アリスのままで

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みかづき
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アリスのままでの感想・レビュー(89)

非常にリアルであった。作者はほんとうに臨床現場を体験しているし、さらには病院だけではなく生活のすみずみまでも見知っている。想像するだけではわからないことが多くある。もちろん本人がどう思っているかは限界がある。しかしながら、今までお会いした人たちも同じようなことを話していた。とてもリアルに感じる。
★1 - コメント(0) - 1月15日

若年性アルツハイマーを患ったアリス。大学教授の彼女が、些細な物忘れや家への道順が分からなくなることから異変を感じるのだが、そこからして恐怖を感じてしまった。私にも起こりそうなこととして。検査のテストが難しくて答えられなくてまた恐怖。半分の確率で遺伝性する時限爆弾。社会的なアリスに残された時間は一年しかなかった。自死のボタンすら押せなかった。でも、そのようになってもアリスは『アリスのまま~』なのだ。新しい命を慈しむアリス。家族という概念を取り払っても確固たる、純粋な愛情だけは生き残り、次世代に繋がっていく。
★42 - コメント(1) - 1月8日

若年性アルツハイマーが遺伝により引き起こされる事を初めて知りました。そんな自分の遺伝子を引き継ぐ子供達の事を想い、苦悩し、これからの自分の人生を、その溢れる知性で理解し、絶望する。その果てになにを想うのか?自分ならどうするだろう?と考えながら読み進めました。やはり死を望むのか、あの蝶のように。死にたいと思っていた事も忘れ、愛する家族の事も忘れ、自分の事も忘れ果てた時、何が残るのか。おそらく何もないのだろう、若年性アルツハイマーとは残酷な病気です。そこにあるのはかつて自分であった抜け殻だけ、美しい蝶のように
- コメント(0) - 1月5日

なんかすごーーーく恐い。何年後かの自分を見ているような気持で読んじゃった…。そうなるって決まったわけじゃないけど。でも本当に認知症患者の視点からっていうのが、新鮮というか、リアルというか・・・怖かった。ぞっとした。切り取った部分だけだからそう思うけど、これが毎日だとやっぱりやるせない気持ちが強くなるんだろうなぁ。
★6 - コメント(0) - 2016年9月25日

若年性アルツハイマーを患った女性心理学教授と、その家族の物語。長い時間をかけて築いたキャリアと並外れた聡明さを主人公が失っていく様子が、彼女の内面から丁寧に描かれていました。悲劇的な筋立ての中で、家族の絆が力強く描かれる、そんな作品でした。
- コメント(0) - 2016年8月10日

感動した。
★1 - コメント(0) - 2016年3月15日

アルツハイマーをテーマにした作品って、どうしても介護人目線のものが多いけど、これは当人目線なのですごく感情移入しやすかった。 自分が自分でなくなる恐怖。いざというときに死のうと用意していた睡眠薬を飲む指示さえ分からない場面は哀しい。どんどん目を背けたくなるほど病状はひどくなるけど、アリスは何も知らない。アリス(自分)のままでいたいけど、不思議の世界に迷い込んだアリスになる自分を止められない。 アリス自身の心境も周囲の人間の反応もすごくリアルで、つらかった。
★2 - コメント(0) - 2016年2月27日

若年性のアルツハイマー病の進行のはやさに驚きました 今日ことを忘れても、それは今日が意味のない日だったということにはなりません。自分の生活ががむなしかったと感じる一日の終わりに、思い出したい彼女の言葉です。
- コメント(0) - 2016年1月5日

アルツハイマー病患者の視点から生活や感じ方を書いた物語。 「こんなふうになるつもりじゃなかった」 このセリフにすべてが凝縮されている。
- コメント(0) - 2015年12月22日

図書館より*寄贈本でした。大友さんありがとう。今は何月?どこに住んでいる?研究室はどこにある?アナの誕生日は?子供は何人いる?ひとつでも答えられなければ、あなたのパソコンの中にある【蝶】というファイルを開いてそのにある指示にすぐに従いなさい。【蝶】というファイルに涙。
★14 - コメント(0) - 2015年12月13日

介護者からではなく、アリス本人から見た認知症の症状、感情。とても心うたれました。家族の愛で穏やかに過ごしているアリスに感動しました。
★7 - コメント(1) - 2015年12月6日

★3.5 50歳という若さでアルツハイマーに侵されてしまったアリス。病気の進行していることが詳細に描かれていた。自分が、自分でなくなっていく恐怖。また、子供にも遺伝させてしまったという申し訳なさ。現在も治療法がない病気で救われない無念さが残った。
★6 - コメント(0) - 2015年12月2日

働き盛りの50代に突然、若年性アルツハイマーを発病したアリス。どんなにか彼女が無念だったか、胸がキュッと痛くなった。病状が進んで思い出と思考を言葉になかなか出来なくなったアリスがつぶやいた「わたしが恋しい」ということばに、目頭が熱くなり、しばらく続けて先を読むことができなかった。
★9 - コメント(1) - 2015年11月19日

末期の認知症の祖母をもつ私にはとても興味深い内容でした。この本を読んでいる間、徐々に失われていく記憶や自分の思い通りにことを進められず、悔し泣きをする祖母の姿が脳裏にずっと残っていました。
★3 - コメント(0) - 2015年10月28日

若年性アルツハイマー病に罹ってしまった50歳の大学教授で3人の母でもあるアリス。 ジョギング帰りに自宅が分からなくなったところで心臓が絞られるような痛みを感じました。 アリスの恐怖が直に伝わってきます。 そして本人だけでなく、遺伝子が作用しているというのも更に恐ろしく、母としては辛い事でしょう。 遺伝子を受け継いでしまった長女のアナは、子供を諦めずに運命に挑戦し、しかもキチンと子供に遺伝子がいかないような医学上の措置までしたのには感嘆しました。 アナ、リディアの二人の娘達が母を尊敬しているのが嬉しい。
★67 - コメント(0) - 2015年10月5日

翻訳が自然であっという間にアリスの生活に入り込めた。映画の評判は知っていたが、先に文章で読んでよかった。若年性アルツハイマーについては多少の知識はあったが、患者と家族の関係、発症してから症状が進行していく様子までを詳しく知ることはなく、興味深かった。夫婦関係においても、アリスが人生において何が一番なのかに気付きつつも、夫に伝わらない苛立たしさ、哀しみが我が事のように思えて涙した。
★5 - コメント(0) - 2015年10月1日

リフレッシュ目的で行った映画館、お目当ての映画は上映時間が合わずたまたま観ることになった『STILL ALICE』。なんとジュリアン・ムーアが2015年にアカデミー賞主演女優賞を獲得した映画。いつの間にかアリスの夫ジョンと自分とを重ね合わせ最後は涙してしまいました。そんな感動からどうしても原作を読んでみたくなりました。あらためて若年性アルツハイマー病の理不尽さやこの病と共に生きていかねばならない本人そして家族の葛藤。淡々と綴られていますが行間からいろんな感情が溢れてきます。本も勿論ですが映画もお薦めです。
★18 - コメント(1) - 2015年9月27日

自分の中で消化するのに時間が掛かった本です。主人公は若年性アルツハイマーと診断された大学教授アリス。話はアリスの視点で進んでいきます。この視点が、他の認知症をテーマにした本との相違点かなと思います。進むにつれ、人の個性はどこにあるものなのか。自分を構成するものとは何か。何が残っていれば、人は幸せなのかを深く考えさせられます。アリスが病に向き合えない夫ジョンに放つ言葉に何度もはっとしました。本文より:「あなたはわたしをなくしていくの。わたしはわたしをなくしていくのよ」「こんなふうになるつもりじゃなかった」
★5 - コメント(0) - 2015年9月24日

著者がアルツハイマー病の研究者であるため、フィクションながらも病気の進行過程が現実的で、医学的な説明もわかりやすいので、身近に患者がいる人に限らず病気についての理解を深めることができる。第三者のナレーションでも視点がアリス本人だからか、彼女の行動の変化の描写が微妙で、それが病気によるものと知ったとき背筋がゾクッとする。家族の支えが大事というメッセージもあるけれど、仕事に打ち込む夫を見て、「私が彼のパッションだったらよかったのに」と呟いたのが強く印象に残った。映画も割りと原作に忠実で素晴らしかった。
★4 - コメント(0) - 2015年9月23日

「もうすぐ私はすべてを忘れる。けれども愛した日々は、消えはしない-。若年性アルツハイマー病と宣告されたアリスが自分のままでいられる最後の夏。家族との絆を描く感動の物語。」 2年間の24か月がそれぞれ章になっており、章を追って病状が進行していくのが辛い。介護者の支援団体はあっても、病状を抱えた本人の支援団体は殆どないという事実も悲しかった。介護する側ではなくて、当事者側から語られるアルツハイマー病。どんな病気にもそれぞれ特有の辛さや苦しみがある。スピーチの場面と、最終章は、映画と同様に圧倒的。
★14 - コメント(0) - 2015年9月12日

家族がどのように関わるか、という事をそれぞれの登場人物によって考えさせられた。本人の現状をありのままに受け止めて、柔軟な対応ができるかどうか。対立していたリディアとの心の交流が生まれ救われる思いがした。それにしても・・アリスの目線で書かれているので、自分も、そうじゃないかと、非常に怖かった。
★8 - コメント(0) - 2015年9月8日

わたしの過去は消えていき、わたしの未来はどうなるかわかりません。ではなんのために生きているのでしょう。毎日、わたしは生きています。一瞬を生きています。やがてそのうち、こうしてみなさんの前に立ってお話をしたことを忘れてしまうでしょう。でもやがてそのことを忘れてしまっても、それは、今日のこの瞬間を生きなかったということではないのです。今日のことを忘れても、それは今日が意味のない日だったということにはなりません。
★5 - コメント(0) - 2015年9月4日

映画がよかったので、原作も読んでみました。
★1 - コメント(0) - 2015年8月31日

実母が同じ病気なので気になっていた。つくづく認知症という病気の哀しさを思う。決してそんな感想を願って書かれたのではないと思うけれど認知症の症状は十人十色で誰一人同じ症状の患者さんはいないのだから。後半、アリスが発表する「認知症患者としての」演説はアリス本来の持つ知性が輝く、やるせない叫びだった。本人が病気発症時に書かれたメール内容を症状の進んだアリスが偶然見つけた場面は怖かったが実行するのも忘れたことが救いで重い。認知症とはそういうことなのだと。治る見込みがないならせめて最期まで穏やかで痛みもなくと願う。
★28 - コメント(0) - 2015年8月22日

「過去は消えていき,未来がどうなるかわからない。でも私は生きている,一瞬を生きている。今日のことを忘れても,今日が意味のない日だったということにはならない。」アリスの演説,素晴らしかった。苦手な翻訳ものなので,場面の切り替わりが掴みづらかったり,なんでこういう情景描写なのとかつっかかりながらも,スクリーンで観た映像を思い浮かべながら読了。ジュリアン・ムーアの演技の素晴らしさを改めて実感。装画もとても綺麗。この病気の進行を止める薬が一日も早く開発されることを願ってやまない。
★47 - コメント(2) - 2015年8月22日

映画が素晴らしかったので読んでみた。なんて原作に忠実でうまい脚本だったのだろうと感心。同性婚の二人の監督の一方はALSで遺作となる。そのような背景があるから患者と介護者双方の視点で見応えある作品となっていた。原作はアリス視点が画期的。妻の現実から目を背け仕事に逃避するジョンが腹立たしかったが男ってそういうものかもと共感。娘がわからなくなったら怖いと言うシーンで「愛してるって言うわ。そうしたらお母さんは、わたしの言うことをきっと信じてくれる」これが映画でも感動的だったラストの会話に通じる。同年代なので恐怖。
★34 - コメント(0) - 2015年8月22日

ときどき情景がわからなくて読みにくい場面もあったが、中盤以降はアリスがどんどんアルツハイマー症状が進行していることが如実にわかり辛いなと思うものの、「こんなふうに感じている、見えているのか」などいわゆる問題行動となるものが患者からするとどういう風に考えて行動にうつしているのかなるほどと思う場面もあり。映画は観られそうもなかったので本で読めてよかった。
★5 - コメント(0) - 2015年8月22日

その道の専門家とはいえ、ここまで若年性アルツハイマーの心理を描き切れたことに本当に驚きました。途中、何回も繰り返しがあって辛かったけれど、接している家族の心情を思えば、そんな読者の思いは世界の中の1粒の砂ほどの事でしかないと・・、それほど本人も家族も大変なことと実感しました。「ペコロスの母」シリーズでは、息子から見た老人性アルツハイマーの母を描いたもので、むしろほのぼの感まで漂っていたのだけれど、若年性の違いはあれど、この現実に打ちのめされました。ただただ家族の愛は素晴らしかったです。
★32 - コメント(0) - 2015年8月20日

苦しくて、愛おしい。
★3 - コメント(0) - 2015年8月8日

見えているもの、言葉、そんなのはその人の一部分でしかないのだと感じた。「若年性アルツハイマー」がテーマなので、もっとお涙頂戴な感じかと思いきや…淡々とした表現が良かった。
★2 - コメント(0) - 2015年8月5日

タイトルが気になって図書館で借りてきたけど、病気ものでした(ー ー;)50代で若年性アルツハイマー病になり、様々な薬を投与して進行を何とか妨げようとするアリスだが最後には家族の名前さえ分からなくなってしまう。家族がDVDを渡すシーンと演説のシーンが好き。末娘のリディアとアリスの会話が1番何だかホッとできた。自分の親とアリスの年齢が同じぐらいなこともあって自分の母親がもしこの病気になって自分に向かって長女のアナにしたようなキツイ言葉を投げかけられても母親を変わらず愛せるのだろうかと不安な気持ちにもなった。
★24 - コメント(0) - 2015年8月1日

表紙の美しさが内容を体現していて驚き。若年性アルツハイマーがなぜ恐ろしいのかがわかる1作ですが、同時にアリス・イン・ワンダーランドの世界を彷彿とさせる構成です。病気モノが苦手な人に、あるいは潜水服は蝶の夢を見るが好きだった人にもオススメ。記憶力の後退によって職も失う、というストーリーから、やはり死のイメージを連想します。病気だから死ぬということではなくて、死をひっくるめて生なのだということが、本当の意味で、わかってくる。お涙ちょーだいではありません。ラストまでたっぷり「たのしめる」作品です。
★4 - コメント(0) - 2015年7月30日

どんな内容か確認せずにジャケ借りしました。結果カバーに騙され、とても悲しく辛いお話だけど読んで良かったです。アルツハイマーになってしまった本人の視点に初めて触れました。大切な人を、自分自身をも忘れ世間から取り残され、そんな辛ささえも忘れ……はかり知れません。でもなんだか読了後はスッキリした気持ちに。辛い時こそ支え合い心を通わせなければなーと思いました。映画も見なきゃ!
★6 - コメント(0) - 2015年7月12日

映画化されている本だ・・・とお気軽に借りたらもの凄く重くて辛い内容でした。大学教授のアリスは50歳にして若年性アルツハイマーと診断される。少しずつ失っていく恐怖と家族の支え。年も近いのでどうしても自分に置き換えて不安になります。以前、施設で高校生の娘さんのいる女性がその病気で入所していて足にカーディガンを履いていたこと。自分のことを悲観して泣いてばかりいたことを今でも時々思い出す。あれからもう10年・・・彼女はどうしているのかな。一日でも早く進行を止める薬が開発されますように、心から願います。
★57 - コメント(4) - 2015年7月6日

若年性アルツハイマーを患ってしまったアリスの絶望感や家族の戸惑い、その他もろもろ、すごくリアリティーがあって、読みながら、すごくしんどくなっちゃって。自分に置き換えてみたり、もし家族が…なんて考えちゃったりして、ページをめくることができなくなってしまったり。終始辛いっていうわけじゃなくて、少しの希望が見えるとまた涙してみたり。とにかく読み応えがありました。病気を扱った本はやはりもし自分だったらって事を感じずにはいられないんだけど、本当に自分がそうなったら一番読みたくない本だなとも思います。
★46 - コメント(4) - 2015年7月4日

仕事でアルツハイマー病の方と接することがあります。その経過は楽観できるものではなく、本人や家族にとって非常に辛いものです。アリスはまだまだ進行の途上にあり、ゆくゆくは言葉も表情もなくなり、感情の表出が乏しくなってしまう方も多くおられました。それでもギリギリのところまで、色々なことを削ぎ落とした後の本来のその人らしさは残るように感じています。過去の出来事や思いが今の自分を作っているのならば、今日の今この瞬間も意味のない刻じゃない。たとえ忘れてしまったとしても。
★11 - コメント(0) - 2015年6月30日

若年性アルツハイマーと診断された大学教授とその家族の闘病の経過。ほとんどアリスの視点から語られていて、認知症の症状をありありと描写している。どうしようもない状況から、まさに今を生きることを積極的に捉えようと奮闘する姿には勇気付けられた。また、大事なものが失われていく過程でそのもの自身への価値の再認識を促された。記憶を失うことは自分が自分でなくなることなのだろうか、社会的地位を失うことはその人でいられなくなることなのか。絶望的ともいえる設定の中で人のアイデンティティの基盤はどこにあるかを投げかけてくる作品。
★10 - コメント(0) - 2015年6月30日

怖い。それまでの人生において、言語や文字、認知を研究し、とても充実していたはずの生活が少しずつ失われていく。いずれ「わからない」こともわからなくなるとはいえ、「わからなくなってきている自分」を意識できるうちは、辛くてたまらない。自分には到底耐えられない病だ。見たり聞いたり、触れたりして得る情報を認識して理解する能力が奪われていくのだ。何も考えずとも自然にできていたことが。本作はアリスの視点で描かれるため、彼女の苦悩がずしりと伝わってくるのだが、当然彼女の周囲だって過酷である。リディアとの和解が救いだった。
★11 - コメント(0) - 2015年6月30日

同年代という事もありとても身につまされるテーマでした。若年性アルツハイマー病と診断され、刻々と自分が壊されていく絶望と恐怖の中にも、救いを見出そうとする強い意志が感じられました。映画も観てみたいです。
★26 - コメント(0) - 2015年6月29日

アリスのままでの 評価:100 感想・レビュー:45
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