エレクトロ・ヴォイス 変声楽器ヴォコーダー/トークボックスの文化史 (P-Vine Books)

エレクトロ・ヴォイス 変声楽器ヴォコーダー/トークボックスの文化史の感想・レビュー(19)

人の声のスペクトルというのは口腔の形のことだ。取り除かれたのは声帯の振動。アリストテレス哲学の、形相と質料の区別を思わせる。肺を持たぬ、息(プネウマ)を持たぬ声、機械仕掛けの歌姫の声は、どこか歪んでいて、ことさら耳に魅力的に響く。今さら暗号化されているわけでもあるまいが、それは秘密の意味を囁きかけるようだ。
★2 - コメント(0) - 2015年9月18日

ヴォコーダーは軍事暗号通信機器として開発された!スターリン、チャーチル、キッシンジャーからクラフトワーク、ニール・ヤング、ザップ、バンバータ、スコーピオを経てラメルジー(!!!!)に至る壮大なる機械的変声を巡る政治と技術とアートを横断する旅。声が変わり意味を失うように文章も時に混線し不可解となるもとにかく興味深い。何より、軍事用に開発された初期のヴォコーダーにはターンテーブルが付いていて16インチ(!)のレコードが必要だったと云う話は最高。
- コメント(0) - 2015年5月23日

単なる学術本だと思って読むとイイ意味で裏切られる。著者がヒップホップ系ライターということもあって、膨大な情報量が縦横に飛交う楽しい語り口でグイグイ読ませる。ビックリしたのは、かのソルジェニーツィンが特殊収容所にブチ込まれていたころに、スターリンの命でロシア製ヴォコーダーの開発に携わっていたということ。そのときの体験は彼の著書『煉獄のなかで』に書かれているようなので気になる。
★1 - コメント(0) - 2015年3月11日

2014年8月27日:サンノート
2013年10月20日:takaaki_kato
2013年9月28日:Roko-san
2013年2月3日:チャンス高岡
2012年12月4日:東京都在住
初期のエレクトロやヒップホップ、最近だとEDMやPerfumeに至るまで塚割るようになったボコーダー。その元を正せば、軍の通信用の暗号技術からスタートし、後の圧縮音声技術のプロトタイプになっていったという興味深い話から、エレクトロの黎明期に、いわずもがなのバンバータが出てくるなど、一見、脈絡もない出来事の数々が、ボコーダーという戦争と音楽という二つの側面が繋がるというおもしろさ。とにかく博覧強記な内容で圧倒いう間に読んでしまった。しかし、中身がかなり難易度も高め。英語だと読みやすいのかも
★2 - コメント(0) - 2012年11月24日

2012年10月11日:c
素晴らしい
- コメント(0) - 2012年10月10日

2012年9月23日:大林ひろし
「おまえを殺したくはない。でも仕方がない」
- コメント(0) - 2012年9月9日

2012年8月21日:mtts
盗聴防止のために音声を暗号化する軍事目的でヴォコーダーが開発されたという掴みから始まり、その独特な音質が電子音楽からファンク、ロック、ヒップホップなどに応用されてきたという歴史。しばしばヴォコーダーと混同されるトークボックスはよりアナログな仕組みで、口蓋に激しい振動が加わるため頭痛やめまいの肉体的ダメージが相当なものらしい。クラフトワークやロジャー・トラウトマン(ザップ)からサン・ラ、ラメルジー、ジョンズン・クルー、作家のソルジェニーツィン(!)まで興味深いエピソード満載。写真や図版も充実で大満足。
★1 - コメント(0) - 2012年8月17日

2012年8月13日:kojihamada
2012年8月6日:nkntmn
初期のヴォコーダーは楽器ではなく軍事用通信機器だったというのが改めてわかった。楽器として使用されるようになって以降の話は少々読みにくかった。
★2 - コメント(0) - 2012年7月13日

2012年7月1日:まゆ

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エレクトロ・ヴォイス 変声楽器ヴォコーダー/トークボックスの文化史の 評価:84 感想・レビュー:8
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