ハーフリアル ―虚実のあいだのビデオゲーム

ハーフリアル ―虚実のあいだのビデオゲームの感想・レビュー(13)

3月24日:k
祝2017年ベスト本(暫定)。学術的ゲーム研究においては、この先の古典になるのは間違いないかと思われる。ザ・ゲーム包括本。とくにスゴイと思ったのは、先行研究まとめの手際のよさ。書きだすとキリがないけど例えば、ゲームの定義を「古典的ゲームモデル」と名付けるあたりが、その手際の一例かなと思う。「古典的」と名付けることで新たなゲーム性の余地を確保。しかもあくまで「モデル」なので、境界領域にあるゲームのケアも捨て置かない。たぶんゲーム本あと20冊くらい読むけど、しめくくりにもう一度この本を読もうと思う。
★17 - コメント(2) - 3月19日

ゲームとは客観的で強制的で明確な「現実のルール」と主観的で任意選択的で曖昧な「フィクション」をプレイヤーが往来し続ける、両者の間にある「半分現実=ハーフリアル」な領域に邂逅し続けることで成立するものである。本書では取り上げられないが、この定義でいくと、厳格なルール(決まり切った物語)の中、主体的選択の可能性(選択肢)が提示されるノベルゲームは、ゲーム全般の持つ特性をメタ的に捉えたものであると考えられ、今後、ゲーム論を考えていく際には、ゲーリア的な物語論的見地以外からの検討も必要なのではないかと思った。
★15 - コメント(0) - 3月14日

ゲームについて何を語れるのか、を平易にまとめた本。 ゲームは「現実のルール」と「フィクション (虚構世界を描く)」の両面を持つ。例えばマリオの「残機」システムはルール的にはすんなり理解できるが、当該世界でフィクションとしてどのような意味を持つのか考えるのは難しい。 フィクションはルールを想像させるため、ビデオゲームに慣れていないプレイヤーはルールとフィクションの乖離に混乱するかもしれない (木箱を見て「壊せばアイテムが手に入るだろう」と思うか?)。
★1 - コメント(1) - 3月12日

2月19日:@を
ゲームが好きで、ゲームとは何か考えるのが好きな自分にとってはもう間違いないのだけど、それを差っ引いても名著なのでは。とにかく定義も包括的で、恐らく「〇〇だ」と断言してしまわない慎重さが、こうも多様なゲームの色々を贔屓せずに受け入れるのではないか。本編はルールとフィクションのそれぞれから切り込んでいくのだが、ルールの話題からは単純なルールから複雑な結果を生む創発が、フィクションの観点からは慣習・コンテキストを通して理解する人間の一般化の能力が仄めかされていて、幅広い分野との結びつきの予感にゾクゾクする。
★1 - コメント(0) - 1月16日

1月12日:hukukozy
2016年12月5日:Mr.Hiyoko
MN
ものすごくボリュームのある本だった。遊戯史の一部でもない、どこか一分野に特化しているわけでもない、純粋なる「ビデオゲーム学」についての書籍は、日本語では初めてではないだろうか(少なくとも私は知らない)。原著刊行が2005年なので今は少し違った局面を迎えているのは事実だが、ゲーム学全体の潮流の中で間違いなくこの本は要点を押さえたマイルストーン足りうる、と確信した。とにかく、ゲーム学を志す人なら絶対読むべきです。電子書籍版(PDF)もあります。
★2 - コメント(0) - 2016年11月30日

EAB
むずかしい本でもなく、ちまたでいわれるゲーム性どうのの議論とかストーリーは必要なのか議論にまっとうな道筋を与える内容 ビデオゲームならではの部分を整理してる
★1 - コメント(0) - 2016年11月26日

ビデオゲームは、「ルール」と「フィクション(虚構世界)」から成り立っており、両者を合わせたものは、現実世界(リアル)から一部分を選択・抽出したものである。その意味において、ビデオゲームは現実から一部分を切り出した「ハーフリアル」である…というのが本書の結論であると読み取った。本書は、この結論にたどり着くまでに、ビデオゲーム50年の歴史を丁寧にたどりながら、少しずつ論拠を積み重ねてゆく構成になっており、誠実な研究書であると感じた。
★4 - コメント(0) - 2016年11月21日

2016年11月8日:意識の高い黒狐
2016年10月4日:keicy

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ハーフリアル ―虚実のあいだのビデオゲームの 評価:100 感想・レビュー:7
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