わたしの物語 (創造するラテンアメリカ)

わたしの物語はこんな本です

わたしの物語の感想・レビュー(168)

6歳の自称少女が語るなんとも奇妙な物語。突拍子もなく、全てが嘘のようでもあるが、何故か切実さも感じる不思議な語りが意外と心地よかったり。
★5 - コメント(0) - 3月15日

図書館本。 あらすじ。 外からは少年と呼ばれる少女の私が修道女になるまでの話。。。なんだけど。 まず、父親から苺アイスを買ってもらう、不味いので泣く、父親も味見、不味い。 店員も味見して不味い、父親ぶちきれて店員殺害、懲役8年。 私はアイス食中毒で生死をさまよう。三ヶ月遅れで学校に入学。 色々私が妄想遊びをする。 最後に母親を尾行ごっこしてる時に店員の未亡人に攫われ、アイスクリームの容器に入れられて私は死ぬ。 読んでても読み終わっても理解がついていかない。 解説では訳す前に修道女が文字遊びでハムになったと
★3 - コメント(1) - 2月8日

『わたしがどのように修道女になったか』という物語のはずが…。出だしから、父のアイスクリーム愛を吹き込まれてアイスがまるで神話のようになっていた。そんなアイスをわたしが一口食べたとたん「ま、…まずい」と…。そこからラジオになったり、母を尾行したり、学校に行くと名前を呼ばれなくなったりと、現実的でありながら支離滅裂な世界へと~。
★75 - コメント(0) - 1月1日

なんじゃこりゃ!装丁や帯やあれやこれやにすっかりとダマされちゃった。でも、この不条理な読後感、何かに似てる・・・。おススメは出来ないけれど、読んで良かった。
★8 - コメント(0) - 2016年12月9日

なんだこれ。読みながら疑問符が増え続け、それは最後まで明かされず放り出される。着地点におおっと思い、もう一度読んだら、ちょっと彼(彼女?)の見てる世界や不穏な感覚に近づけた気がするけど、たぶん気のせい。やっぱり変。でもなんか好き。『試練』も気になる。
★4 - コメント(0) - 2016年12月3日

つじつまが合っていないところも含めて、ざらりとした舌触りの特異な物語であった。
- コメント(0) - 2016年6月23日

アイスクリームを食べて食中毒に見舞われた、あるいは見舞われていない女性、あるいは男性の〈何かが壊れてしまってい〉る半生、あるいは妄想の物語。壊れているのは「小説」という種である。ここまでぶっ壊れている小説は他に知らない。初期の高橋源一郎もルイス・キャロルも、セサル・アイラに較べりゃ正気だ。しかし共通点はある。高橋源一郎やキャロルにおいて「詩的」と感じられる細部を、アイラは哲学的な「知性」で満たしている。細部に神が宿る、というよりは、細部に作品が宿る……そのような意味で彼らは共通している。
★7 - コメント(1) - 2016年5月15日

美味しいはずのものが不味い…という経験をして以来、思いと行いの不一致を是とするようになった主人公。〈きれいはきたない〉を地で行くと人はどうなるのか?を小説化、あるいはウィトゲンシュタインの言語ゲームを逆手に取った物語なのだが、ただ、望まれていることは分かっているけれどあえて応えない…というのは子供時代に経験することではないだろうか。そう考えると、不条理めいた展開に親しみすら覚える。
★5 - コメント(0) - 2016年5月6日

最初に「わたしがいかにして修道女になったか」という物語と書いてあったので、いろんな苦難を乗り越えて…みたいな女の一生の話かと思ったら、とんでもない。生まれて初めて食べたイチゴアイスクリームが不味かった話から大騒ぎになり、入院した病院の話、三ヶ月遅れて通いだした学校の話、先が気になり読み続けだけど、気がついたらとんでもないところに着地していきなり強制終了…。面白かった…とも言い難いなんとも不思議な物語でした。
★13 - コメント(0) - 2016年4月30日

長らく憧れの対象だったアイスクリーム。しかし父親に買ってもらったイチゴのアイスはとてつもなくひどい味がした。それを父に訴えても信じてもらえず、相互の不理解によって状況は悪化しとんでもない事態がおきてしまう…。「私」がどのようにして修道女になったかを語る…と断っておきながらもセサル・アイラ(男)は修道女になる気配を全く見せないまま、ひっくり返るような結末を迎えて思わず笑った。よくわからなかったものの、大人から見て扱いにくい子供の受難の日々を書いた小説として読めたので『文学会議』より取っ付きやすい印象。
★4 - コメント(0) - 2016年4月12日

イチゴアイスで人が死ぬ!!!!!!!!!!!
★2 - コメント(0) - 2016年3月30日

え?は?なんじゃこりゃ!でも最後の方に面白くなっていく不思議。まるで苺アイス中毒。隠し味には「アイラ君」
★1 - コメント(0) - 2016年3月17日

イチゴアイスの呪いにかかりました。イチゴアイスで死ぬ人が二人も出る小説が他にあります?私はこの主人公はトランスジェンダーだという解釈で読んでいたのですが、そういうわけでもないのでしょうか。子供時代って必ずしも無邪気で楽しいことばかりではないし、自分の言動も周りの子の言動もこういう所があったなぁ……と。蘇るトラウマ。
★2 - コメント(0) - 2016年2月29日

訳者あとがきの中で、安藤哲行氏の「かたすかしをくらわされる」、「フェイントの妙」という評が紹介されているが、まさにそのとおり。読んでいる最中は、頭のなかにモヤモヤとした不思議な感覚がうずまき、最後も読者を突き放すような唐突な終わり方だから、結局モヤッとした感じが拭い去れない。でも、読み終わって時間が経ってくると妙にジワジワと来る。なるほど、これが「かたすかし感」であり「フェイント感」なのだと、妙に納得。そして、私はアイラにハマる気配。
★10 - コメント(1) - 2015年12月31日

読みながらなんか昔のホラー系少女マンガテイストだなあと思っていたのだが、山岸凉子のマンガが近いかと思ったのであった。好きです。
★1 - コメント(0) - 2015年12月7日

信頼できない語り手もの…という括りでよいの?この語り手、ミスリードさえしてくれない。手招きされては肩透かし。そもそも〈信頼できない〉ことは冒頭の数ページで明かされ、自ら「わたしはいつも嘘をついていたのですから。しかもわたしは自分自身で自分にいつも嘘を言うように強いていたのでした」と語る。最後まで翻弄されっぱなし。いやいやセサル嬢⁉︎後に14歳で子供は臍から産まれてくるのではないと知り、立派な修道女になっているに違いない。この際性別なんて瑣末な事だ。でもペルグラーノラジオの特別番組だけは本当なのかも。
★44 - コメント(0) - 2015年11月30日

私って頭固すぎ?理屈っぽすぎ?一つの言葉で無意識のうちに思い描いたイメージと、次に繰り出される言葉や場面が違いすぎて、慌てて脳内世界をゼロクリアしながら話を追う、の繰り返し。妄想とも言えず倒錯とも違う、とにかく不思議な世界にトリップした。読み終わり直後の今なら、人生初体験の味のイチゴアイスクリームを食べられそう。
★4 - コメント(0) - 2015年11月27日

アイスクリームに始まりアイスクリームに終わるセサル・アイラの自伝的小説。「わたしの物語、というのはわたしがどのように修道女になったかと言う物語」と書いてはいるもののわたしはそもそも「女」にはなれない。だって主人公の名前はセサル・アイラ(作者と同じ)。あまりに苺アイスクリームを「まずい!」と言い続ける場面が長かったので「これはアイラがおかしいのでは?」と思っていたら実はこれだけは本当にまずかったというオチつき。6才にしては醒め過ぎた主人公によって語られるあれこれを読むとアイスクリームがトラウマになるかも。
★42 - コメント(0) - 2015年11月14日

事故による障害のためか本来持ち合わせた性質によるものかはたまた6歳の子どもの認識なんてそもそもこの程度のものなのかとにかく信頼できないこと極まりない語り手に終始翻弄される。一人称小説にふさわしからぬ結末までクエスチョンマークばかりが並び続ける感覚が楽しかった。
★40 - コメント(0) - 2015年11月3日

イチゴアイスが怖くなる。感想が書けないけど、他のかたの感想すべてにナイス押したい感じ。なんじゃこりゃ~な一冊でした。
★4 - コメント(0) - 2015年11月3日

gu
書かれた言葉が裏切るならその前にこちらから裏切ってやれという感じ。
★7 - コメント(0) - 2015年11月1日

なんなんだこの物語は。どうしてこうなった!?常軌を逸してる。狂ってる。これ褒めてます。。表紙はイチゴのアイスクリームだったのね。。
★6 - コメント(0) - 2015年10月31日

短いながらもおどろきに満ちた作品だった。自分はミステリとかは苦手で、叙述トリックなどに至ってはほとんど嫌悪(好きな人、すみません)しているのだが、この作品は、そういう「読者をびっくりさせてやろう、意表をついてやろう」という意図はまったく匂ってこない。ただただ、作品の持つ怪物性に驚かせた感じ。すごく純粋な作品だった。
★4 - コメント(0) - 2015年1月27日

言葉遊びのような思考実験のような、素性もわからぬ「わたし」のブッ飛んだ思考過程の奔流。この作者間違いなくおかしい。「演技」というキーワードが頻繁に出てきたりと空想(フィクション)と現実がオーバーラップする感じがあって、その辺がミソなのかなあと思いつつ、また一方でそういう読みなんてものは全部無意味なんじゃなかろうかとも感じる。とにかくカオスな小説。これ映像化したらリンチの作品っぽくなりそう(小並感)
★3 - コメント(0) - 2014年11月7日

イチゴアイスが食べられなくなっても構わないという方のみ読んでください。私は後悔しています。...この語り手ぶっ飛びすぎでしょう。『「わたし=とんでもなく信用できない一人称」の物語』、まさにタイトル通りです。いや、面白いんですよ。面白いんだけど......一章と十章が危険です。
★18 - コメント(0) - 2014年9月16日

感覚そのもの、か。
★3 - コメント(0) - 2014年9月15日

変。褒め言葉の変。冒頭からどんどん予想を裏切られるどころではない妄想と呼んでいいレベルの語りが続いていく。それが心地良いのがおもしろい。とにかく変。
★2 - コメント(0) - 2014年7月12日

読メで皆さんと感想を共有できてよかったです。そうでなかったら、この読後のモヤモヤ感を処理できなかったでしょう。
★10 - コメント(0) - 2014年6月6日

ひとときのとっつきにくさをやりすごすと、麻薬にようにハマった。なにもかもがタガがはずれている。最後に表紙の意味がはっきりとわかり茫然。狂気にただようのがクセになりそう。
★2 - コメント(0) - 2014年6月3日

「あるべき展開」をひたすら外し続ける、まるで編集の手を通ってないかの散漫な一人語りから、なぜか目を離せない。
★2 - コメント(0) - 2014年5月30日

このオチをどう予想しろと!あとがきでもあったが、母音・子音の入れ替えで仕掛けが施されてるのかな……。
★3 - コメント(0) - 2014年5月5日

各エピソードがひとつの連なりとしてお話に関わるわけでもなく、かといってエピソード毎に作り話然としたオチがあるわけでもなく、好き放題に語られるお話は始めに提示した結末も無視する。
★4 - コメント(0) - 2014年2月1日

しゅ・・・修道女はどこ行っちゃったのさ!?と呆然と呟くしかない。父との思い出、学校での孤立、ごっこ遊び、母との思い出、男の子との思い出。これだけいえば、普通に子供の理論と妄想交じりの少女時代の語りなのに、どうしようもなくおかしい。自称は「女の子」なのに、男の子だし。妄想にぐるんぐるんに振り回されて、ぽーいと投げ出された感じだ。これは、もう一回読まないとだめだなあ。
★14 - コメント(0) - 2013年12月28日

むー。これは・・・読み終わってから表紙しげしげしてしまいました。罪深きイチゴのアイス・・・そもそも・・・じゃないし!・・・でもないし!しかも・・・!!もうアイスどころか頭とろとろ。最初の1章で解説に救いを求めた珍しいパターンでした。ラテン文学奥深過ぎ。でもなんか最近自分の中でラテン再燃中。日本の裏側っていうのがそそられる。そら理解できなくても当たり前やろ。って妙に納得しちゃいます。
★6 - コメント(0) - 2013年12月1日

なんですかこれは。どうにもつかみどころの話でうーんこういう話だよねそうだよねとなんども来し方を振り返りながら読み進めるもハシゴをはずされて路頭に迷いそうこうするうちに衝撃的な結末を迎えてはいおしまい。六歳児の妄想と暴走は誰にも止められない…
★9 - コメント(0) - 2013年10月14日

うわっ、そうきたか。予測もしてなかったので驚いた。淡々とした筆致で繰り広げられるのはフツウっぽいけどフツウじゃない出来事。イチゴアイス、教師、鼻と入れ歯、そしてラストと、衝撃の連続で、なのにそれが当たり前の世界と思わせる説得力。なんじゃこりゃ?!ラテンアメリカおそるべし。
★26 - コメント(0) - 2013年10月4日

tae
衝撃でした。これを読んでから寝たら悪夢を見たほど!ウワァァン!!。゚(゚´Д`゚)゚。 笑
★4 - コメント(0) - 2013年9月11日

わたしの物語の 評価:90 感想・レビュー:81
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