文學界2015年6月号

文學界2015年6月号
 
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文學界2015年6月号の感想・レビュー(45)

新人賞を受賞した二作品と選評を読む。二作品ではヴェジトピアのほうが好きだったけど、選評のほうがおもしろかった。吉田修一がすごい。このひとの選評読みたさにバックナンバーを漁っている、まである。サバイブの好感度の低さとか、「難民って……。」みたいなツッコミ、冴え冴えで素敵。わたしたちの、感じたんだけどうまくことばにできないもどかしさを代弁してくれるひとだ。文學界の有吉弘行と呼びたい。
- コメント(0) - 2016年6月28日

「夏の裁断」と「あられもない祈り」、両方に出てくる幼い頃の性的いやがらせは島本さんの他の小説にも現れるのだろうか。二つを続けて読んだせいか、イメージが重なる。「サバイブ」は最後が尻すぼみかな、途中まではすっきりカラッとしていて好感を持つ。「ヴェジトピア」は線の細い小説。「声がわり」は途中要所要所ではっとさせる箇所があり。
★3 - コメント(0) - 2015年8月31日

島本理生「夏の裁断」、杉本裕孝「ヴェジトピア」のみ読了。どちらも自分の肌に合う感じはせず。
★3 - コメント(0) - 2015年8月13日

文学界新人賞の2作品、加藤秀行『サバイブ』(33頁)、杉本裕孝『ヴェジトピア』(39頁)を追加で読む。『サバイブ』は、固有名詞のつかい方等、とてもお洒落。雰囲気は好きだが、何がテーマだったのかと言われると苦しい。でも、この雰囲気は簡単に出せるものではない。やはり高評価。『ヴェジトピア』は、このモチーフを思いつき、モチーフに溺れずに書ききったという点で、高評価。大口君とのやり取りは必要なのか。主人公を「痛い人」にしなくても、十分読ませる作品だと思う。
★1 - コメント(0) - 2015年8月9日

島本さんの「夏の裁断」目当てで読む。 やはり精神的に不安定、痛い主人公が、同様にあぶない柴田と繰り返す悶着。 女性の心が危うく揺れるさまを描くのはやはり島本さんが一番。 興行ねらいの芥川賞受賞した人より、よっぽど◎。 島本さんはもう純文学は書かないと言ってるそうだが、ジャンルにこだわらず書いてほしい。 ところで自炊=裁断?? あと、「サバイブ」も良かった。
★10 - コメント(2) - 2015年8月4日

芥川賞候補の島本理生『夏の裁断』(54頁)のみ読了。初めての島本さん作品だったが、絶妙な気だるさが心地よく(という表現は矛盾しているが・・・)、一気に読んでしまった。それにしても、このクオリティで受賞できないのか・・・。芥川賞、恐るべし。
★6 - コメント(0) - 2015年8月2日

図書館本。島本さんの夏の裁断目当て。共感できるような人物はいなかったが、グイグイ読ませられた感じです。痛々しい男女の関係が印象的。初めての作家さんなので他の著書も読んでみたい。新人賞の加藤さんのサバイブは平成のなんとなくクリスタルのようだということでしたが、本を読んでいないのでわからず・・・。男3人の奇妙な共同生活が描かれていて、気が楽なのかな?と言う印象で読了。
★23 - コメント(0) - 2015年7月30日

yu
島本理生さんの「夏の裁断」のみ読了。登場人物がみんな気持ち悪くて誰にも感情移入できないのに、嵌ってしまいました。気持ち悪いのに好きな作品で単行本が出たら買ってしまいそう。
★13 - コメント(0) - 2015年7月23日

島本理生「夏の裁断」などを。
★1 - コメント(0) - 2015年7月21日

芥川賞候補作の全部読み、最後(6作目)は島本理生著「夏の裁断」。……まったく、島本さんが描く女性はどうしてこうも神様を求めるのでしょう。どうしていつも、危険と救いの区別をつけられないのでしょう。毎度同じでやや新鮮味を欠きましたが、文章のうまさ、心理描写の巧みさは、候補6作の中で群を抜いています。羽田さん同様、いまだ芥川賞の「候補」というのが信じられません。こういう人が候補に残っていると、新しい作家が芥川賞を獲れないじゃないですか! ということで、羽田さんと島本さんの同時受賞を希望いたします。
★6 - コメント(0) - 2015年7月15日

文学界新人賞の2作と芥川賞候補の「夏の裁断」を読んだ。一番共感できたのは加藤秀行のサバイブである。
★7 - コメント(0) - 2015年7月14日

第153回芥川賞候補の島本理生「夏の裁断」を読む。著者本人か?と思わせる主人公が男性編集者に翻弄され心が不安定になる。夏の鎌倉で祖父の遺した蔵書を電子化するために裁断する様子は、主人公の自傷的行為にも通ずる痛々しさがある。こういう弱くて優しい女性を描くのは、最近の島本作品の特長かなと思う。そういう意味で、島本理生らしい作品だった。
★19 - コメント(0) - 2015年7月11日

島本さんの「夏の裁断」が芥川賞候補と知り、単行本化までは待てずに図書館へ。 確かに私小説風の書き方で「 夏の鎌倉、小説家と編集者、本を切る」でした。本になったらまた読みたい。他には新人賞の加藤秀行さんの「サバイブ」が良かった。マキタスポーツさんが本名で連載を持っていた事に驚きました。
★9 - コメント(0) - 2015年6月27日

文学界・新人賞の2作の内、杉本裕孝氏「ヴェジトピア」は手紙・現実過去と自由に行き来するスタイルが気に入って大いに楽しめた。加藤秀行氏「サバイブ」には魅力を感じない。島本理生「夏の裁断」を読もうと思ったが中途で挫折。男の私には読めなかったと正直に言う。
★6 - コメント(0) - 2015年6月26日

特に面白かったのがマキタスポーツこと槙田雄司さんの『雌伏三十年』 思わず声を出して笑ってしまった。 加藤秀行『サバイブ』と杉本裕孝『ヴェジトピア』は 私的にはヴェジトピアの方が面白かった。 こっちは、ガツンとやられたなという感じ。 学芸会などで「木」の役をやった事で自分が植物だと目覚めた女性だけでも 惹きつけるものがあるのに、他人になりすましての夫との文通も面白かった。 島本理生『夏の裁断』もとても面白かった。 ヒロインがM女という括りや締めになっていないところがいい。
★5 - コメント(0) - 2015年6月25日

芥川賞候補作『夏の裁断』(島本理生著)を読んで。◆高校生で芥川賞候補にノミネートされたから、早12年。彼女の作品は「よだかの恋」やアンソロジーの短篇につづき、3作品目です。他の人気作品を読んでいないので、なんとも言えませんが、今作の主人公、モデルは島本さん自身ではと。主人公・千紘が作家、母子家庭などなど、他にもありますが。思わせるだけ思わせて突き放す男に、振り回されても夢中になってしまう千紘。どちらも心を病んでいて、正直読むのが辛かったです。◆本を裁断する自炊、今までの自分を消す意味合いだったんですね。
★36 - コメント(0) - 2015年6月24日

■島本理生「夏の裁断」誘われて優しくされて、暴力的に出られると謝ってしまう女。男の術中にはまっていくが、この男のずるいところは全然計算していないところ。そうされると気になってしょうがない、人のいい女が少なからずいる。一方で自分のことが好きな男は飼い殺し。30過ぎて母の言いなり。隣のおばさんにもいいように使われる。いい加減受動的に生きるのはやめんか。ところで、島本理生って芥川賞とっていなかったのね。やや説明過多だけど、これでとれるかな。
★45 - コメント(3) - 2015年6月24日

珍しく文学ものを読みました。加藤秀行「サバイブ」目当てです。現代版「なんとなくクリスタル」だという書評に興味を持ちました。んー、「なんクリ」ほどブランドものがたくさん出てくるわけではなく期待とは違いましたが、とりたてて筋書きがないところも「なんクリ」みたいですね。「ヴェジトピア」も読みましたが登場人物の設定などすべてシュールなのにとても世界に入り込み楽しめました。二作とも、新人賞だけあって読みにくいところ、「これで終わり?」という物足りなさが残念です。やっぱり売れている小説家って、プロなんだなと思いました
★7 - コメント(0) - 2015年6月23日

日比嘉高「越境する作家たち」(218頁~)で、日本は岐路にあり、移民問題を挙げる。トランスナショナルそのものがポストコロニアル批評以後の変化の産物としている(225頁上段)。公共圏を 文学の問題と交差させて考える際、重要なのは 現われ(233頁下段)。 各種境界での対立は、文学の寛容と想像力で他者との共棲が足がかりとなる(235頁)。 この論稿は非常に気になる内容を多く含んでいた。
★31 - コメント(0) - 2015年6月23日

「ヴェジトピア」「夏の裁断」
★1 - コメント(0) - 2015年6月20日

島本理生の『夏の裁断』が目当て。久しぶりに読む島本理生の作品に興奮。随所に島本理生のテーストが散りばめられていて、胸がいっぱいになる。なぜ、島本理生の文章を読むとこうも心を揺さぶられ、ぎゅっと掴まれたような感覚に陥るのだろうか。『夏の裁断』は2015年の芥川賞候補作にノミネートされているので是非、芥川賞を受賞してほしい。そんな作品である。
★29 - コメント(2) - 2015年6月19日

「夏の裁断」すごくよかった。
★3 - コメント(0) - 2015年6月12日

この号は盛り沢山。新人賞発表号。「サバイブ」は外資系若手エリートのルームシェアもの。雲上人のような暮らしだわ。平成版なんとなくクリスタルか。「ヴェジトピア」は地味不思議ちゃん妻の話。著者の写真も不思議ちゃんぽいよ。選評は吉田修一のが面白かった。あと島本理生の読み切り「夏の裁断」。イタくて重い恋愛もの。重い! マキタスポーツの新連載小説「雌伏三十年」は楽しいぞ。あと板垣真任の新人賞受賞第1作「声がわり」は正直よくわかんなかったよ…。
★23 - コメント(0) - 2015年6月11日

サバイブの主人公の同居人のモチーフになった人と知り合いなので。面白い、というか知り合いの日記を読んだような感覚
★3 - コメント(0) - 2015年6月6日

加藤秀行「サバイブ」 この作品の「なんクリ」との相違点から言うと、夫々、80年代と0年代との同時代に生きたものとしての表現であるということ、固有名詞の頻発、無機質的な感覚という点ではよく似ているが、「なんクリ」には固有名詞に注釈があるが「サバイブ」にはそれがない、前者の主人公は学生、後者は社会人であり、その分社会や時代の影響の表現はより直接的である。 「・・俺からしたらビール一杯に千円以上払う奴の気は全くしれない。二時間後の小便に千円(俺の一時間)も払う奴が東京には溢れているのだ。」 主夫である主人公
★9 - コメント(4) - 2015年5月31日

読:槙田雄司「雌伏三十年」、島本理生「夏の裁断」、板垣真任「声がわり」、伊藤比呂美「切腹考」、穂村弘「も詩も詩」ほか。文學界新人賞を受賞した二作品が掲載されている。どちらも第一作にしては十分書けているとおもったが、だから面白いというわけではない。
★4 - コメント(1) - 2015年5月25日

円城塔「文学界新人賞選評 もっとおかしくてもよい」点訳
★2 - コメント(0) - 2015年5月16日

島本理生さんの『夏の裁断』えっ!私小説?!という感じの中篇でした。 従来と同じテーマを貫いた作品。 個人的には本を裁断する際の心理描写が神がかっていると感じました。 今月号から連載開始の槙田雄司(マキタスポーツ)さん『雌伏三十年』は自伝的フィクション。 以前エッセイを読んだ時は硬すぎる印象を受けましたが、キャラクターや言い回しがくだけていて笑えます。 多才すぎて売れない芸人といわれていますが小説ではどうでしょうか?今後の連載が楽しみです。 他には文學界新人賞受賞作二篇が載っています。★4 
★10 - コメント(5) - 2015年5月12日

文學界新人賞.加藤秀行「サバイブ」杉本裕孝「ヴェジトピア」読了。
★1 - コメント(0) - 2015年5月9日

芥川賞候補の「夏の裁断」だけ読む。残念ながら読み返しても内容が頭に入らなかった。彼女のトラウマは結局嘘なのか、本当なのか。途中も主人公にイライライライラしながら読む状態だった。彼女の感覚がどうしてもわからない。多分私と合わないだけです。アンニュイ感じが好きな方はお好きかと思います。
★5 - コメント(0) - --/--

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