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41人の嵐

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りょう
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著者である当時の小屋番のお姉さんは現在も小屋の管理人を続けられている正真正銘の山ヤさん。この御方の文章力、表現力が凄まじい。雨の降り始めから小屋半壊、豪雨の脱出、無事下山までの一部始終をまるでその自らの瞳のカメラで余す所なく録画し、その全てを描写し切ったような細やかさ。まさにリアルとはこのこと。 全員が無事に脱出出来たのは大半を占めた大学の山岳部が統制のとれた行動を貫けたのも大きかったと思うが、やはりこの小屋番さんが最後まで冷静沈着な判断を失わずに若き登山者たちを導けたことが最大の理由ではないかと考える。
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まめ
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手に汗握る台風の日の記録。自分がこの状況にいたら強い気持ちで仙丈を越えられただろうか…あの尾根を台風の中…と思うと。もっと山のこと知らないといけないと反省させられる1冊でもあった。読んで良かった。当時の学生たちの寄稿も、みんな文章が上手くて、登山部とかってそうとう頭使って活動してるんだろうなと。私ものほほんと登ってるだけじゃだめだな。
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紫羊
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両股小屋の小屋番の星さんという女性が書かれた台風被害の記録です。自然の猛威と小屋番としての責任感。緊迫感が伝わってきます。
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OHモリ
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南アルプス縦走中に避難小屋までたどり着けずにビバークして下山を決めて意気消沈して泊まった両股小屋に何気なく置いてあったので買った本。一気読みでした!1982年、おばちゃんが小屋番になったばかりでまだ若かった頃に台風の中で小屋がつぶれて孤立、学生たちと一緒に仙丈を越えて北沢峠に脱出した記録です。帰りの高速バスの中で涙を拭きながら・・・おばちゃん、只者ではないと感じていたけど・・・ところで山梨日日新聞製作のこの本ですが、たぶん両股小屋に行かないと手に入りそうもありません。
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