読書メーター KADOKAWA Group

歴史を冒険するために: 歴史と歴史学をめぐる講義

感想・レビュー
6

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
韓信
新着
歴史学とは何かを平易なことばで解りやすく綴る史学概論。歴史研究に取り組むうちに体得していた考え方を言語化してくれた部分もありつつ、「歴史」の恣意性や、国民国家と「国民」の形成に歴史教育が果たした役割など、ある種ネガティブに捉えられかねない事柄にもきちんと向き合う誠実な内容。史学科の学部1〜2年生くらいで読むとちょうどいい内容だとは思うが、歴史学が現実を生きる上で何の役に立つのか、という歴史学徒が突きつけられる永遠の命題には、個人的には腑に落ちるような明確な答えは得られなかった。
0255文字
さとうしん
新着
史学概論(的な講義)の講義録。以前から史学概論に関する本はどうも内容につかみ所がなくて読みにくいなと思っていたが、本書のような取っつきやすい文体でも同じような感想を抱いたことからすると、史学概論自体が私にとってつかみ所のないテーマということになりそうだ… 本書で私自身の問題意識と最もマッチした話題は、第五回の現在とつながる過去と、現在とはつながらない異世界としての過去の話。
さとうしん

私の母校の教員による著書だが、あとがきで母校関係者以外の知り合いの名前が出て来てびびったのはここだけの話w

04/08 22:27
0255文字
ののまる
新着
「歴史とは、私という個人のためだけの存在ではなく、私たちという人間集団のもの」
0255文字
ちるちる
新着
主として歴史を学ぶ人の心構えを書した内容だが、著者自身の歴史家としての自戒意味も込めているような気がする。P240の「今後どれくらいの年月を生きるのかはわからないけれど、まだまだ知らないことがいっぱいある、と思えることがえも言われぬ幸福感を与えてくれる。」という言葉には感銘を受けた。
0255文字
おらひらお
新着
2008年初版。大学で歴史を学び始めるときに読む本。昔の概説本とは内容が変わっているのでしょうが、大体ついていけてるようです。やや考古学の評価が低いところは興味深いですが、語り口調なので読みやすいです。巻末の参考文献も良。
0255文字
全6件中 1-6 件を表示

この本を登録した読書家

今読んでいる読書家全0件中 新着0件

登録しているユーザーはいません

積読中の読書家全2件中 新着2件

歴史を冒険するために: 歴史と歴史学をめぐる講義評価71感想・レビュー6