それぞれの少女時代 (群像社ライブラリー)

それぞれの少女時代はこんな本です

それぞれの少女時代の感想・レビュー(59)

これまでロシア文学といえば、トルストイやドストエフスキー、ツルゲーネフやチェーホフなどしか読んだことがなく、現代のものを読んだのは初めてだった。連作短編集で一作一作は短いわりに登場人物が多く、名前とそれぞれの人物像がなかなか頭に入らず難渋した。タイトルからイメージしたより幼い子供達が主人公であるものが多かった、ような。その辺がしっくりこなかったのかもしれないが、個人的には、どことなく物足りないというか消化不良というか……。
★3 - コメント(0) - 2016年7月5日

スターリン時代末期の少女達の成長の一幕。こども特有の世界での純粋さ、残酷さは時代にかかわらず普遍なもの。双子姉妹のやり取りに興味を惹かれた。創作の苦悩を持つ側とそれを必要とする感受性の強さを持つ側。どちらが芸術家なのかな。
★8 - コメント(0) - 2016年1月11日

スターリン時代後期とその後くらいの期間を生きる少女たちを描いた連作短篇集。月並みな表現だが、性の芽生えや出自などからくる戸惑いや悩みなどを繊細に描いている。少女の生活を政治に完全に還元するでもなく、かといって政治を全く無視するわけでもない、政治と子供の生活の距離感がリアル。
★4 - コメント(0) - 2016年1月4日

「風疹」これはすごいな、描ききってる。女の子たちに芽生えた気持ち。魅惑的な好奇心に恍惚としちゃいすぎた感じね。自覚のうすい性への関心。風疹じゃなくて知恵熱的な印象でした。。「かわいそうで幸せなターニカ」のぼせっぷりがすごーく痛々しいんだけど、本人はミラクルに幸せなんだよなぁ。だから、おバカな子って思っちゃいけないね。
★35 - コメント(0) - 2015年11月10日

スターリン時代からその後にかけて子供〜10代前半を生きた、さまざまな出身と家庭の背景をもつ少女たちの半ば群像劇。描いているのはあくまで彼女らの「日常」。
★6 - コメント(0) - 2015年10月25日

先日読んだ「子供時代」の訳者あとがきで姉妹作のような作品と紹介されていた本。6話の連作短編集。描かれる少女たちはやはりウリツカヤと同じ年辺りに生まれた子どもたち=スターリン時代の子どもたちである。甘い雰囲気のタイトルとは裏腹に、暗い時代を感じる単語がちらほら。子どもだから・少女だからと言って無邪気なだけではないのも同じ。人種差別や階級による貧富の差、性への好奇心が取り巻く少女たちの世界では愛情と悪意や残酷さは表裏一体。むしろ裏表すらなく、どこまでも同じものなのかもしれない。
★48 - コメント(2) - 2015年9月16日

「子供時代」と同じ様に登場人物に繋がりのある連作短編集でこちらは女の子版。スターリンの亡くなる頃の話で貧富の差、人種差別もあり日常が暗いもので覆われている感じはあるが、描かれている少女たちは国と時代は違えど普遍的で共感するものは多い。思い出したく無い過去でもその時は一生懸命で…大人の悪意に触れ驚いてみんなで走って逃げたり、お誕生会で大人には言えないごっこ遊びしたり、忘れていたけれど同じような事があったと懐かしい気持ちだった。
★9 - コメント(0) - 2015年9月1日

スターリン政権末期のソ連なんてわかるかしら?だったけど杞憂でした。文章もストーリーも女の子たちも魅力的で素晴らしかった。萩尾望都「半神」を思わせる双子の少女の複雑な愛憎、両腕のないトーマに幼稚な正義と誇りを粉々にされる共産少年少女団の少女たち。子供だけのキラキラしたパーティーで「お医者さんごっこ」を暴走させる興奮した感じ。大人に気づかれずにパラレルワールドのように存在し続ける子供の世界って確かにあったな。モコモコに着膨れた女の子たちの秘密めかしく、愛らしく、不可解で、悪意に満ちた世界に魅了されました。
★22 - コメント(6) - 2015年8月17日

民族も親の職業も異なる少女たちが可愛らしくおませである。旧ソビエト、スターリン時代の少女たちの性の目覚めをみずみずしく描いている。新鮮であった。
★2 - コメント(0) - 2014年8月17日

幼い体と心の中で起こるドラマチックな変化を淡々と静かに描いて、不思議な感動と共感を呼び起こす。柔らかい少女たちの背後に硬直したスターリン時代の共産主義社会が顔を覗かせるのが不気味な効果を醸し出している。
★2 - コメント(0) - 2014年8月13日

旧ソ連時代に生きていた少女たちを描いた短篇集。なにげない嘘でいじめたり、よくわからないしていたごっこ遊びがエスカレートしていったり、女の子達の残酷さとかかわいさとかよく出ている。
★2 - コメント(0) - 2013年8月10日

少女の世界にも旧ソ体制下の閉塞感が影を落とすが、彼女たちは独自の危なっかしい秩序を守ることに忙しい。残酷さ・惨めさは、一歩下がれば滑稽な笑い話。秘密めいた華やぎも。今はみんなきっと良い顔のおばさん。
★4 - コメント(0) - 2013年4月1日

スターリン時代末期のあるモスクワの学校に通う10代前半の少女たちをめぐる6篇のお話。民族の違いや家庭環境の差を背景に、思春期を迎えようとする繊細な少女たちの心の動きをうまくとらえている。一見、純真無垢に見える彼女たちの毎日は、楽しいことだけではなく、つらいこと、悲しいこと、心配なことであふれているのだ。かつて出会った無愛想なロシア人のおばさんたちも、こんな少女時代を過ごしたのかもしれないと思うと、優しい気持ちになれた。
★29 - コメント(0) - 2012年11月14日

1940~50年代のソ連を舞台とした6つの連作短編。最初の2話が繋がっていたので、3話目にちょっととまどった。同じクラスの数人の少女に焦点があてられ、それぞれの悩み、戸惑い、憧れなど少女期の心の揺れが描かれている。少女たちのごっこ遊びが描かれた第5話の「風疹」が強烈で印象的。
★2 - コメント(0) - 2011年11月29日

おもしろかった! 双子の女の子!!
- コメント(0) - 2011年11月5日

再読。スターリン統治時代のソ連で暮らす少女たちの意外とのびやかでしたたかな生活を綴った小説。いつの時代でもどこの国でも共通するような少女の暮らしに笑いを誘われながら、時々さらりと語られる当時の時代背景に冷や水を浴びせかけられる。皮肉とユーモアの入り交じった、乾いた文体がいいのですよ。好きなのは「風疹」「かわいそうで幸せなターニカ」。あとヴィーカみたいなパワフルでハタ迷惑な子、いたなぁ。
★1 - コメント(0) - 2011年9月23日

11歳の少女の放尿シーンや、少女同士の子作り出産ごっこ、女子高生による女教師ストーキングなどが拝めます(笑) それはともかく、リュドミラ・ウリツカヤは名前しか知らない状態で読んだが、硬質と言おうか、存外ハードで強度があって嬉しくなった。現代文芸でもロシアはおもしろいことになってるなぁ。
★1 - コメント(0) - 2010年12月2日

純粋、残酷、それが少女時代。昔の自分を俯瞰しているようでした。
- コメント(0) - 2010年9月7日

(2000・露)スターリン政権末期のいくつもの少女時代にまつわる短編集。ページを開けばまるで自分の少女時代を振り返っているようだという錯覚が生じるほどに登場する少女たちの姿が身近に思えてくる。どちらかと言えば圧政が敷かれた時代であるのだが、作品全体にときどき姿を現す恐怖の影以外では、平易だが平坦ではない文体で描かれたひとびとの姿は、驚くほどしたたかでしなやかである。
- コメント(0) - 2010年4月12日

いきいきとしている少女たちが可愛い。「風疹」の章、性への目覚めや興味から、女の子たちが一生懸命遊ぶ様が可愛らしかった。繊細な少女小説。
★1 - コメント(0) - 2010年1月26日

描かれる少女たちの甘さでも毒でもない味わいがリアル。
★2 - コメント(0) - 2009年1月4日

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