夜の淵をひと廻り/真藤順丈のネタバレ(9件)

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主人公シド巡査は担当区域山王寺を愛している。それはほぼ狂気に近く、住民からストーカー扱いされている。そんな彼だからこそ住人の変化や小さな違和感に気付けるのだ。店子の弱みを握り、奴隷にしてしまう話が個人的には怖かった。確かそんな事件実際にあったなぁ。
★6 - コメント(0) - 3月7日

読み応えあるし、面白かったし、ゾクゾクと怖かったんだけど、疲れた。かなり陰惨な事件の羅列だし。だからこそ、ラストが表題作でよかったな。嫌な連鎖を断ち切れてよかったな。
★1 - コメント(0) - 2016年12月9日

やたらに濃い描写。表紙のとおり派出所の警察官が事件を解決していく話なんだけど…。詳細は読んでもらうとして作者の「思い」というか「念」が込められている。描写もかなり細かくグロイ部分も含め、そう、言うなれば彫刻の細部まで作り込むがごとく「言葉」、とにかく「言葉」の密度が高い。事件解決モノではあるがミステリとは言い切れない、これはなにジャンル?
★8 - コメント(0) - 2016年11月24日

時間軸がよくわからなくて、どの位時間が経ってるのか始めはわかりにくかったけど、シド巡査が若手から退職後までだから、30〜40年? 普通の警察物にもなりそうなところ、町の意思とか出てきてて異色。出てくる犯罪がどれも酷くて気分が重い…、けど、最後の坂東親子はだまされたし、全部繋がったなぁ〜と。
★5 - コメント(0) - 2016年6月8日

ERI
よく言われるが真藤順丈の話は"えぐい"の一言に尽きると思う。街も人も世界も容赦せずに闇の部分、人間が本能的に暴いてはいけないと思う事を躊躇なくえぐってくる。グロいでも非道でもなくえぐいという言葉がよく似合うとこの本を読んで深く思った。シド巡査の行動は普通の生活を送る住民からしたらストーカーのような執念にとらわれた変人に見えるけど、普通から逸脱した人間・崖っぷちにいる人間にとっては時には正義の使者のように映るという背反したキャラクターが面白かった。最終的に街の意思まで把握しようとするシド巡査の執念はすごい。
★7 - コメント(0) - 2016年6月6日

短編集でした。途中、この世界観?のようなものが嫌になりかけたけど、最後まで読んで良かった。他の本も読みたい。紳士は必要ないんじゃないかと思ったけど、それこそ全否定になっちゃいますよね。クラマが好き。アサカにも秋吉にも死なないで欲しかった。頭に注射する親父が怖かったよー。
★4 - コメント(0) - 2016年5月9日

初読みの作家さん。独特な世界観で、なかなか読み進めることが出来ず読了までに時間がかかってしまった。ストーリーは、地域住民の『おはようからおやすみまで』把握したがりな一人の交番勤務のお巡りさんの事件簿。謎の老人が語る『因果律』が分かったような分からないような…。ただ、この管轄の犯罪発生率は…高過ぎやしないだろうか。
★63 - コメント(0) - 2016年3月21日

街のお巡りさんのお話。向上心があるわけでもなく、かといってやる気のない人でもない。とにかく街と住人が大好きなマニアな人という変わった設定。生真面目な面とダラけた面を持つ主人公は憎めない。1つ1つのお話も似通った物はなく面白かった。どんどん年を取って最後は定年、交番相談員として嘱託で働くまでが書かれているが、これで終わりは寂しいです
★16 - コメント(0) - 2016年3月17日

住人の嗜好をすべて把握しなきゃ気がすまない主人公・シドは勿論、 眉を染めてる後輩のアイザワ、足癖の悪いクラマ等コミカルなキャラ達のやり取りが平山夢明っぽくて笑える。こんなヘンテコな警察小説は初めて読んだ。
★9 - コメント(0) - 2016年3月12日

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