怪談人間時計 (QJマンガ選書)

怪談人間時計 (QJマンガ選書)
229ページ
108登録

怪談人間時計はこんな本です

怪談人間時計はこんな本です

怪談人間時計の感想・レビュー(73)

哲学といい、宗教といい、文学といい、いろいろなジャンルで善とされていることのひとつとして時間感覚の較正があるように思う。本書もどうやらその類のようであることを、巻末の解説文にて知った。個人的には絵画性という趣味があったように思う。構図が「そう来るか!」な具合でそうしたコマを見つけることにときめいたりして気づくと話の筋を忘れて捲り戻って確かめたり。しかしなるほど…時間か。そういう視座を枠にしてみると言語と時間という命題がもやつくな。作者は夏目漱石みたく表現することで安定するような精神だったらしく、示唆的。
★6 - コメント(0) - 2月26日

カルトの名高い貸本漫画家、徳南晴一郎。活動期間の短さとその後の消息についての手掛かりの少なさもさることながら、当の本人が出版を固く拒み、作品を闇に葬ろうとしていたという曰く付きの逸話が、そのカルト性に拍車を掛けていることは間違いない。「人間時計」「猫の喪服」の二編を収めるが、ページを繰るほど焦点は狂い、平衡は失われる。この世ならざる世界が映る、漫画の衣を借りた異界の覗き窓とでもいおうか。
★6 - コメント(0) - 2016年10月10日

絵柄やなにから読んでいると何処ともなく嫌な気分の湧いてくるホラー二編。どちらの作品も、どの登場人物も、安らぎというものが感じられなくて、神経質さ、緊張感がずっと続いている。読んでいて落ち着かなさを感じる。
★3 - コメント(0) - 2016年10月2日

気が狂いすぎててすごい!
- コメント(0) - 2016年1月24日

当の本人は大真面目なのに、大上段に構えれば構えるほど、他人からはどこかずれた人あるいは一種の狂人と見做されて、いよいよ自己と世間との懸隔をはなはだしくする人がいる。そしてまた世の中にはその一書を以て、彼の先に人はなく彼の後にまた人はなしという、まさしく孤高の名に足るかたちで後世に語り継がれるべき天才でありながら、おのれ自身がこの世に存在したあかしを跡形もなく消し去りたいと願うそれはそれは変わった人がいて、たとえば本書の作者徳南晴一郎などはまさしくそうしたアウトサイダーとしての生を享けた人といえる。(続)
★13 - コメント(2) - 2015年6月20日

絵が凄すぎる、を通り越して笑えた。うまく伝えられないけどグルグルグルグルしてるかんじ。でも嫌いじゃないですよ。むしろ好きです。思わず『アオバアリガタハネカクシ』を検索してしまいました。
★3 - コメント(0) - 2014年5月26日

十九世紀末の所謂表現主義と言われた絵画運動にも似た作風が目立つのだが、多分この人は縦横の繋がりなど全くなく、天然で、それを書いたのだろう。と、思わせるのが凄い。とにかく狂ってる。カオス。あと馬鹿馬鹿しい
★3 - コメント(0) - 2014年1月4日

「猫の喪服」を併録する。巻末の解説で、椹木野衣がマンガにおける時間について語っているのが興味深い。乱れた描線やデッサンの狂いといった絵的な問題、不穏な内容がこの作品を真の怪談たらしめているが、その中にあるコマに頭をぶつける描写が微笑ましい。
★2 - コメント(0) - 2013年10月15日

絵が、ぼくの見ている世界の裏側というか内臓側を見せられているような感じ。
★1 - コメント(0) - 2013年7月17日

学生時代、芝居を見るためにこの本を古本屋へ売りに行った。 買った値段を聞かれ、「これそんな価格で買ったの?うちじゃもっと安く売ってたのに笑」と古本屋店員に言われた良い思い出。
- コメント(0) - 2012年8月13日

なんというカオス。絵や話は明らかに稚拙だと思うが著者のセンスがずば抜けて異様。特に構図の取り方が凄い。シュールレアリズムの極みのような内容でまさに悪夢。この不安定さをどこまで狙って描いているのか全く理解不能。これほど安心して見られるコマのない漫画を読んだのも初めてのことで、画面の迫力で引き付けられるという意味では漫画の根源的な生々しいパワーのある作品だと思う。
★8 - コメント(0) - 2011年8月4日

気持ち悪いけど嫌いじゃない。
★2 - コメント(0) - 2011年6月30日

何から何まで狂ってます。デッサンとか構図とか、完全にゆがんでいて狂気が伝わってくるみたいです。登場人物の首がふくろうのように180度回転するコマがいくつもあって、たぶん怖いシーンとして描かれたわけではありませんが、私は非常に恐ろしかった。それと、母親の顔や姿が不自然に変化してゆくのも不気味でした。細部に注目すればまだまだおかしな点を発見できるかもしれません。あまり熱心に読むとこちらの理性まで侵されそうですが……。
★2 - コメント(0) - 2011年5月23日

全体的に黒ベタが多いのが手伝ってか閉塞的な不安感に襲われる。話の中に閉じ込められてしまいそう。
★1 - コメント(0) - 2009年9月3日

混沌が紙から滲み出るような画の奇怪さが凄い。大事なものを端から排除したような物語も胡乱。批判をおそれず言えば悪い意味でポップだ。
★1 - コメント(0) - 2009年6月15日

再読。意図せざる狂気を感じる漫画。
★1 - コメント(0) - 2009年5月7日

禍々しいという表現がぴったりな漫画。ムンクの絵画を思わせる歪んだ登場人物、不安を煽りたてる書き文字、分裂病的にねじ曲がった非日常的構図と、まるで狂った悪夢を見せつけられているかのよう。作品全体が病んでいるといった感じ。凄すぎる。アクが強いを通り越し、アクを塊にしてそのまま煮詰めたような作品なので、決して万人にお勧めできる漫画じゃないけれど……それでももっと知られていい作品。
★1 - コメント(0) - 2008年10月12日

1998年 2月23日
- コメント(0) - --/--

読むドラッグとして有名な作品。故意に崩されたパース、独特の視点から三半規管をやられるのかな
★1 - コメント(0) - --/--

今読んでいるみんな最新5件(2)

06/05:タカヒサ
08/03:海猫

積読中のみんな最新5件(4)

02/22:辺野錠
10/04:松戸太郎
09/20:

読みたいと思ったみんな最新5件(29)

12/21:傘緑
10/31:kbtysk
01/07:まっこり
怪談人間時計の 評価:55 感想・レビュー:20
ログイン新規登録(無料)