ヴィクトリア朝幽霊物語(短篇集)

ヴィクトリア朝幽霊物語の感想・レビュー(17)

PDF版で。
- コメント(0) - 2016年7月15日

不幽霊物語は、吉な予感がそのまま結果となって現れるから、驚きとは無縁だったりします。登場人物は、時にその不吉な予感に対抗しようともするんだけど、大抵翻弄されたまま為すすべもなく結果を受け止めるしかない。そういうジャンルの書き手に女性作家がここまで多い(解説によれば、7割が女性作家)のは、興味深い着眼点ですね。細かで丁寧な注も入っていて資料的価値も高い作品集になっています。結構探し回ってようやく見つけた(お値段もそれなりw)1冊ですが、内容自体はネット上に無料で公開されているので、興味を持たれた方は是非。
★14 - コメント(1) - 2015年11月16日

アマゾンでやたら高騰していたのに憂慮されたのか、編訳担当した松岡氏が自身のホームページでPDF版を公開中。感謝。情報を教えて頂いたお気に入りさんにも感謝。さて、ヴィクトリア朝幽霊物語であるが、現代におけるホラー小説のように直接死や血を連想させる類いの作品は少なく、幽霊との一瞬の邂逅が語り手に影響を与えるという、ある種品の良い作品が揃っている。今日的視点からみても古びていない作品も多く、資料的価値のみならず娯楽作品としても楽しめるという非常にお得な構成。お気に入りはエドワーズ「鉄道員の復讐」など。
★8 - コメント(0) - 2014年12月19日

やっぱり、この中ではギャスケルの「ばあやの話」が一番好きだな。この語り手である、ばあやがおきゃんでかわいい。笑 ディケンズのはちっとも面白くない。私はディケンズとはそりが合わないのよねー。彼の面白いと思うポイントと、私のそれとは違う。笑いのツボが違うっつうか。違うジャングルの住人、としか言えない。
★2 - コメント(0) - 2014年9月25日

怖がりの癖にヴィクトリア朝に惹かれて。初めから幽霊が現れるのは分かっていても、はたしてどんな登場なのか、全編これおどろおどろしい内容だったらどうしようと若干びくつきながら読んでみれば…面白いじゃないですか!(笑) 怪異譚・復讐譚等も含めた短篇8つ。当時の風俗習慣に館・庭園・インテリア等を知る上で貴重な資料ともいえる。一話ごとに細かい注釈と作品・作者についての解説付き。どちらかというと怖いというより哀れをもよおす話がほとんどだったが、レ・ファニュ「オンジエ通りの怪」だけは怖かった!(続)
★15 - コメント(9) - 2014年5月8日

夏だ、ホラーだ、と読んだけれど、イギリスでは幽霊物語をクリスマス・イヴに朗読する伝統があって、幽霊物語と言えば、クリスマスなんだそうだ。それはさておき、期待以上に楽しめた。アンソロジーなので、一編毎の味わいも違って飽きない。ストーリー展開に意外性がないので、あまり怖くはないけれど、ホラーの王道を味わうのも、また一興。とは言え、読んでる途中にケータイが鳴って、無茶苦茶ビックリしたのは事実です。
★3 - コメント(0) - 2013年7月13日

R. サウジーやルイスと言った18世紀のゴシック文学の流れを組んだ作品から、ヘンリー・ジェイムズなどその後の英文学におけるゴシック作品への影響が窺え知れる作品など、読んでいるだけで怖くなるような8作品が収録された一冊。本邦初訳のものばかりなので、怪奇物語がお好きな方におすすめです。
★3 - コメント(0) - 2013年6月7日

幽霊に纏わる八つの短編を収録している。と言っても英国版「菊花の約」みたいな約束を守る幽霊、裁判官の前に現れた殺された男の幽霊、犯罪を止める為に現れた友人の幽霊、不幸の前兆であるバンシーみたいな幽霊。と一編一編バラエティに富んでいて、どの話も読みながら興味は尽きない。それでいてどれも英国怪談の王道を行くといった雰囲気も併せ持っている。個人的にはレ・ファニュの「オレンジエ通りの怪」やギャスケル「婆やの話」がいい出来。特に前者は幽霊屋敷物としては現代に通じる出来ではないかな。注釈と作者紹介も行き届いていい感じ。
★41 - コメント(0) - 2013年5月22日

全然知らない出版社だし、なんだか自費出版っぽい作りだなぁ……と、あまり期待してなかったんだけど、初訳ばかりだし、学校の教材で扱った作品から選んだという性質もあるのか、解説や注釈が非常に充実している。この頃の怪奇アンソロジーを手にしたことがあるならば、見覚えのある作者の名前が並んでいるけど、未訳は山のように控えているんだなぁ、と実感。お気入りは、「窓をたたく音」。怪奇現象は題名通りの音だけだし、フィクション的盛り上がりもあまりないんだけど、それだけに自分も体験しそうなリアリティがあり、薄気味悪い。
★8 - コメント(0) - 2013年5月16日

錚々たる作家たちの幽霊物語、しかも8編中6編は本邦初訳という、怪奇小説ファンだったらそそられる短篇集。大学の教材として使われたとあって、作品ごとに詳細な訳注と作家紹介がついており、さらには原文を編訳者ホームページで読むことができる。
★3 - コメント(0) - 2013年4月13日

イギリスの古典的な怪談(幽霊物語)を8編収録した作品集。ダイナ・マロック「窓をたたく音」、コリンズ「牧師の告白」、レファニュ「オンジエ通りの怪」、ブラッドン「クライトン館の秘密」の4編。1か所、落丁ではないが文章につながりのない箇所があった。とはいえ、こういう古風な怪談の好きな者にとってはありがたい作品集であるので、今後も続けてほしいと願っている。個人的にはレファニュの作品が一番怖く感じられた。
★3 - コメント(0) - 2013年4月6日

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