ホフマニアーナ

ホフマニアーナの感想・レビュー(18)

2016年10月10日:きりさめ
タルコフスキーが次に撮るはずだった映画「ホフマニアーナ」のシナリオ/小説。ソ連の国家映画委員会ゴスキノから撮影許可がおりなかったのだ。主人公はホフマン。鏡の中にドンナ・アンナを見たり、デビュー作の騎士グルックに会ったり、ホフマンの分身と対話したり、占星術の塔にしのび入ったり、ウンディーネを成功させた劇場が火災にあったり、ナポレオン戦争で死体の山を歩いたり、脊椎カリエスで苦しんだり。恋心を抱いて破れたユリア・マルクとの物語を軸に、鏡の多彩な使われ方が印象的。それはまさにタルコフスキーの世界そのものだった。
★3 - コメント(0) - 2016年7月6日

情けないことにタルコフスキー監督の映画は一作も見ていないですが、近所の図書館に所蔵されていたので読むことに。幻想・怪奇小説家のホフマンを巡る物語。鏡と蝋燭という「光」を象徴するモチーフが塔の秘密めいた闇を一掃に際立てている。そしてドッペルゲンガーやウィンデーネなどの他の幻想古典小説での「彼岸のモノ」や過去の歴史がひっそりと出でる様は完璧に幻想小説の手法を映像内に取り入れるつもりだったのだろう。この作品はソ連の許可が降りずに映像化はされなかったのだが、白黒映画で観てみたかったな・・・。
★31 - コメント(1) - 2016年7月5日

傑作。一字一字を大切に読む。文中の言葉とタルコフスキー映画の断片、又は読者の想う「タルコフスキーならこのような映像を…」という想像の断片を繋ぎ合わせて幻想世界が創られてゆく。読者の数だけタルコフスキーの新作映画が創造され続ける。この一冊は「映画」そのものと呼んでも良いかもしれない。読者は鏡の間で、塔の中で、カメラが映り込まないようどれだけ苦慮しているかを、また映像の合成処理はしたくないのだと独り酒場で独白すれば良いのだ。
★1 - コメント(0) - 2016年4月24日

2016年2月2日:Miyuki Murayama
2016年1月16日:半殻肝
2015年12月28日:Wataru Nakazawa
2015年12月25日:osakaspy
2015年12月7日:g h o s t
2015年12月5日:果星
2015年11月30日:rinakko
2015年11月3日:setonaruto
2015年10月25日:みや
好きすぎて読みすすまないほどだったが、読み終わってしまった。鏡、蠟燭、古い城、燃え落ちる塔…とにかく好きな要素しかない。ホフマンといえば「くるみ割り~」しか読んだことがなく、他の作品(「世襲領」とか!)もぜひ読まねばという気になった。あとこの本の大事な見所は、鏤められる幻想的な場面を彩る、山下陽子さんの10点の挿画。読者の想像を邪魔せず、むしろ幻視を促してくれる、素晴らしい作品。
★7 - コメント(3) - 2015年10月12日

2015年10月6日:黒豆
--/--:chelsea

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ホフマニアーナの 評価:56 感想・レビュー:5
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