邪魔(下) (講談社文庫)/奥田英朗の感想・レビュー(817件)

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上巻の冒頭の登場の仕方で、九野のイメージを勝手に加賀恭一郎と重ねてしまった。妄想の義母、もっとキーポイントかと思ったけど曖昧な示唆でとどまった。九野、恭子、裕輔それぞれの結末。奥田英朗らしい。
★68 - コメント(0) - 2016年10月8日

上巻後、すぐに読もうと思ったが、毎度のごとく筆者の本屋リアリティがありすぎて読み疲れしてしまうので、1日置いて下巻を手に取る。途中、とある登場人物が見ていた社会が異なっていたという下りは、その描写にゾクッとした。「最悪」の時とくらべて、クライマックスが少しわかりにくかったかな。ちょっとすっきり感はなかったな。
★17 - コメント(0) - 2016年10月6日

なぜ、いつから、こうなってしまったの..??とぐったりしてます。恭子の堕ちっぷりは、すごい。きっかけは夫のせいだけど、そこからどんどん変わっていき戻れない所まで行ってしまうスピードが恐ろしい。祐輔も。やんちゃ高校生から暴力団の下っ端になっちゃうなんて、、高校の時、同姓同名のクラスメイトいたな(笑)どの登場人物も、ヤケになるにもほどがあるというか、誰しもこうなりうる要素は持ってるのかな、、というじわじわ系の怖さがあった。「いいよなあ、あんた。颯爽と生きてる感じがして」なんて言われてみたい(笑)
★36 - コメント(0) - 2016年10月6日

会社に不正を働き、それを隠すために火を放つ男性。パートで働きつつ、我が子の将来を思い懸命に頑張る妻は、夫が犯した罪を恐れ倫を外し。犯人を追う警察の中では、若い女性に入れ込んでしまった刑事と、彼に謂れのない邪念を持たれてしまう同僚の刑事。加えて街中に屯う行き場が無いかのようにする高校生たち。作品中に幾度も「邪魔」と言う単語が登場するけど、果たしてTitleの「邪魔」が意味するのは?と、読み直したくなる作品です。我がまま、自分のまま、在るがままに生きて行くには、邪魔なものが多過ぎる、自分の我が侭すら邪魔?と。
★9 - コメント(0) - 2016年9月22日

とにかく先が気になり、一気に読みました。題名とおりですね。夫、刑事、ヤクザ、警察。しかし、恭子の変貌ぶりには驚きました。
★72 - コメント(0) - 2016年9月20日

完成度の高い作品だった。一番のみどころは恭子の壊れていく過程かな。すごくリアルで読んでるこっちまで苦しくなってしまった。九野さんはなんでか最後まで好きになれないキャラクターだったんだけど、本当に悲しい人だった。「おかあさん」の真実が息が止まりそうなくらい切なかった。何はともあれ助かってくれて安心。佐伯刑事が脇役ながらも一番いい味だしていて、一番好きなキャラクターだった。あまり関係ないけどヤクザの世界の理不尽さには絶句した。色んな世界があるのね…怖い怖い。
★13 - コメント(0) - 2016年9月15日

★★★★★ いやぁ~、恐るべし奥田英朗。完全に持って行かれました!主たる登場人物の及川恭子と九野薫が絡む終盤は、息もつかせぬ展開。これこそ読書の醍醐味。久し振りに徹夜のイッキ読みでした。帯のキャッチコピーは、クライムノベルですが、敢えて「崩壊三部作」と呼称したい。警察内部の様々な葛藤が描かれていますが、それ自体が全体で伏線になってます。佐伯が良い味出してるなぁ。また、『最悪』に比べて云々、との酷評もあるようなので、このあと読んでみようかと。暫くは、奥田ワールドに身も心も浸っていたい心境。
★35 - コメント(0) - 2016年9月12日

登場人物たちの悲壮感が全面に漂ってくる作品です。先が気になって一気読みしてしまいました。読んでいると、人生とは何なのでしょうか?と考えてしまいます。
★3 - コメント(0) - 2016年9月11日

ギリギリまで追い込まれて初めて顔を出す自分に、戸惑うことは稀にある。こんな人間だったのかと。「自分は善人だと思っていた。追い込まれたことがなかっただけだ」という作中の言葉に共感した。 ドス黒く蠢く感情の波につられて、一緒に鬱状態になりかけた。見事に感情を持っていかれた。読後は少し苦しかったけど、きっとハッピーエンドだった。みんな未来を見ていたから。九野には幸せ になってほしい。
★4 - コメント(0) - 2016年9月4日

下巻になり登場人物の落ちっぷりに加速がついて先が気になりほぼ一気読み。主婦の恭子は疑惑のある夫に代わり子供との生活を守る為に何とかしなくてはいけないと言う気持ちからの変貌ぶりが凄い、警察の九野は7年前に最愛の妻を事故で亡くしているという現実から義母を心の支えとしていたがその真相には少しぞっとした。そして恭子を亡き妻と重ねている所が痛々しい。しかし最後やはりそこに現れるか花村さんよ~あなたが現れなかったらもう少し違う展開になったかもと思うが結末は同じだったかな。読後はスッキリとはいかなかったが面白かった。
★7 - コメント(0) - 2016年9月2日

面白かったんだけど、最後の最後で消化不良。『最悪』はラストまできっちりまとめていただけに残念です。及川家の子供たちが不憫でなりません。
★11 - コメント(0) - 2016年9月1日

★★★★☆
★4 - コメント(0) - 2016年8月31日

読み進めていくと、どんどん悲壮感が増大していく感じ。読後感も良くない。恭子はどうしてそこまで変わってしまったのか。箱根から車で抜け出すあたりは、どうしてそこまでやるの?的なストーリーでした。人其々に邪魔は存在するのですね。自分にとっての邪魔は誰だろう?
★8 - コメント(0) - 2016年8月30日

下になりどんどんと主婦恭子が落ちていく。その描写は怖いほどでした。日常や幸せとはなんと不確かなものなのか。そして幸せから目を背けている刑事もどんどんと落ちていく。落ちていく2人のそれぞれのある意味救われ方とこれからの生きる道とは?対比にでてくる高校生のなんとでもなるものとはまた違う。全体を通して暗いが最後は若者へのメッセージとも取れなくはない。
★26 - コメント(0) - 2016年8月24日

絡み合うストーリーにお腹いっぱいです。 おかわりはないの?
★4 - コメント(0) - 2016年8月3日

☆☆☆☆
★3 - コメント(0) - 2016年8月3日

読んでしまった。読み終えてしまった。終わってしまった。この結末以外は考えられないけれど、単調にならず飽きもこず、最後の最後まで胸がくるしくなるくらい夢中になっていた。救われないのは日常だから。くるしいのは人間そのものだから。物語だけど登場人物たちの生活がそこにある。そんな小説のなかで、思う存分トリップさせていただきました。
★8 - コメント(0) - 2016年8月3日

最後はそう来たかと言う感じ。上巻で書かれた色々な伏線は、小憎らしいくらいに計画的に未回収部分を残して終わる。表題の『邪魔』とは何だったのか?主人公である警部補・久野、放火犯の妻・恭子ともに、自分で自分の人生を邪魔していたことになるという意味合いか。登場人物の絡み合いの中で、誰かが誰かを邪魔しているという感じではなかった。そんな中で久野の同僚である佐伯と井上がとてもいい味を出していた。
★5 - コメント(0) - 2016年8月3日

普通の主婦がいかに破滅の道を辿って行くのか?一歩一歩、確実に道を踏み外していく描写が圧巻。そして、対になる刑事、こちらも悲しさと切なさを感じさせながら、抗いようのないまま、事件に関わっていく。警察とヤクザと企業に翻弄される少年、警察内部での軋轢。細部にも強い力が込められる作品。壮絶な作品だと感じる。
★8 - コメント(0) - 2016年7月18日

途中からどんどんあり得ない展開になって目が離せなくなった。死人が出なかったのが、せめてもの救い?
★12 - コメント(0) - 2016年7月16日

Oni
あっという間に読み終えました。恭子の変貌ぶり、落ちっぷりが凄い。九野も悲しいが佐伯という理解者がいてよかった。
★6 - コメント(0) - 2016年7月13日

今、読了。なんだかなぁ〜最後はもう少し頁数が欲しかったかな…恭子の変貌ぶりが怖かった。最後のシーンの恭子の心理描写がなかなかなかなか…久野は松重豊かな?恭子は米倉涼子かな?
★25 - コメント(0) - 2016年6月29日

「最悪」に負けず劣らず、どんどんと悪い方へ。奥田さんらしい感じでした。
★10 - コメント(0) - 2016年6月25日

犯してしまったことが、どんどん本人の意思とは反して大きくなり、引き返せなくなってしまう、そんな人たちの物語。読んでて可哀想になった。最後に少しだけでも救いがあったのは良かった。
★7 - コメント(0) - 2016年6月20日

はあああ~一番普通の生活を送っていた恭子がダークサイドに堕ちてしまった~。その描きっぷりが見事で息を呑みながら読んだ。桜桃の会がスーパー側から助成金を貰うことが目的だと分かった時には、思いっきり引いた。そのことで怒りを感じる恭子に、あぁ同じ感覚だ、良かったって安心もした。なのに最後には罪を犯してしまうんだもんなぁ~。。。奥田さん、深いです。
★30 - コメント(1) - 2016年6月16日
としるこ
読みました!恭子可哀想でしたね。ただ幸せになりたいだけなのに不憫でならないです(T_T)
- 12/25 16:11


自宅の花壇に花を咲かせ、子供達を見守る…という恭子の夢が、いとも容易に崩れていく。どこかで誤った心の選択。 夫の茂則より大胆で不敵な言動になっていく恭子に心がザワザワした。九野の義母愛には哀しい現実が。大怪我をした九野の元に駆けつける佐伯と井上が救い。そこで「人は幸せになりたくて生きている」と当たり前の事に気付く。反対に守りたかった物を失った恭子の未来は見えず、あるのは目眩をするくらいの孤独と自由…。裕輔や恭子には気持ちも寄り添えなかったけど、人との関わりと人生のつまずきの恐ろしさを感じた。
★89 - コメント(2) - 2016年6月11日
Osamu Ueno
久野の病んだ心と恭子の子供達の行く末が心配ですね。
- 06/12 21:22

まこみん
そうですね。九野の義母への愛情は過剰とは思ったけど全てが幻覚とは… 子供達の心の痛みも計り知れないです(/。\)
- 06/12 21:32


登場人物のなかで九野が一番好き 最後本当に死んだと思ったから、生きててよかった。呉服屋の娘と幸せになれよ
★6 - コメント(0) - 2016年6月11日

2度目。面白すぎて、読みやめられず、一気読み、、、!すごいスピード感、そして共感させられてしまう日常の狂い。少しでもハッピーエンドなら良いんだけど、、子供たちが元気ならいいなあ。佐伯さんに救われたなあ。
★13 - コメント(0) - 2016年6月4日

人生の失敗(犯罪はもちろん、ちょっとした躓きなど)を取り繕うとすればするほど悪いほうへ事態が進んでいく。そんな中で主人公九野を見守る同僚たちがいることは救いのように感じました。警察という特殊な職場のせいかもしれません。義母の謎がもやもやしたまま終わったのが良かったのか悪かったのか。事件の解決が目的の小説ではないので、ラストはこれでいいんじゃないのかな。
★27 - コメント(0) - 2016年5月29日

本線と思われた「放火事件」が更に入り組んだ展開となり、もはや「放火事件」そのものに意味が無いほど全体が混沌とする中、自らの不安を認識したくない余りに「行動」に走った結果、全てを間違ってしまう恭子と、あるべき正しい「結果」を求めて動きながら、全てをうっちゃられてしまう久野の2人にドラマが収斂されていくようでいかなかった所が奥田さんらしい作品で、多くの要素がそのまま取り残され、放り出されてしまったような物語でした。伏線を回収して欲しい派としては残念な部分もありますが、奥田さんらしい群像劇だったと思います。
★19 - コメント(0) - 2016年5月28日

著者は”追い込まれたヒト”の描き方がうまいなぁと思います。人各々に特有の”邪魔”があって、本書はそれを各々のシーンに合わせて見事に表現しており、なるほどなぁと呻らされました。群像達は”邪魔”を排除することに固執するあまり軈ては破滅します。しかし破滅の後には〇〇が残り、というより寧ろ〇〇が姿を現し、そして群像達は人生を再開します。因みに、九野や恭子の続編があれば読んでみたいです。
★29 - コメント(0) - 2016年5月27日

逃げて避けて、何が邪魔だったのだろう?と思ったまま終わってました。
★6 - コメント(0) - 2016年5月19日

【ブックオフ】恭子の人格がどんどん変わっていくのが怖かった。子供達が可哀想…あんまりスッキリしない読後感。我が家は平和だなぁ。
★7 - コメント(0) - 2016年5月18日

邪魔とは何か。 邪心か、他人か。 様々な邪魔により人生は一変するのかもしれない。普通が一番、ただその普通とは何だ。そんな人生ありはしない。
★6 - コメント(0) - 2016年5月17日

何か物足りない。
★11 - コメント(0) - 2016年5月11日

子供の為にバカをしてしまう恭子の気持ちがわからないわけではない。自分も同じようにしてしまうかもしれないし妻もそうかもしれない。平凡な毎日で何か面白いことないかとおもいがちだが、それが幸せなのだと考えさせられる。
★5 - コメント(0) - 2016年5月9日

子供と戸建ての平穏な生活を邪魔されたくない主婦と、亡くなった妻との思い出を邪魔されたくない刑事。二人とも自分が作った檻の中でもがいているが、次々と邪魔が入ってくる。そして崩壊していく日常。ラストは二人ともに平穏な生活が次々と崩壊してしまう。しかし、その崩壊が逆に二人に新たな希望と幸せをもたらすことになる。自分が作った安寧な檻の中で邪魔者を避けるだけでは、しあわせはやってこない。私も心の中で檻の中に入っていやしないか自戒してみよう。
★6 - コメント(0) - 2016年5月8日

7点 スピード感あるが、結末がスッキリしない。 それぞれが、どん底まで落ちて欲しかった。
★5 - コメント(0) - 2016年5月6日

色々な事が平行して進んで行くが、何かみんな中途半端な感じ。最後も、えーって感じだった。
★3 - コメント(0) - 2016年5月3日

最高潮に達し面白かった。恭子自首して。九野の努力報われて欲しい。凄い主婦って思った。
★9 - コメント(0) - 2016年5月3日

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