俺の職歴―作品集 (群像社ライブラリー)

俺の職歴―作品集の感想・レビュー(35)

市井の人々の何気ない様子を面白くお話にした。これって落語じゃん。ロシア特有のユーモアや文化はわかりにくかったけど、男性の一人称の話はハードボイルド落語っぽく読んでた。レモネードかと思ったらお酒だった話と病院でおばあさんと混浴させられそうになった話が好き。
★6 - コメント(0) - 2月6日

鬱病に悩み、スターリン批判者として作家としての道を閉ざされた不遇な作家、ゾーシチェンコ。でも彼の作品には優しい眼差しと生き生きと日々を過ごすお調子者などの市井の人々が闊達且つユーモラスな語りで生きていました。「貴婦人」の貴婦人のいけ好かなさに「あるある」と頷き、表題作に笑いつつもしんみりし、「茅はさやぐ」の酔っ払い神父が引き起こすハチャメチャな葬式に爆笑。「結婚にまつわる出来事」の「結婚したがる人には理解に苦しむ」には激しく、同意。そして「リョーリャとミーニカ」のおはなしが心に沁みます。パパさん、良い人。
★71 - コメント(0) - 2016年7月8日

何となく手にとった一冊。著者はロシア革命後の頃ユーモア作家として人気を博すも、鬱病に苦しむ自分に真面目に向き合って書いた自伝が時局にあって不真面目とスターリンの逆鱗に触れ1946年に作家同盟から除名されその後不遇の中で死去。当時の生活や庶民の会話がありのままに写し出される短編、心にしみる幼少期の思い出。人間らしく正直。窮屈な生活だからこそ笑いを自然に求めていったのか。大阪の研究グループが施した翻訳も良い味。この本が出る経緯に喜ぶロシア人画家の文もぐっと来る。また好きな作家と出会えた。※ロシアンユーモアです
★5 - コメント(0) - 2016年3月28日

こんなロシア文学があるなんて!旧ソ連時代の小話的短編集。とても愉快でやや風刺もきいている。偲ぶ会の話と解説には胸を打たれた。多摩南読書会課題書。当日いらした群像社島田さんの解説がありがたかった。ソ連やロシアの本、もっと読んでみよう。
★2 - コメント(0) - 2016年3月26日

読書会のため再読。実は私、チェーホフの小咄もだめなんであるが、こちらも途中まで、笑っていいんだかいけないだか、半笑いであった。だいぶ進んで「証明写真」まで来て、あー、これは笑っていいんだーと気づいて、やっとラクになったのであった。ほとんどの参加者の方はユーモア小説として読んだ、ツボにはまるとげらげら笑える、電車と読むとヤバい…とおっしゃっていましたが、私のツボはここではないようで。。。
★2 - コメント(0) - 2016年3月11日

身も蓋もないことを平気で言ってしまう非インテリ庶民のざっかけなさで笑わせる。ちょっと泥くさいところもあるけど、そこが魅力なのかもしれない。挿絵がいい味出してる。
★3 - コメント(0) - 2016年2月28日

自分から手に取ることは絶対になさそうな一冊。読書会の課題というので読んでみましたが。これはどこに分類したら良いのだろう。淡々とした世間話が続くみたいで、不思議な感触。
★4 - コメント(0) - 2015年12月24日

ソビエト社会を風刺した作品として読むと刺激が弱め。どこかで読んだような内容でガツンとくるものはなかった。温かみのある笑い話といったほうが合ってるかも。本書が出版された経緯が興味深かった。
★8 - コメント(0) - 2015年3月29日

ロシア人作家、革命直後、くらいの前知識しかなく読み始めたが、短く読みやすいユーモアが見え隠れする感じの良いお話ばかりで、いいなあ、こういうの、と素直に思いました。登場人物みな、可愛らしいくらいに素直で正直で、適度にこずるくみっともないけど、楽しく生活している感じ。しかし最後の「ゾーシチェンコを偲ぶ会」で、作家の辿った道を知ると、その印象に哀しい暗い色が差してしまった。作品の価値には何の関係も無いことだが、政治が介入する醜さに辛い思いになりました。挿画がとても素敵です。
★13 - コメント(0) - 2014年9月3日

東欧のユーモアに通じる可笑しさ。挿画がいい。あとがきのこの本が出版されるまでの事情が書かれていてとても良かった。この皆さんの経歴というかこの会の発足までの経緯にも興味津々。
★3 - コメント(0) - 2013年10月28日

ロシア革命後から第二次大戦頃まで活躍したゾーシチェンコの短編を集めた本で、本邦初紹介らしい。キチンとオチを用意してあって、「ほほう」という印象の話が多かった。あとは設定自体がドタバタコメディーになっているものもある。ただ、凄く面白いかというと、そこまででもないかも…。しかし、挿絵を描いたコヴェンチューク氏が大変好きだったというからには、他の短編も面白いのだろうか。ちょっと気になる。意味も分からずにアジ演説をしたり、運び屋と思しき人物を警察が職務質問するシーンなどにソ連らしさが垣間見えた。
★2 - コメント(1) - 2013年10月22日

きれいなブックデザインなので、古い小説をわざと面白そうにみせて出版したのかと誤解して読み始めた。挿絵もロシア人によるもので、その深い理由が後半部に書かれていて、著者の実際そんなに明るくない人生のことも知り、しんみりした。悲劇的なところがあると、喜劇を書く人もいるのかもしれないと思った、小説の内容は、昔のビートたけしの漫才にどこか似ていてとても面白かった。
★1 - コメント(0) - 2013年2月25日

こういう作品をただ「面白い」と言って読めれば良いのに。この活き活きした切れ味の良い作品を書いた人が、のちにその舞台となった国にメッタ打ちにされてしまうなんて・・・口惜しいという以外に何を言えと?本作の中に詰め込まれた陽気さと労働者階級の人々に対する愛情、ただ楽しく読むことが、作者への最高の賛辞になると私は信じたい。今ロシアは変わった、今の世界を作者が見て、新たな小咄を思いついてくれたらと思う。そして人々は変わらない愛すべき姿があるはずだ。出来れば私は、ゾーシチェンコの世界で生きる労働者でありたいと思う。
★3 - コメント(0) - 2013年2月14日

滑稽さの中に人間の悲しさみたいなものを感じます。
★2 - コメント(0) - 2012年9月9日

怖いイメージのあったロシアですが、日本人でもわかるあるあるネタに溢れていると知って親近感が沸きました沸きました。ウォッカ飲んでるおじさんが登場しただけで、ロシアの人にとっても「くすっ」となるポイントなんですね。日本だとなにがこのポジションだろう……、野球見て酔っ払って叫んでるおじさんかなー。
★2 - コメント(0) - 2012年8月29日

20世紀初頭の社会革命後のロシア庶民描いた作品集。その時代の共産圏の生活は想像する他ないのだが、ブラックユーモア満載でおもしろい。文体も労働者階級の口語で書かれているので、人々の語り口 もリズミカル。作者の人生も統制により波瀾万丈、物語の主人公たちも時代の悲哀をたくさん背負っている。でも、表面では重さも哀しみも感じさせないおもしろさが魅力の作品。
★2 - コメント(0) - 2012年8月19日

ロシア版小咄集といった趣の作品でした。ロシアらしさありつつ、時代は変われど人間のやることなすことのどうしようもなさを、ペーソスある皮肉と笑いとで昇華してくれる。親戚の失敗談を聞いているようななじみやすさ。特に「リョーリャとミーニカ」のシリーズが好きでした。生前不遇をかこった著者の作品がこうして日本で日の目を見ることになってよかったなと。作品の魅力増す装丁挿画もすばらしく。また翻訳グループの方々の尽力にも拍手。
★4 - コメント(0) - 2012年7月11日

いかにもロシアらしい、アネクドート(滑稽な小話)だった。当然ウォッカの飲み過ぎも出てくるし、アジ演説も出るし、組織からの無茶苦茶な指示とそれを無視するプロレタリアートの姿も出てきており、非常にオーソドックスな小話集だった。こういった小話は多くの作家が同じようなものを書いているため、作家の際立った特徴が感じられない反面、安心して読める。スワヴォーミル・ムロージェク、ヤン・ネルダ、セルゲイ・ドヴラートフ辺りのファンであれば、文句なしにツボなのでは。
★8 - コメント(0) - 2012年6月21日

ユーモラスでとぼけた味わい。この短編集は共産圏のジョークのようだ。イラストと装幀を含めた、この小さな本の作りも、ペーパーバックではない、外国でよく見る薄い小説本の味わいをもっていてかわいらしい。(蛇足ながら、この本とブルガーコフ『犬の心臓』はほぼ同時代に書かれてるんですね。)
★3 - コメント(0) - 2012年4月18日

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