形式:文庫
出版社:アスキー・メディアワークス
しんどいですよ、絵を描くのは。絵を一枚仕上げるたびに、絵にサインを入れるたびに、もうやめよう、これで最後にしようって、考える――それでも私は、あなたのために絵を描こう。かつて彼女と過ごした美術室に、彼は一人で戻ってきた。そこでは、長い髪の女生徒の幽霊が出るという噂が語られていた。『プシュケの涙』『ハイドラの告白』に続く、不器用な人たちの、不格好な恋と旅立ちの物語。
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