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日本のいちばん長い日(決定版) 運命の八月十五日(Kindle版)

感想・レビュー
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テイネハイランド
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kindle unlimited。ポツダム宣言受諾につながる玉音放送(S20.8.15)までの経緯をクーデター未遂事件(宮城事件)をからめて描いたノンフィクション作品です。映画「グランド・ホテル」でみられるような、カット割りを細かく区切って群像劇を描く手法を採用することにより、クーデター未遂事件の描写に尋常ではないくらいの臨場感が生じているのは本書の長所としてあげられると思いますが、各人物がどのように考えて行動していたかなど、本書の記述をそのままうのみにすることは避けなければいけないかとは思います。
テイネハイランド

歴史上の事件を扱ったノンフィクションの場合、史実とくらべてどうだったかという観点が生じるためそう単純に判断することはできませんが、仮にクーデター未遂を描いたフィクション(歴史小説)だと割り切ってとらえるなら、とても読み応えのある作品だと言えるように思います。

08/30 23:11
テイネハイランド

電子書籍版は注がハイパーリンクで飛べない形式なので、改版ではそのあたりも直してもらいたい(それほど手間ではないはず)と思います。

08/30 23:27
0255文字
いきもの
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ポツダム宣言受諾から玉音放送まで。閣議の緊張感、クーデター計画に録音盤奪取の目論見。終戦への綱渡りと最後の抵抗。それぞれの葛藤。面白かった。映画の方も見てみたい。
フミ

お邪魔致します。本日、Amazonプライムビデオのオプション「東宝名画チャンネル」の配信で、視聴しておりました。「この軟弱者めがぁ!」と、画面から日本刀で斬りかかって来そうな映画で、夜が眠れるか、心配であります(^^; いきものさんも、お気を付けください。(時代を間違えた志士…という感じでした)

08/15 19:03
いきもの

またプライム無料に来ることを期待して端座しております。

08/15 19:21
0255文字
ゑこびす
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昭和 20 年 8 月 15 日正午に至る 24 時間を 1 時間毎の 24 幕で描いた荘厳な人間ドラマ。一般国民が知らないこんな曲折が。まるで幕末の侍たちのようである。読んでよかった。
0255文字
YuriL
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8月15日の今日中に読み終えたいと思い、何とか読み終えた。何と言えば良いか…思うことが余りにありすぎて、ちょっと上手く纏まらない。ただ一つ言えるのは、良くも悪くも私達は、自分達で思っている以上に極根本的な部分で、約80年前のあの頃と「変わっていない」ということだ。あの時を境に変わったと皆思っているし、実際大きく変わった(ように見える)部分も少なくないが、核の部分ではどうやら何一つ変わっていない。そして、あの状況にあって最も冷静と理性を保っていたのは「あの人」だったのだと、この作品を読んで改めて思った。
0255文字
ばけうめ
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日本が一旦死んで再生する物語だったと理解した。 その中には、国家・民族を憂いて反逆する者はいたが、私利私欲で動いた者は描かれなかった。 そんな再生した日本は、今ふたたび死のうとしていると思えるのは私だけだろうか?
0255文字
ガラスの文鎮(文鎮城)
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あまりに有名で手が出なかった本。題名が仰々しいとも思っていた。ところが読んでなるほど長い一日だった、しかも歴史が書き換えられたかもしれない一日だったと知った。ポツダム宣言は1945年7月28日に日本に伝えられた。日本側では国体の護持が明確でない事とソ連が署名していない事に不審を持ち鈴木貫太郎首相は「これを黙殺する」と言った。これを連合軍ではreject(拒絶)と翻訳した。その後8/6広島に原爆投下8/9には長崎原爆とソ連参戦が同時に起きた。8/10御前会議で天皇は受諾せよと言った。しかし内閣では→
セロリ

わたしも去年読みました。鈴木首相の書かれようが面白くて、この後『聖断』を読みました。こっちも読んでよかったです。

06/10 06:25
ガラスの文鎮(文鎮城)

セロリさんも読まれましたか。なんとなく敬遠していたのですが読んでみてなるほど危うくも長い一日だったのを納得しました。

06/10 21:01
5件のコメントを全て見る
0255文字
さかぐち
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ネタバレポツダム宣言から終戦までこんなに葛藤・紆余曲折があったのか。教科書では簡潔に「ポツダム宣言を受諾し、8/15に玉音放送があり終戦となった」というような記述だったと思います。それだけを知識としてその裏にある様々な心情・葛藤その他もろもろに対して全く想像力を働かせていなかった自分をやや反省。大きな事象の後に風化が懸念されますが、風化とは簡潔な説明を鵜呑みにし、多くの当事者たちへの想像力を働かせなくなった状態かなと思いました。 今の私たちはあの時終戦となったことを当然と考えてしまいますが、戦争を終わらせない→
さかぐち

選択もあったし、また終戦を選んだとて当時の人々にとってはどんな未来が来るのか大きな不安があったと思います。また反対派もいる中、戦争を終わらせること自体が非常に困難だった。そんな中無事終戦に導いてくれた人々に感謝です。

05/05 12:38
0255文字
まんげきょう
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日本の支配者たちは「天皇」をいただくことを目指す。 ポツダム宣言受諾と終戦を迎えようとする時期もやはり「天皇」をいただくことを念頭において、判断し行動しようとする。それは、武士の世が始まったときから同じロジックだと感じた。 まずは、天皇。国民は、天皇を守るために過酷な犠牲を強いられる。 戦後、このロジックが壊されたことが大きな収穫なのではと感じた。
0255文字
始末書の寅さん
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ネタバレ15日に入ってから忙しい。官邸などが機関銃で襲われたが別に動いていた宮城占拠組と合わさっていたら恐ろしい。次はメモしながら読み返したい。それと玉音放送の前に大本営発表の戦果報告やグアム島状況?など放送内容が気になった。
0255文字
Noribo
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8月14日正午から翌15日正午まで一時間ごとの宮城、政界、官界、軍部、民間のそれぞれの動きを著者半藤一利による膨大な数のインタビューを通して整理・構築した事実を綴ったもの。1965年に文芸春秋編集部次長職だった著者が書き上げたが、当時はいろいろな事情から大宅壮一の名を冠して刊行された。「決定版」として1995年に再刊行するにあたり半藤一利名義に戻した一冊。映画化は1967年、2015年の2回されているが、いずれも鑑賞済みであり、映画→原作の順番になった為、映画キャストの顔が思い浮かびつつ読み進めた。
0255文字
peace1975
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いや玉音放送前日からこんなことが起こっていたなんて初めて知った。学校で習わない真実。
0255文字
ハル
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私も、彼らと同じ日本人。然程遠い過去でもないのに、当時と今では天皇への念や、個の在り方や、精神構造があまりに違う。その感覚の不思議さを噛み締めながらの読書。人の思想はそれほどの時間を掛けずして変わりゆくものなのか。和平と抗戦。激しい対立の中心に現人神たる天皇があり、敗戦で日本人はそれを失った。それともこれは一部のことで、そう考えるのは違うのか。もしこれがキリストやイスラム世界ならどうだったのだろう。戦下を生き延び、焦土と混乱から復興し、経済成長を遂げた日本人の精神がどんなものだったのか。もっと知りたい。
0255文字
カワセミ440
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何故か配偶者が借りた本、何故?って聞いたら『終戦ってどういう事だったのか改めて知りたかった』とのこと。考えてみればあの日を境にニッポン人の宗教観っていうか信じてるモノが一変しちゃったんだな。亡くなった爺さんやばあさんにコドモの頃終戦の日ってどうだった?って聞いたけど玉音放送聞いてじいさんは全く気力がなくなっちゃってふて寝したそうだ。おばあさんは外人部隊が攻めてくるので『腹を掻っ捌かれちゃう』から隠れてろって山の中の小さなお社に年頃の女性たちと隠れたそうだ。半藤一利さんの本は丁寧に冷静に解説してくれてます。
0255文字
MoonsDad
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朝は涙の御前会議、午後は論議の終戦閣議、そして夜は詔書玉音の録音と疲れきった身体を、、、 まさに放送開始直前に放送阻止から放送援護へと百八十度任務が変ったのである。間一髪の命令変更が、、、
0255文字
るるぴん
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ドラマ等で「玉音放送」は何度も見ているが…ポツダム宣言、原爆被弾からの無条件受諾決定への道は容易ではなく、鈴木貫太郎総理の英断による局面打開、玉音放送の録音、青年将校たちの宮城内&NHK占拠、阿南陸相暗殺に始まるクーデター未遂など、サスペンス小説のようなノンフィクション。全て取材に基づいたドキュメンタリーで歴史的価値のある一冊。何かしら狂っていたら玉音放送は葬られ、日本が南北分断、更なる原爆投下、天皇家断絶とか日本が変わっていたかもしれない。陸軍の多くは絶対君主制主義者が多かったのか。国体護持の解釈がキー
るるぴん

軍部の力が強かった当時、政権幹部だけでは結論が出ず、御文庫付属の地下防空壕で御前会議を開き、御聖断を賜った鈴木貫太郎首相。陛下は原爆投下もご存知で「このような武器が使われるようになっては、もうこれ以上、戦争を続けることは出来ない。不可能である。有利な条件を得ようとして大切な時期を実施ではならぬ。やるべく速やかに戦争を終結するよう努力せよ。このことを木戸内大臣、鈴木首相にも伝えよ」「空襲は激化しておりこれ以上国民を塗炭の苦しみに陥れ、文化を破壊し、世界人類の不幸を招くのは私の欲していないところである」

09/19 16:30
るるぴん

「私の任務は祖先からうけついだ日本という国を子孫につたえることである。今となっては、ひとりでも多くの国民に生き残っていてもらって、その人たちに将来ふたたび立ちあがってもらうほか道はない。もちろん、忠勇なる軍隊を武装解除し、また昨日まで忠勤をはげんでくれたものを戦争犯罪人として処罰するのは、情において忍び難いものがある。しかし、今日は忍び難きを忍ばねばならぬときと思う。明治天皇の三国干渉の際のお心持ちをしのび奉り、私は涙をのんで外相案に賛成する」

09/19 16:39
0255文字
Xinxi
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こういった時代を経て今の平和があるので先人に畏敬の念を抱きつつも往生際が悪いのとは違う、間違っていないと信じているからこそどうにもならない。敢えて言うなら、、やめておこう。今のミャンマーの軍人達は逆を言えばこれが成功してしまった。そして自分達は間違っていないと信じているのだろう。しかし玉音放送までこんなにギリギリのクーデターが企てられていたとは。長い一日。本当に長かった。
0255文字
本読みましょ!
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ネタバレ半藤一利氏の読みたかった著作をKindle Unlimitedにて。終戦日において時々刻々と描かれる行動やセリフ。時に淡々と時に感情的に、いずれにおいても胸に迫るところがあります。「祖国日本は滅びない。徹底抗戦をつづけることでおのずから道はひらけるであろう。」という無責任なことを述べるときの幹部はいつの時代にもいるのでしょう・・・
0255文字
__k
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(P)なにを目的として生き、そして、やがて死のうとするのであろうか。多くの将兵がなんのために戦い、そして、死んでいったのであろうか。生き残る人々がこの問いに正しく答えるときにのみ、日本は救われるであろう。
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だーさん
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日本は忘れてはならない。何を起こしてどんな犠牲を払ったかを。戦争はあってはならない。国民の命と引き換えにしていいものなど何もない。
0255文字
ヒロ
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終戦日までに読もうと決めた。最後の方はどうなるのだろうかとハラハラしながら、あの日の玉音放送までの陸軍の人達に、こんな葛藤と行動があったとは。歴史にもしもはないが、あの時反乱が起きていたらと考えてしまう。天皇の言葉の重みも凄かったんだなと。 その後の日本がどのようにして造られたのかも学びたい。
0255文字
ShiradoMasafumi
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ネタバレコロナ禍にあって、有事の複雑性と日本人の振る舞いについて過去に求めたいと思って読んだ。重大な歴史にたいしてネタバレという言葉は不相応ではあるけど、特上の群像劇でサスペンスだった。変な話だが、まだ知らない人は下調べせずに読んだほうが体験できると思う。自分がそうでした。内容としては速く負けるための戦いで、あと数日遅れていたら起こっていたかもしれないIFに戦慄した。『街』や『428』の世界。
0255文字
anti_ager99
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★★★★★ 恥ずかしながら8.15の直前にこんなことが起きていたとは全く知らなかった。たった1日の出来事を一冊に纏めた本なんて初めて読んだかもしれない。それ程の内容の濃さ、綿密さ。取材力半端ない。いろいろ思ったけど、軍人さん、政治家さん、マスコミさん、全ての登場人物が自分の信条を強烈に持っていて、それに嘘つかずに行動している。平和な時代とは単純比較できないけど、現代でこんだけ矜持をもってそれに実直に言動する政治家さん・マスコミさんの割合は当時より少ないんだろうし、これからも減っていくんだろな。
0255文字
でんちゅー
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途中下車
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ごメンチ
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とにかくもう取材力、そして再構成力に恐れ入る。そして自分が歴史の上っ面だけしか知らなかったことを思い知らされる。内閣は軍の言いなりで無能? 軍人は狂気に駆り立てられたものばかり? そんなことはない。あと一歩でクーデターが成立していたこと、玉音放送までの紆余曲折、当時の異常な時代状況、日本人なら知っておくべきことだろう。事実の丹念な積み重ねでありながら阿南陸相のあり方には胸を打たれる。今は政治家は軍人であってはならないが、これほどの覚悟を持った政治家がいるだろうか。
0255文字
z1000r
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会社の人からの頂き物。映画は 三船 役所 両方見ているが、文章で読むとまた味わいが違う。登場人物それぞれの考えが交錯する。 日清 日露は超党派で皆協力し講和にもっていった。 (特に日露は危ない所を皆で協力している) しかしこの度の対戦はそうはいかなかった。止めるときの事を考えておくことは非常に重要だと感じた。
0255文字
kk999
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大日本帝国が終焉を迎えた日の前日、国体を護持するために戦った陸軍と妨害がありながらも玉音による終戦の詔勅の放送に向け手続きを行った鈴木内閣、その人々のそれぞれの国への想いが画かれているノンフィクション小説
0255文字
バイツ
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終戦を受け入れることが、どれほど困難だったのか、そして、そこにさえも人の命が掛かっていたのかと、改めて気づかされた。我々がこの平和な日本で暮らしていられるのも、実はこうした苦労や犠牲に下にあることを知る必要があると思う。 登場人物も多く、読みにくさはあるが、多くの人がこの数日間に様々な行動を起こしたとみることができる。
0255文字
てん
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半藤一利氏の著作を読みたいと思いAmazonで検索していたら、この本を数年前に購入したとの履歴があった。本棚を探したらすぐに出てきた。主に1945年8月14日から15日を1時間刻みで描写している。登場人物が多く、似た名前の人も多くて難儀したが、手に汗握るように読んだ。クーデターを起こそうとした軍人たちは無辜の市民や天皇の思いを考えることがなかった。これが万事、戦争を進めてしまった背景にあるのではないか。クーデター未遂の報告をうけた昭和天皇の「なぜわかってくれないのか」の言葉がつらい。
0255文字
nekomatadesu
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訃報を読んで再読。 この本は何時でも入手できると処分してKindle版を見つけて買いなおした。 Kindle版は書棚を気にしなくて済むのと読みたいときに探しやすい(物理よりは)のがよい。 映画もよかった記憶があるが、読み直してみるとよく偏向なく終戦側、経戦側を記述している。 複数に取材してくいちがいを丹念につぶしたのだろうと思う。 あとがきからすると決定版で初版時は差しさわりがあった部分の詳細を追加したのかな。
0255文字
toji
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新旧映画をみて、本作を読んだ。どれもそれぞれに良かったが、順番としては旧映画→新映画→本作にするべきだった。歴史の授業や当時の日本の状況を考えれば、ポツダム宣言を受け入れたのは至極当たり前のように考えていたが、戦争を終わらせることがどれだけ大変なことなのか思い知った。これだけの攻防があったことを考えれば、もはや15日が奇跡に思えてくる。最後の最後にご聖断を下すことができて、玉音放送を持って終戦とすることができた不幸中の幸いだったと思う。
0255文字
K_crys
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面白かったけど、「日本の」という割には宮城事件まわりの話ばかりでやや物足りなかった。
0255文字
futomi
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2度も映画になったらしいのに、避けてきた。知っておくべきことは多い。 清水潔さんの「戦争にノーというための必読ノンフィクション7作」から1冊目。 「終戦」「敗戦」いずれで表すのか意見があるようですが。これを読んでいて、敗戦ではあるけれど終わらせるという作業が必要だということを感じた。勝手に終わるわけではないのだなぁ。歴史を現代から遡って学ぶという授業はどうでしょう。浅知恵ですが。
0255文字
march
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終戦を迎えるにあたり,いろいろな広のいろいろな立場があり,ポツダム宣言を受諾するのにも大変な道のりがあったのだと痛感した。何が正義か,それぞれの立場によって違うことがよく分かった。戦前は,国民でなく臣民であり,国の中で大事にされたのは,天皇であり,民は,天皇に使える立場なので,1億玉砕でも,天皇を守り,国体を守るというのが軍人の大方の考え方であったようである。そのため,天皇がポツダム宣言受諾を決定しても,戦争を続け,もっと有利な条件で降伏できると軍部は考えたのだろう。そのような考えにした教育が恐ろしい。
0255文字
町営バス
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終戦の日は特別な思いが募る。僅か数十年前に我々は殺戮と狂気の世界にいた。同じ頭脳を共有する我々が同じ道を辿る可能性は当然ある。自然な感性が誤りに至る道に楔を打つと、僕はずっと信じている。
0255文字
J.T.
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良い。が、読みにくい。人の名前が多すぎる。
0255文字
「内面が無い」
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むちゃくちゃ面白い。が、それだけに「小説」だよねとは思う。
0255文字
HALI_HALI
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8/14 12:00 - 8/15 12:00。玉音放送が行われるまでの長い1日を1時間毎に区切って描いた本書。非常に多くの登場人物や事態の細かな描写が取材量の多さを伺わさせる。冒頭で筆者は『今日の日本人にとって、いちばん大切なものは"平衡感覚"によって復元力を身につけることではないかと思う。』述べている。本作は国家の転換期を描いていたがこの"平衡感覚による復元力"という言葉は個人の生活にも当てはまる教訓と思う。
0255文字
しいたけ
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玉音放送までの長い一日を再現している。注釈で別の人間の記憶と、そちらを使わなかった理由も述べられ臨場感を増している。鈴木貫太郎、阿南惟幾から目が離せなかった。昭和天皇のお姿の証言に胸が痛む。この攻防の陰にさらっと記述されている8月14日の熊谷空襲の悲劇がある。ここから満州からの引揚げ者の地獄、国際法を無視した東京裁判へと続いていく。私の父は疎開先から戻り東京の焼け野原を見て「日本はもう立ち直れないのではないか」と愕然とした。母は引揚げ者。あの攻防の中で信じた国民の一人一人の戦いは、私たちが引き継いでいる。
🐷 こ ぶ 🐖

ちゃんと引き継げていますかね、時々そう思います。引き継いでいかなければならないですよね。

08/19 12:07
しいたけ

コブちゃん、そうですよね。先日北方担当相が北方領土の名前を読めなかった問題があったのです。それを報じた新聞も読み方間違えて^_^;。自分も含めて、引き継ぐことは大変だなあと思います。

08/19 12:45
0255文字
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日本のいちばん長い日(決定版) 運命の八月十五日評価70感想・レビュー55