ウエハースの椅子

ウエハースの椅子
205ページ
463登録

ウエハースの椅子はこんな本です

ウエハースの椅子を読んだ人はこんな本も読んでいます


ウエハースの椅子の感想・レビュー(416)

主人公の女性には恋人がおり、過不足ない日々を送っている。しかし、彼女は思う。“何の過不足もない、ということは、それ自体何かが欠落しているのだ。”(本文より)と。自由なのに自由になれない。幸せなのに幸せになれない。彼女のもとに、ふいに静かにやってくる絶望が、読んでいて苦しかった。
★9 - コメント(1) - 2月1日

江國さんの本の中でもとくに好きなお話。心の中にすうっと空気が入り込んでくるような。矛盾してるんだけどやんわりと胸を鷲掴みにされるような感覚。文章だけでどうしてここまで心が揺り動かされるのか。でもそれが好きで、つい何度も読んでしまう。
- コメント(0) - 2016年12月7日

幸福で、満ち足りていて、それでいて絶望的なお話。読み終わるのがもったいなかったです。
- コメント(0) - 2016年3月10日

読んでいて心地よい作品。
- コメント(0) - 2016年2月26日

再読
- コメント(0) - 2016年2月1日

あぁ、読みたくなかったタイプの文章だ。これは持ってかれる。表紙のように綺麗に飾られた、瓶を並べた浴室。絵を描いて生きていける環境。恵まれていたように見える子供時代の閉塞感。恋に恋して愛する男は妻子持ちなのに当たり前を植えつけてくる。信じてしまう。なんだろうこの孤独。やぁ。と現れる絶望は子供時代を押しつけて、だけれど好きに生きられるのだから大人であって、学校は陰鬱な場所で、そうと決めてもいないのにそれを押しつけられる場所。じゃあ今は?それは押しつけではないの?自然に死に向かってしまえればしあわせなのかしら。
★1 - コメント(0) - 2016年1月14日

久しぶりに江國さん。表紙がまず好き。そして江國さんの文章、雰囲気がやっぱり好き。「あなたにもっとさわりたい、あなたをもっと眺めていたい」果物を、味ではなく、色や匂いや形に惹かれるのと同じように恋人を眺めていたい、さわりたいという、単純な欲望。解る。恋人には妻子有り。どんどん閉じ込められて、ウエハースの椅子みたいに脆くて壊れて行きそうな様子は狂気じみている。けど、この作品は嫌な感じがしない。妹と行く、両親のお墓詣りのシーンがいい。
★29 - コメント(0) - 2016年1月2日

再読
★1 - コメント(0) - 2015年5月17日

江國さん初読み。よくわからなかった…。 精神が不安定な女の人の話。
★1 - コメント(0) - 2015年3月6日

18冊目。やっぱ江國さん好き。孤独なんだけど、自立してて、でも愛に飢えてて、でも愛情の溢れてる、そして何処か欠けてる、芯のある女性。綺麗な明るいお風呂場のタイルみたいに、ひやっとして、なんかとてもいい匂いのしそうな世界でした。
★1 - コメント(0) - 2015年2月11日

幸福の行きつく先は絶望なんだな、と思いました。何もかも満たされてしまったら、そこが行き止まりなんですね。
★1 - コメント(0) - 2015年2月5日

淡々と進むせいか内容に対する印象が薄い。ただ、江国さんの男女の関係の描写は本当に好き。
★3 - コメント(0) - 2014年12月27日

装丁デザインが素敵だったし、あまあまな恋愛小説を味わいたい気分だったので読み始めた。でもう〜ん…。はじめのうちは面白かった。だけどだんだん主人公の不安定さが露わになるにつれ、気が重くなっていった。9歳の女の子か老女のような主人公。未来がないようで、日々を摘んでいる。両親との間に何があった?どちらかというと恵まれていたのではないかと思うのだけれど?不倫は密やかにしないと。男は厚かましく感じる。妹もセカンド。最後の方はイチャイチャぶりに食傷気味。男は運命の人?「がらくた」という後味悪い話を思い出したりした。
★5 - コメント(1) - 2014年10月14日

再読
★1 - コメント(0) - 2014年9月15日

sai
私を訪ねてくるのは、やさしい恋人(妻と息子と娘がいる)とのら猫、そして、記憶と孤独。恋人の身体は、信じられないほど私を幸福にする-。とても切なく危険な恋愛長篇。
★3 - コメント(0) - 2014年9月2日

とりたてて後悔はしていなかった。ただ、自分が間抜けになったような気がした。でたくもない運動会にでて、紅白の鉢まきをまいてしまったあとのような気持ちだった。(p177)
- コメント(0) - 2014年5月8日

とりたてて後悔はしていなかった。ただ、自分が間抜けになったような気がした。でたくもない運動会にでて、紅白の鉢まきをまいてしまったあとのような気持ちだった。(p177)
★2 - コメント(2) - 2014年5月8日

言ってしまえば、不倫のお話。ありがちな淋しさが沸いてる。でも、流れがゆったりで綺麗で、オードシャルロットの香りが漂ってる気分でした。
- コメント(0) - 2014年3月30日

ほとんど事件らしい事件も発生しない日常。主人公は旅に出たりするが、話の中心はマンションの一室。でも綺麗に読ませてくれる。主人公の生活の嗜好性みたいなものに引き付けられました。  それにしても主人公の最後の行動は理解できませんでした。どういうことだろう。漠然とした不安?でも自然死したいという欲望は共感できる。別に自分が死にたいわけではないが
★2 - コメント(0) - 2013年8月6日

ストーリー性のない淡々とした話。嫌いじゃないけど小説事態が久々だったからかな、読み終わるのに時間がかかっちゃいました。いっきには読めなかった。もう少し大人になってから読み返したいかな、、
- コメント(0) - 2013年5月29日

この本の主人公が『神様のボート』の葉子に似てる気がする。
★1 - コメント(0) - 2013年4月20日

支離滅裂で何がなんやらさっぱり。本の表紙をみたときものすごく不安になる色合いでお風呂の中で自殺するイメージに見えて怖かった。それに伴って、この本の主人公の考え方が全く理解不能で、一種の鬱がかった精神を病んでる人に感じられた。(不倫していて愛に溺れては悩む展開)そういうのを書き表そうとしてるなら、もろ直撃の洞察力だと思う。まともを装ったさりげない狂気が感じられる。でもそう考えるとどうとでも取れる芸術寄りで、意味のない話の羅列で物語としては好みではなかった。この作家の本はどこか高度過ぎて馴染みにくい。
★5 - コメント(0) - 2013年4月4日

再読。10年ぶりぐらいかもしれない。読むのがこわかったけど、安心した。とても近しい感じ。また読もうと思う。
★13 - コメント(0) - 2013年3月31日

これは、かなり好きな作品。読んでいてひたすらさみしく、かなしい。「こんなところに来るはずじゃなかった」感じが、『神様のボート』と似ている。
★1 - コメント(0) - 2013年3月19日

名前も年齢もわからない「私」。食欲もなければ、むさぼるような性欲も、妻子ある男性を奪いたいという独占欲もない。もしかしたら、そういう欲が「ない」のではなくて、そういう欲に「近づかない」ようにしているのかもしれない。物語後半から避妊ゼリーを食べるのを拒み始め、なんとなく「子どもが欲しい」とか「死」とかそういう欲をちらつかせるようになり、そこから「自分が壊れる」という表現が目立つ。タイトルから、彼女の椅子はウエハースでできた壊れやすいもの、危険を冒して座るのではなく、遠くから眺めるものという意味合いを感じた。
★2 - コメント(0) - 2013年3月12日

**** 幸福と絶望. 解説にあったように ストーリーとか 大きな変化はないけど ここちよい.
- コメント(0) - 2013年1月30日

読みにくかった
- コメント(0) - 2013年1月4日

再読
- コメント(0) - 2012年12月19日

子どもでい続けることは絶望を受け入れること。ひとつひとつの小さな絶望の先に、ゆるやかな死が携えてある。
- コメント(0) - 2012年12月12日

再読。大好きな本。でも読むてがなかなかすすまない…丁重に大切に読みたくなる本です。
- コメント(0) - 2012年10月15日

「私は大人なのに、ときどき子供の時間に時間に閉じ込められているような気がする。」ってすごく解る。いまだに明日の時間割の準備をしてる夢を見たりして、解らなくて焦って目が覚めて、そうか私はもう大人だったんだとびっくりしたりする。読んでいると一人暮らしをしていたときのことを思い出した。夫(当時は恋人)が帰ってしまったあとのしんとした部屋の静けさだとか、ものすごく満たされていたはずの気持ちが急に冷めていったりとか。男の人はどうして明日も仕事だからって簡単にさよならって部屋を出ていけるのかなとか考えてたんだっけ。
★5 - コメント(3) - 2012年7月24日

やあ。と言って会いにくる絶望とか、記憶のかけらとか、淡々とストーリーは進むのに読後感は濃い。「恋人がすべてであると感じるのではなくて、恋人といるときの私がすべてだと感じる」という感覚や、下着を買うのが道楽なところに憧れる。作中に何度も出てくるオードシャルロットの匂いってどんな匂いか気になる。私にとってちょっと背伸びした都会的な作品。
★6 - コメント(0) - 2012年3月18日

再読
- コメント(0) - 2012年2月9日

お互いどんなに強く求め合っていても孤独と絶望にいつも付き纏われている女性の心情がちょっと切なかった。江國さんならではの言葉の使い方に感心した。
★3 - コメント(0) - 2011年12月9日

再読
- コメント(0) - 2011年11月25日

初の江國作品長編。それぞれの生き方が不安定ででも確立してる。擬態語の使い方が素敵で好みすぎる!誰にも名前がついてないところが雰囲気をより一層高めていてすごい。ただ、難しすぎた。ちりばめられた伏線や象徴の意味を理解するには経験が足りない。いつか再読したい。
★3 - コメント(0) - 2011年11月8日

フワフワとしてるけど美しい言葉の裏に潜む残酷さにえぐられる。お~っ!て鳥肌のたつ台詞にそそられる。江國作品はどれもハズレ無し。
★1 - コメント(0) - 2011年10月24日

友人に薦められて読んでみた。 言葉の連なりが美しいと感じた。
★2 - コメント(0) - 2011年9月8日

☆×3.5…極限まで人間の固有名詞を取り除いた、いたってシンプルな文章。(ただし犬除く)わかる人にはわかるでしょう、この恋は明らかにタブーものであるということ。文章はいたってよいのですが、後半にしたがうにつれ重くなってきます。それと嫌いな人は嫌いなあの手の表現が…重くなっていったのが残念。
- コメント(0) - 2011年7月7日

再読
- コメント(0) - 2011年7月3日

ウエハースの椅子の 評価:64 感想・レビュー:65
ログイン新規登録(無料)