形式:Kindle版
出版社:文藝春秋
歴史上の事件を扱ったノンフィクションの場合、史実とくらべてどうだったかという観点が生じるためそう単純に判断することはできませんが、仮にクーデター未遂を描いたフィクション(歴史小説)だと割り切ってとらえるなら、とても読み応えのある作品だと言えるように思います。
電子書籍版は注がハイパーリンクで飛べない形式なので、改版ではそのあたりも直してもらいたい(それほど手間ではないはず)と思います。
お邪魔致します。本日、Amazonプライムビデオのオプション「東宝名画チャンネル」の配信で、視聴しておりました。「この軟弱者めがぁ!」と、画面から日本刀で斬りかかって来そうな映画で、夜が眠れるか、心配であります(^^; いきものさんも、お気を付けください。(時代を間違えた志士…という感じでした)
またプライム無料に来ることを期待して端座しております。
わたしも去年読みました。鈴木首相の書かれようが面白くて、この後『聖断』を読みました。こっちも読んでよかったです。
セロリさんも読まれましたか。なんとなく敬遠していたのですが読んでみてなるほど危うくも長い一日だったのを納得しました。
選択もあったし、また終戦を選んだとて当時の人々にとってはどんな未来が来るのか大きな不安があったと思います。また反対派もいる中、戦争を終わらせること自体が非常に困難だった。そんな中無事終戦に導いてくれた人々に感謝です。
軍部の力が強かった当時、政権幹部だけでは結論が出ず、御文庫付属の地下防空壕で御前会議を開き、御聖断を賜った鈴木貫太郎首相。陛下は原爆投下もご存知で「このような武器が使われるようになっては、もうこれ以上、戦争を続けることは出来ない。不可能である。有利な条件を得ようとして大切な時期を実施ではならぬ。やるべく速やかに戦争を終結するよう努力せよ。このことを木戸内大臣、鈴木首相にも伝えよ」「空襲は激化しておりこれ以上国民を塗炭の苦しみに陥れ、文化を破壊し、世界人類の不幸を招くのは私の欲していないところである」
「私の任務は祖先からうけついだ日本という国を子孫につたえることである。今となっては、ひとりでも多くの国民に生き残っていてもらって、その人たちに将来ふたたび立ちあがってもらうほか道はない。もちろん、忠勇なる軍隊を武装解除し、また昨日まで忠勤をはげんでくれたものを戦争犯罪人として処罰するのは、情において忍び難いものがある。しかし、今日は忍び難きを忍ばねばならぬときと思う。明治天皇の三国干渉の際のお心持ちをしのび奉り、私は涙をのんで外相案に賛成する」
ちゃんと引き継げていますかね、時々そう思います。引き継いでいかなければならないですよね。
コブちゃん、そうですよね。先日北方担当相が北方領土の名前を読めなかった問題があったのです。それを報じた新聞も読み方間違えて^_^;。自分も含めて、引き継ぐことは大変だなあと思います。
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歴史上の事件を扱ったノンフィクションの場合、史実とくらべてどうだったかという観点が生じるためそう単純に判断することはできませんが、仮にクーデター未遂を描いたフィクション(歴史小説)だと割り切ってとらえるなら、とても読み応えのある作品だと言えるように思います。
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