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こころ(Kindle版)

感想・レビュー
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*takahiro✩
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もちろん再読です。漱石略奪婚3部作のラストと思っていますが、当時の人たちも今と変わらずこのような話が好きだったのでしょうか。今の即物的、直接的な男女関係と異なり、登場人物は皆さん思慮深く、生活全般に余裕がありますが、純粋すぎるからか悲劇が起きるほど思い詰めてしまうのですね。時に女性蔑視的記述はみられるものの、現在の私たちが何度読んでも感動してしまう名作だと思いました。最近、くだらない現代本を立て続けに読んでしまったので、反省して青空文庫のおすすめ順に読んでいます。
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よっぴー
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ネタバレ『平生はみんな善人なんです。少なくともみんな普通の人間なんです。それが、いざという間際に、急に悪人に変るんだから恐ろしいのです。だから油断ができないんです』
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ちょろ
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普通は書きたくなりそうな先生の手紙を読んだ"あなた"の反応を書かずに、手紙の終わりにともなって作品もそのまま終わらせる胆力が凄い。
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電波時計
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ネタバレ1914年(大正3)朝日新聞に連載された後期三部作の三作目。近代知識人の苦悩が漱石の見事な心情描写によって描き出される。前作『行人』では自意識に悩む近代知識人の孤独が描かれたが、『こころ』の登場人物は前作以上にこじれている。孤独感に加えて強い人間憎悪によって救いがたい絶望を感じ、最後は自己否定にまで駆り立てられる。殉死した乃木大将の妻の名は「静子」、「先生」の妻の名は「静(しず)」。これは単なる偶然なのか。また煩悶した青年の自殺が多発し、社会問題化していった。
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スノコ
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昔から何度も挫折して、今回初めて読了。心のうちに死を望む厭世的な先生と、先生を慕う「私」がどうもしっくりこなくて『先生と私」は読みにくかった。一転して『両親と私』は比較的読めた。『先生と遺書』のための上・中なのだろうが…先生が実際にKを手にかけていなかったのが意外だけれど夏目漱石っぽい気もする。危篤の父親の行く末や、先生のその後も手紙以上のことはわからない。唐突な終わりにも驚いた。何も知らない妻が幸せだと思うのだろうか。心のうちは当人にしかわからないなというあたりまえのことを思った。
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ザフー
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ネタバレやっぱムタクソおもろい。一気読み。忘れているのに覚えてる、踏まえてもまた読みたいけど、できることなら記憶を全部消去して読みたい。描いている事柄もだけど、三者三章のこのつくり。「手紙」がブツんと終わったあとの虚無。頁はもうないし、列車はどこにも行きつかない。
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雨宮菖蒲
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再読。思った以上に内容をわすれていた。
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Red-sky
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こういう話だったのか。はじめて全容を知った。最後は思わず音読したくなる文章だった。
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Mari
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Kindle 青空文庫 今にも死にそうな父親をおいて、もう死んでしまったであろう先生(他人)のところへ駆けつけて行くことを自分であったら果たしてするだろうか。なぜ「わたし」はそうしたのだろう。先生の遺書は実にじれったいのだが、人の心情をこれほどまでに描ける夏目漱石はやはり天才。
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katsubek
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久し振りに、しかも、仕事がらみでなく読んだ。余談に属することだが、本書の登録者は、私も含めて、圧倒的に電子書籍が多数派である。時代の趨勢、隔世の感がある。漱石や鴎外が明治の終焉を感じとったごとく、私たちもまた、めまぐるしく変化し続ける社会に一抹の不安と焦りに苛まれていかざるを得ないのだろうか。もはや、「こころ」の在りようも変わっていくのか。
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栞桜
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教科書で
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夜兎
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ネタバレナツイチにあったので。毎晩少しづつ読みました。夏目漱石初読みでした。
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たつや
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新潮文庫の100冊です。毎年、ラインナップされる度に読んでいるのでもはや、風物詩です。明治にこんなスキャンダラスな内容の作品を新聞に連載した漱石は正にパイオニアだ。映画で観たいな。
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さらさら
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この間初めて雑司ヶ谷霊園を訪れたので、9年ぶりに再読。今回はKindleで。 違う題名だったらまた作品がの印象が変わりそうだから、「こころ」がしっくりくる。心理描写が非常に細やか。
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伊達者
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全集で再読。全集は「心」だ。今も変わらない人間のどうしようもない嫉妬が主題。誰にでも思い当たることがあるだろう。Kやお嬢さんの心境が分らないままに自分の心に翻弄される先生。今回読んで感じたのは,お嬢さんの無暗な笑いや些細な言動に対して先生が感じる嫌なきもちの多さ。これも好意の裏返しなのか。事の真実を知らないまま残される奥さんが気の毒。そう考えると先生は自分勝手なひどい人だ。実体験を元に恋だの性だのを売り物にする作家も多いのだが,漱石は謹厳実直な知識人のまま女や恋をここまで書いている。
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bassai718
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読み返したのは20年振り。主人公より先生の年齢に近くなり、当時読み流していた心理的描写等、感じるところが多かった。
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ター
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Kと先生の話が教科書で有名だけど、結構長くていろいろなパートがある作品なんだね。分かってはいたが、坊ちゃんを読んだ後だと、おおぅ...すごく重い...となる。とはいえ、昔の文豪の名作ってのはどれも心情描写が丁寧だね。芥川も太宰も漱石も、分かるわぁ~...とついついため息をついてしまう。自分のことは大嫌いなくせに、他人にはどうにも信頼して期待してしまう心情。他人のことは許せるのに、自分のことは許せない気持ち。みんなして真面目で不器用な生き方しかできない辛さ。いやー、本当にその気持ちよく分かるわぁ~...
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yutaro sata
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江藤さんは確かこの本を同性愛の本だと書いていたような。なるほど、そう聞くとそうとしか思えなくなってくる。
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ケルトリ
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国語の教科書に載ってたのを思い出した。
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R-J Lim
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自分の拙い日本語で感想を書くのが恥ずかしいぐらい、奥の深い小説だと感じました。心というのはいかに複雑で矛盾だらけのものなのかよく伝わってきた気がします。
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狙撃ザクχ
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ネタバレ読了し、なんともやりきれないような気持ちに成りました。どちらかと言えば明るいとは真逆の作品です。人の死を扱う作品には常にこれがあります。それは「光を受けた物の後ろに生じる物」です。先生はなんと言おうが生きていたが、それは大きな苦悩を保ちながら。人は誰かに聴いてもらうことで、少しでも救われるのかも知れません。初めから予感はあったので「やっぱりか」と二度想いました。1度目はKの。2度目は先生の、時です。楽しく生きられれば良いという方も世には居ますが、それが出来ない人もいるのだとハッキリと感じました。
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Caribou
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なんと美しい日本語! ちょっとした人の仕草、目線、言葉づかいから人の心理を細かく描写する。なんと豊富な語彙だろう。結論は知っていたが、ぐいぐいと話に引き込まれた。
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くじら
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ネタバレ何となく概略しか知らなかった「こころ」をついに読了。直前に、姜尚中さんの「悩む力」を読んだためなのか、先生の自殺は、嫌悪していた伯父と同じ裏切りを親友のKに行ったことで、自分を信じられなくなったことが原因なのかと思えてならない。
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ボウフラ
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先生と私の交流が描かれているが、遺書では先生の心情が吐露されている。84点
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PT_pan_taro
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先生と遺書だけは高校時代に読んだことがある。当時の方が面白く感じたような気がする。今の僕には自己中心的が過ぎて愚かとしか見れなかった。申し訳ない。 前編中編での世捨て人のような、達観した先生の台詞が好きだった。
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名言紹介屋ぼんぷ
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『私は冷かな頭で新らしい事を口にするよりも、 熱した舌で平凡な説を述べる方が 生きていると信じています。 血の力で体が動くからです』
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あや
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「文豪お墓参り記」で取り上げられていた「こころ」が気になり再読。過去に1度読んだときはなんだかよくわからない、と投げ出したのですが、今回は主人公の先生に対する思慕や興味、先生が友人Kに感じる対抗心や、先駆けされまいとする焦りを自分の過去の体験と重ね合わせることができて、こういう気持ちわかるなあと、かなりのめり込んで読んでいきました。人の内面や心理を「気持ちの記録」とも言えるほど忠実に、克明に描いている作品。題が「こころ」なのはまさに、だと思います。
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odiel_
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好きな人ができたらさっさと付き合えって話。しかし未だにこういう人がいそうに思えるのは、心理描写のなせる技。漱石先輩すごいわ。
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バールの様なモノ
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自殺したKのこころが、そのまま先生のこころに乗り移ってしまったのだろうか?ストレートに生きたKとどこか狡猾な感じのある先生、生きることに許せなくなるとは、どういう意味があるのかについて考えさせられた。
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せいや
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前半は私と先生とのやりとりの中で先生の過去が暗示され、後半は先生からの手紙の中で先生の過去がわかるというストーリー。明治時代に生きた知識人の世の中との葛藤を描いている。先生の謎の過去を後半で回収する意外なストーリー展開、明治天皇の崩御、乃木大将の殉死という歴史的事実を絡める構成、やはり夏目漱石は最高の文学者だなあと思う。
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Yuzi Kage
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ネタバレ長かった。淡々と事件らしい事件も起きないので前半は読むのつらいです。後半は先生の手紙で謎が明かされていきます。中二病をこじらせて、引きこもりになって自死、というやるせない物語。明治天皇の崩御、乃木大将の殉死が先生の自死にどう影響したのか?現代人にはちょっと理解が難しい。最後、先生の独白のまま終わってしまうのが残念、何かしらどんどん返しが欲しかった。夏休みの読書感想文に選ぶと間違いなく中二病を発症してしまう危険な本です。淡々としてる分、飽きずに読めますので、心穏やかな時に読みましょう。
Yuzi Kage

文豪の名作にあえてケチをつけると、この内容なら20ページくらいの短編で良くないですか?とw

12/28 19:50
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ジュン
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こころ。この作品は良くわからない。友人が自殺する理由も、本人が世捨て人になるのも、結末すらも納得がいかない。でも分かる事が一つ。先生が自らの生き方を深く内省すること。自らの生き方を省みること。関わった人に罪の意識を持つこと。この思考過程こそがこころの近代性なのかもしれない。
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たらみんと
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最初から先生は本心の見えない影のある人でした。影の部分が魅力的に写っていたけど、読み進めてその理由が見えてきた時、先生は卑怯で自分本位な人だとがっかりしました。そしてその部分に苦しんでいたのは他ならぬ先生だったのです。思い悩み本心を隠し疑心暗鬼になる性質は惨めだなと思います。素直な心というのは尊い。
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ッ
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村上春樹が夏目漱石から影響を受けている理由がよく分かった。彼の為した仕事は明らかに、漱石の延長線上にある。
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りこ55
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ネタバレ100年経っても褪せない作品だと思う。300ページを超えると自分にとっては長編だが先が気になりどんどん読めた。 Kの自殺は「失恋」であるとする人が多いかもしれないが、Kは真っ直ぐであるために自分の失望したのだ思う。 たしかに「私」の「精神的に向上心のないものはばかだ」の一言がきっかけになった思う。「おれは策略で勝っても人間としては負けたのだ」の一文が読み手にも重い。ずるく残酷な一面は誰にでもあるものだと思う。またいつか再読したい。
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jima
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もう一度読みたいと思っていた。大学で漱石の授業を受けて、半年間、この「こころ」を読みくだいたのを思い出した。私、先生、Kの3人の心を分析した。中身はすっかり忘れているが。あの時、いっぱい書き込んだ文庫のが見つからない。漱石の他の本はあるのに。Kindle版と集英社文庫とを平行で読んだが、集英社文庫の吉永みち子さんのあとがきが面白かった。先生の奥さんの大きさに触れていた。
0255文字
msm
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若い時から働かず他人ともあまり会わず隠居生活みたいなことしてたら、若い時の過ちをずっと考え続けて苦しいから死にたくなっちゃった。という明治時代の話だった。まぎれもなく名作でした。
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彩
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何度も読み返してしまう名作。
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tuktuk
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読んだのは、学生のときの授業以来。当時はただの三角関係の苦悩だと思って読み流していたが、改めて読んでみると違う印象を持った。他の純文学も読んでみようという気になった。
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