たちがそこから立ち去りつつあるのだ。(P225)」
- コメント(0) - 2016年12月10日

ポストモダンの陳腐さを細部の魅力が助けている。多分、ハードボイルドというジャンルを成り立たせている現実の起源について触れなかったから物足りない印象があるのだろう。
★1 - コメント(0) - 2016年3月31日

ポストモダン小説の第一人者による、ハードボイルド映画の定形を踏まえておちょくるスタイルの小説。『フィリップ・M・ノワール』!と言う探偵の主人公は、謎の魔性の女からの依頼を受ける…… しょっちゅう後頭部を殴られて記憶を失うせいか、物忘れがひどく推理力もよくない。女にはやたらにもてるがひどい目にあうばかり。しっかりものの女性の助手と街のあやしげな連中、とテンプレキャラばかり。ブコウスキーの『パルプ』を想定してたがずいぶん違う。円城塔作品っぽいといえばわかりやすい。主人公の二人称視点小説。
★50 - コメント(2) - 2016年3月23日

《誰のことだって愛さない。愛してしまったら、どうしたらよいのかわからないのだ。俺が愛するのはこれだ。探偵ごっこ。暗く濡れた街路で、たった一人で演じる芝居。》ハードボイルドというジャンル小説の結構をユーモラスにいじったパロディ小説で、これはこれで楽しめる。「ノワール」という題の通り、ハードボイルドと同じくフィルムノワールを多分に意識していて、物語もとあるビリー・ワイルダー作品の流れをそのまま踏襲している。しかしまあパロディスト・クーヴァーといえど矢作俊彦の仕事には遠く及ばない。矢作の偉大さを再確認した。
★3 - コメント(0) - 2016年3月21日

レイモンド・チャンドラーのフィリップ・マーロウを代表とするハードボイルドミステリーやノワール映画を徹底的にパロディ化した作品。主人公の名前がフィリップ・M・ノワールですからね。忘れっぽくてまぬけで推理力を持ち合わせない探偵が、ファム・ファタールに翻弄されながら消えた死体とミスター・ビッグなる黒幕を追跡する。断片的で、非時系列の語りは読者の細心の注意を要求するが、きちんと整理しながら読めばとても読み応えのあるミステリー小説である。クーヴァーは2010年にポストモダン的なパロディを続ける稀有な作家だ。
★9 - コメント(0) - 2016年1月10日

「憧れるノワール」といった所でしょうか?内容がユーモアなのでジャネット・イヴァノヴィッチのステファニー・プラムシリーズの邦題(カスに向かって撃て、バスルームより気合いを込めて)みたいにしても良かったのでは?
★1 - コメント(0) - 2015年11月14日

2015年11月4日:ダイチ
2015年4月10日:半殻肝
2015年2月3日:おてもと
2015年1月14日:すみれ
2015年1月3日:mikechatoran
2014年12月21日:40
2014年12月6日:サイトー
2014年11月28日:nobu
2014年11月27日:wanted-wombat
2014年11月21日:けいと
2014年11月14日:チクタク
2014年11月12日:Schunag

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