ゼウスガーデン衰亡史 (ハルキ文庫)

ゼウスガーデン衰亡史 (ハルキ文庫)
509ページ
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ゼウスガーデン衰亡史はこんな本です

ゼウスガーデン衰亡史の感想・レビュー(83)

★★★★☆面白い。SF的側面、国や企業の衰亡史としても、ゼウスガーデン(遊戯場)のアトラクションの発想としても、権力の権謀術数やかけひきとしても楽しめる。
★34 - コメント(0) - 2月18日

『虚航船団』第二部を思い出さざるをえない。
- コメント(0) - 2016年6月3日

面白かった。古今東西の歴史上の人物の戯画をごたまぜにぶち込んでいる猥雑なノリが、SF的な偽史物語としてとても楽しい。英雄的な人物たちがぶつかり合っていた日の昇る勢いのゼウスガーデンが、どんどん小物ばかりの巣窟になって斜陽化していく物悲しさがいいですね。
★6 - コメント(0) - 2016年5月4日

面白かった…。ゼウスガーデンの産みの親、宙一宙二がふたつの肉体を持つ同一人物と化す、「ゼウスガーデンの秋」で語られる二つの理想、何より「ゼウスガーデン衰亡史」そのものが昇って堕ちる、というストーリーなので、昇天と堕天という二つの歯車がもの凄い勢いで回転してるような印象です。キッチュなアトラクションで埋め尽くされた悪趣味全開の世界観は悪夢だし、人倫を踏みにじってでも到達しようとする芸術の罰当たり感にうへっときます。すごかった。
★3 - コメント(0) - 2016年4月30日

やっぱり思ったとおりの傑作でした!少し冗長な気もしないでもないがこれが癖になる。ただの遊園地が独立国家となり栄枯盛衰していく様を書いた偽史。ゼウスガーデンが衰退していく様はどこか寂しくもありました。
★12 - コメント(3) - 2016年3月11日

何回目かの再読。やはり唯一無二。秋はラノベっぽさもあるけど、とてもその範疇には納まらない。秋みたいな話ならいくでも作れそうだけどなー。これしないのが残念。
★2 - コメント(0) - 2015年1月27日

「下高井戸オリンピック遊戯場」から「ゼウスガーデン」が誕生し、荒唐無稽なあまりにも規模の大きな話へと膨れ上がるそのきっかけが、「有史以来の大地震」だったことは意義深いことのように思える。日本を描く際、どうしても地震は転換点として使われるのだ。
★1 - コメント(0) - 2014年8月7日

これはおもしろいです、際限なく肥大し、日本から独立した絢爛たる巨大遊園地の、およそ百年に及ぶ一大興亡史、 パノラマ島奇談的箱庭世界、清涼飲流水を彷彿とする奇妙な名前の奇人、怪人、狂人たちの、果てしない欲望、堕落、腐敗…、 そして最後は一抹のさびしさと深い心の闇
★13 - コメント(0) - 2014年7月31日

25年ぶりの再読で、今でもこの本こそが自分にとってのベストオフベストであることを再認識。ローマ帝国の興亡から借景して、チンケな遊園地が大発展し日本国をすら飲み込み、そして衰退していく偽史。そこで活躍する人々が、強烈な個性と美意識でもって毒となって自分の中を駆け巡る、狂気にも似た快感。特に第2部の最後の晩餐シーン、メインディッシュの食材が素晴らし過ぎて、一時本気で食したくなったほどに。そして強烈な登場人物達も兵どもが夢の跡のごとく、虚無へと回帰するラストもとても寂しく、印象深い。フィルアップの短編が中和剤。
★11 - コメント(0) - 2014年5月26日

円城塔に「主食」と言わしめる怪作。下高井戸オリンピック遊戯場ことゼウスガーデンの盛衰を圧倒的過剰さで描き切る。遊戯場の話だと思ったら歴史と政治と文明批評で、まさに衰亡史である、とても魅力的な偽史だった。新たに追加された「ゼウスガーデンの秋」はその一時代を切り取る抒情豊かな短篇。
★2 - コメント(0) - 2013年8月15日

『ローマ帝国衰亡史』を下敷きにした日本の偽歴史もの。バブル期に書かれたせいか過激な消費描写があまりに現代社会と隔絶していて感情移入しづらい。漫画『国民クイズ』を連想。
★1 - コメント(0) - 2013年7月15日

自分には合わなかった
- コメント(0) - 2013年1月26日

たまげた
- コメント(0) - 2012年11月7日

何年かぶりの再読。やはり面白い。しかしこの本が今絶版ですか。電子ブックでもいいのでいつでも読めるようにしてほしい。小林恭二の新作も最近無いんですね。寂しい。
★2 - コメント(0) - 2012年10月11日

日本のポストモダン文学として、なんとか成立しえた、稀有な例であると思います。崩壊した小説でもあるとともに、一方で、卓抜な文明批評として見事に着地してもおり、やはり大変な傑作です。ギャクセンスは、たしかに古いのですが、手垢がついて、不思議なコクが生まれています。
★1 - コメント(0) - 2012年7月25日

5月3日に行われた第8回リーダーズ・ネストで紹介されました。
- コメント(0) - 2012年5月3日

「天才的な双子によって急成長を遂げていく遊園地のとにかく壮大な話」何となくそんな程度にあらすじを受け取って手にしてみたら、早々に自分が一体何の話を読み始めたのか分からなくなって、そのまま夢中で読み終えた。終えたくないのに読み終えた。快楽に溢れ膨らみ続けるゼウスガーデン、それを取り巻く有象無象、グロテスクで無性に惹かれる徒花のようなアトラクション群、飽くなき人間の欲望の果てに…?と、もう絶えず胸が躍ってしかたがない。あの頃、ゼウスガーデンの前途ある若者たちは…という趣の「ゼウスガーデンの秋」もまた良かった。
★13 - コメント(0) - 2012年3月9日

ローマ帝国をはじめとする、醜く血塗られた権力闘争の歴史を徹底的にパロディ化し、下高井戸に再現(笑)。さらにバブル期ならではの快楽至上主義の狂騒、そして得体の知れない熱を帯びた著者一流のグロテスクな美の探求等がちりばめられた、超ブラックなクロニクル。ゼウスガーデンの異常な発展ぶりをはじめ、カニバリズムだの肉体改造だのと、こちらの予想を上回り続けながら果てしなくエスカレートしていく疾走感がたまらんです。しかしこんなイケイケな作品だとは思わなかった(笑)。
★17 - コメント(0) - 2012年1月13日

登場人物たちの駆け引き、アトラクションやモニュメントの発想などがすごく面白かったです。色々な視点での「快楽の追求」が書かれており、前半もたいがいですが後半の異常性の快楽とかは気持ち悪すぎて本当インパクト強かったです。人間の持っている狂気や芸術性、哲学について考えさせられる本でした。
★2 - コメント(0) - 2011年12月30日

筒井康隆をして「してやられた」と言わしめた作品。面白く読めたけど、どうも引っかかる。「たった」2千万人の来場でどうやって国家予算の3倍もの収入を得るのだ。300兆円としても、1人1,500万円も落とさないと。他にも色々と規模が大きすぎて引いてしまうことしばしば。わかってるよ。遊園地は単なる小道具にすぎないし、なにを書こうとしたか分かる人には分かるでしょう(私はローマ史に「も」疎いので)。無粋なことは言わないさ。でもねえ。509ページ
★6 - コメント(2) - 2011年10月27日

実在するはずのないテーマパークを、実際にあるかの如くリアリティたっぷりに描写するのは圧倒的文章力によるものなのか。倫理やら道徳やら、そういった物よりも快楽を追求するという、ある意味で人間らしさを描いた作品。凄まじい。
★6 - コメント(0) - 2010年7月27日

場末の遊園地が巨大な帝国になり、崩壊するまでを描いた超大作。全てにおいてスケールがでかい。この発想のバリエーションには参りました。小林さんがこんなにすごい人だとは知りませんでした。
★3 - コメント(0) - 2010年5月3日

深いため息と共に思わず「すげぇ…」と嘆いてしまった。 “神の庭”を意味する名を持ち自己増殖を繰り返す美と希望と快楽の千年王国ゼウスガーデンの興亡を描いた偽史。 既存の倫理道徳を超越し、ただひたすら美と快楽を求めて建造されるアトラクションはグロテスクかつ悪趣味極まるものばかり。 しかしそれらのアトラクションや歴史が非現実的で虚構のものであるはずなのに、どこか現実感を伴っているのは、それが戦後の日本の歴史(あるいは古代ローマ史)の戯画だからだろうか。
★14 - コメント(0) - 2009年8月21日

小林 恭二って、頭のいい人だなあっていつも思う。 『カブキの日』と同じくらい好き。
★1 - コメント(0) - 2009年7月4日

ゼウスガーデンの秋がおまけで入ってたので、購入。本編は再読。確か3回目くらいだけどやっぱり面白い。
★2 - コメント(0) - 2009年6月6日

図書館本。ハルキ文庫にだけ収録の外伝「ゼウスガーデンの秋」が読みたくて再読。ゼウスガーデンの爛熟期に、快楽学府の学生が考案した2つのアトラクション、肉体の限界を超えた「サイバーオリンピック」と、原始的欲望を満たす「天使のアトラクション」の顛末。快楽と欲望を極めることは、とても恐いことなのだ。一度知ってしまったら地獄が待っている。
★11 - コメント(0) - 2009年3月14日

今現在絶版となってしまっている本作品であるが私は当時出版社に電話を入れ、たぶん最後となる1冊を買った。これは誠に幸運であった。なぜならこの作品が大変面白いものだったからだ。双子の兄弟がうらぶれた遊園地を天才的な経営手腕と絶妙のコンビネーションにより信じられない急成長を遂げさせ、ゼウスガーデンという巨大な快楽帝国を作り上げるストーリーなのだが、壮大なスケールとスリルな展開にただただ脱帽するしかない。それほど大傑作と言える。前述のように今現在手に入らない状態なのだがそれが何とも惜しい作品である。
★1 - コメント(0) - 2005年1月30日

読み応えのある壮大なバカっ話。
★1 - コメント(0) - 2003年3月3日

無茶苦茶好きな本(^O^)/
- コメント(0) - --/--

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