夜行/森見登美彦の感想・レビュー(1338件)

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面白おかしい方ではなく、「きつねのはなし」系の方の森見さんの世界。連作で描かれた「夜行」から広がる不気味でぞわぞわする物語。かつて英会話サークルで一緒だった彼らが語る、それぞれの薄気味悪さを感じさせる話たち。「夜行」と対をなす「曙光」の世界。一体どちらの世界の自分が本物なのか。消えてしまったのは彼女か、自分か。はっきりした正解はなく、読者に委ねられる終わり方もぞくぞく感を増幅させる。表紙の絵が可愛らしすぎて、話の怖さが半減してしまうのがもったいなかった。それで怖さを和らげろってことなのかな(笑)
★48 - コメント(0) - 3月10日

ファンタジーミステリー。一人の銅版画家が描いた「夜行」48作品にまつわるエピソードがどれもじわーっともやもやした怖さがあり、読了後はぼーっとしてしまうような感じでした。なかでも「尾道」は色々な恐怖を連想させました。しかし大橋くんは今どっちにいるんだろう。
★73 - コメント(0) - 3月9日

森見登美彦、話題の新作。 「四畳半神話体系」などとは異なりホラー色が濃く、五つの短編形式で「夜行」が語られる。 引き込まれるようなミステリーを含んだホラーです。 読み終えた後もすっきりはせず、いくつも謎が残りますがそれを考察するのもまた楽しい一冊。
★32 - コメント(0) - 3月9日

いつもの森見ワールドとは一味違う、綺麗で不気味な物語だった。そこにはむさくるしい男達もゴキブリも、闇鍋もない。不思議な読書体験だった。核に迫った時、これまで私が読んできたものはなんだったのだろうと考えさせられた。ふわふわした感想しか言えないのがもどかしい。世界は常に夜なのだ。
★32 - コメント(0) - 3月9日

森見登美彦さん世界感溢れる作品。なになになに、、というテンポで読了。しばらく暗い絵を見れないかも。夜の電車で窓ガラスを見れないかも、
★22 - コメント(0) - 3月9日

森見登美彦の最新作ということで喜んで買ったものの、今までの作風とは異なる(藪の中と少し似ているがクソ大学生はそこにいない)異様な雰囲気に戸惑いを覚えつつ読み進んだ。途中途中、特長ともいえる比喩の巧みさに驚きを隠せなかった。そして、物語は終盤に差し掛かり読者の視点を一変させる仕掛けが施され、さらなる謎に包み込まれる。人により物語の大筋の解釈は異なるであろう。そこを楽しむ作品なのかなあと思った。とても面白かったです。
★27 - コメント(0) - 3月9日

一人の女性の失踪と連作銅版画作品『夜行』が錯綜する幻想ホラー。章ごとに語り手が変わり、『夜行』とそれらに纏わる奇妙で不気味な旅の一齣が綴られる。どの話もスッキリしない幕切れで、『夜行』とそれと対をなす作品『曙光』とが二つの世界の行き来を可能にする"窓"足り得るという秘密に気付いて漸く、人々の唐突な"変身"が腑に落ちた。表と裏、光と影、善と悪とが交錯し、版画の中の風景と女が現実を侵していく様が恐ろしい。馬鹿馬鹿しくも荒唐無稽な話よりは読み易かったが、明るい終焉の割に終始陰鬱な印象でモヤモヤする読後感だった。
★26 - コメント(0) - 3月8日

表と裏。生と死。入れ替わりなのか、それとも違うのか。ただ謎はそのまま謎として残る。ちょっと恩田陸の世界を感じながら、不思議な世界を旅したようなそんな余韻。奇妙な体験は現実かしれとも異世界か。でも面白く読了。
★49 - コメント(0) - 3月8日

登美彦氏の10周年記念イベントの帰りに、サインをしていただいた本を新幹線で読むという至高のひととき…!まだ夢の中にいるようだった。初読の時はとにかく怖くて震えたけど、再読すると不思議と美しさが昇華されたように感じた。やっぱり「津軽」が一番好きだ。窓を燦然と輝かせた佳奈ちゃんの家が自分の目で見たように眼前に迫ってくる。この光景が忘れられない。イベントは叡山電車で貴船口に向かった。あの夜の空気の匂いを少しだけ感じられたような気がする。
★30 - コメント(2) - 3月8日
まさにい
京都まで行ってきたのですか。お気に入りの作家さんの本を、電車(新幹線)の中で読むこと自体がいい時間の過ごし方なのに、その作家さんにあって、サインをしてもらった本を読むのは本当に至高のひと時でしょうね。
- 03/09 19:58

Matsuko
はい、夢の中にいるみたいでしたー まだ覚めて欲しくない笑
- 03/11 17:59


考えるほどにわからなくなるような、最初から最後までタイトルの通り真っ暗な中を進むような印象だった。どっちが本当なのか。
★20 - コメント(0) - 3月8日

☆2.9
★5 - コメント(0) - 3月8日

夜行と曙光。銅版画の裏表。生と死。どちらが本当の世界なのか。謎も多いが、森見登美彦さんらしからぬ読み易さ。良いのか悪いのか?
★32 - コメント(0) - 3月8日

ちょっと恩田陸みを感じながら読了。それぞれの語るお話しは過去のお話。であるならその体験から帰還してるということで結局謎は謎のまま。入れ替わりが起きる二つの世界…我々はどちらに?と想像がとまらない
★27 - コメント(0) - 3月8日

想像力を働かせて読む作品でした。夜行の世界と曙光の世界。あまり想像力がないので良く分からなく終わりました。、
★21 - コメント(0) - 3月8日

初めの頃は中々物語に入り込めませんでしたが、最後の方には惹きつけられていっていました。夜行というタイトルで、主人公たちは夜行列車に乗って、旅をしているのだなと思っていましたが、列車に乗るだけではないところがさすが森見ワールドだなと感じました。少し奇妙で永遠に夜が続くように描かれていたり、仲間が失踪していたり、車窓から突然不思議なものが見えたり。奇妙な体験談が恐ろしさを少しだけ持って夜と共に迫ってくる。主人公たちが経験している世界は現実世界なのか、はたまた違う世界へと旅立ってしまうのか混乱したけど楽しめた
★70 - コメント(0) - 3月8日

夜行と曙光の2つの世界。それぞれは人間の表側と裏側の世界なのではと思わせる、現象が起きるオカルト的な作品。その2つの世界を繋げる場所が銅版画の風景の場所なのだろう。最後に大橋はどちらの世界で中井と連絡が着いたのだろうか?こころのところ並行世界の作品を読む事が多かったけど、かなり重い作品だった。
★26 - コメント(0) - 3月8日

友達が失踪してから10年。再び集まった仲間たちが旅先で其々に体験した不思議な話を語りだす。とても奇妙で夜が迫ってくる物語だった。謎はそのままではあるけれど、ここはどっちの世界なんだろうと読後に考えずにはいられなくなる。
★27 - コメント(0) - 3月8日

夜行と曙光という対比、二つの世界のどちらが真実なのかわからなくなり、自分の居場所が不安になるような。仲間たちが不思議な体験から生還できたから、主人公(大橋)も帰れたのかしら。仲間の誰が消えても不思議じゃない危うさ。何とも不思議な魅力に溢れた作品でした。 また、『青春の失踪譚』とした素敵な感想があり、目から鱗。
★35 - コメント(0) - 3月7日

やはり、森見ワールドです。ストーリーに巻き込まれてしまいました!
★15 - コメント(0) - 3月7日

青春の失踪譚。就職すると、学生時代毎日顔を合わせていた友人は宇宙のかなたに追いやられる。気まぐれに昔の番号に電話してみても繋がらない。そんな時、彼はもうこの地球上に居ないのでは、と不吉な妄想に駆られることがある。それは寂しさだけではなく恐怖の仕業でもある。作家はそうした不確実な感情に形を与えた。私のような中年が漫然と過ぎ去った膨大な時間を振り返ることの怖さは、宇宙の果てを想像して眠れなくなった子供時代の恐怖と、どこかつながっているのかもしれないと思った。
★25 - コメント(0) - 3月7日

夜行の世界と曙光の世界、どちらが現実か。それともどちらも幻か。4人の怪しい旅の体験、2人の失踪、謎の銅版画家とその作品、全ての解釈は読者に委ねられている。すっきりしないが、いくつかの言葉や情景から関連性を探し、想像力を働かせる事も読書の楽しみである。
★37 - コメント(0) - 3月7日

私が勝手に作っていた森見ワールドを取っ払われた作品。ちょっとホラーで不思議なファンタジー。
★36 - コメント(0) - 3月7日

森見氏のこれまでの作品とは違う異質な感じを受けた。森見作品でいえば「きつねのはなし」に似ているようにも思えるが、この作品を読んで一番強く連想させられたのは夏目漱石の「夢十夜」だった。深夜に暗い部屋にこもって独りで読んだが、この時間特有の混沌とした思考に相通じるものを感じさせる展開だった。夜はどこにでも通じている。彼らの夜は我々の夜であるのかもしれない。
★29 - コメント(0) - 3月7日

幻想的でホラー要素もあるけど寂寥感が漂う作品でした。不思議な読了感。「夜行」と「曙光」、決して交わることはないけれど、表裏一体となっている世界。本物の連作絵画「夜行」を観て夜の世界に浸ってみたい。
★30 - コメント(0) - 3月6日

今までの作品とは違った雰囲気で、明と暗の迷宮に迷い込んだような不思議な話。終盤は大橋くんの人生をそっくり体験しているみたいな奇妙な感覚だった。
★24 - コメント(0) - 3月6日

以前、化け物の赤ちゃんを抱いて夜行列車に乗ってる夢を見たことがあるんだけど(私も女の子だったけど、人間じゃなかった気がする)そのときの途方にくれた物悲しいぞわぞわした気持ちを思い出した。いや、面白かった、こういうの大好き。
★37 - コメント(0) - 3月6日

うーよくわからなかった。「夜行」と「曙光」ふたつの銅版画によってそれぞれの世界がある…。私の貧困な想像力では楽しめなかったです。
★16 - コメント(0) - 3月5日

モリミー初読みですが、エンタメに徹しているのか、なかなか楽しめました。本屋大賞は無理でしょうけどね。これもダークファンタジーというのか。10年前、鞍馬の火祭で英語教室の級友長谷川さんが失踪する。そのときのメンバーが再会するのだが、各自の経験談を語るごとに、各人が不思議な体験をしていることが共有される。長谷川さんのような少女あるいは女性。夜行列車。岸田道夫の「夜行」という版画の連作。終盤ではおどろおどろしい世界が鮮やかに反転する。テイストは違うだろうが「有頂天家族」も面白ければ読んでみたい。お勧めください。
★88 - コメント(4) - 3月5日
さくら@
参考にさせて頂きます(*⁰▿⁰*)
- 03/05 17:57

Shintaro
さくらさん、Hirokoさん、こちらこそ参考にさせてもらいます。面白かったら教えて下さい。コメントありがとうございます。
- 03/05 19:44


明けない夜はない。「夜行」から「曙光」へ。何故夜は恐れられたり敬遠される世界なのか?消えたあの人の世界では消えたのは自分?どちらが真実?一つの世界しか知らぬ人は、知らぬが仏?『夜はどこにでも通じているの』夜はパラレルワールドへの入口。夜の車窓から手を振っている女性を見かけたら彼女はあなたを夜行の世界に引き込む魔境の鬼。三崎亜記氏の「ニセモノの妻」と同時進行で読んだので、妻や彼女の失踪は男性にとって潜在的な恐怖なのかも?とか、春樹作品の影響を受けているのか?とか、少し気になった。「宵山万華鏡」を連想。
★63 - コメント(0) - 3月5日

主人公のキャラが合わなかった。
★8 - コメント(0) - 3月5日

OOI
「夜は短し〜」「四畳半〜」のドタバタが好きな私としてはなんとも言い難い作品であり、独特でユニークな言い回しが少ないのが残念。表紙もイラストである必要があるのかと…。再読すればそれらのことが必然であることが理解できるのかもしれないが、とりあえず久しぶりの新刊は消化不良に終わった。
★32 - コメント(0) - 3月5日

それぞれが出向いた旅先の夜の空気と景色を静かに味わう物語なのだろう。その土地の昼が表なら夜の裏の顔を。一人の版画作家の作品がそれぞれの不思議な体験を最後に綺麗に繋げてくれるような予感を抱かせるが、むしろ深い闇に引きずり込まれ放り出される。独特の読後の余韻。妄想と空回りで生きているようなキャラクターが出てくる作者の他の作品の方が好きではあるが、この一言で説明できない感じは作者の作品に通じると思った。直木賞の選評で誰がが評していたが、装丁が内容と合っていないという意見に賛同。
★5 - コメント(0) - 3月5日

初読。単にミステリーかと思いきや想像より大きくかけ離れたホラーっぽい味付けで背筋が凍る思いがした。世界は常に闇、と云う。宇宙から見れば恒星の放つ光が届く場所以外は全て天鵝絨にも似た漆黒の深い深い闇の中なのだ。だから、何処とでも繋がっていると云う意も納得できる。SFとして考えたら平行世界という事になるんだろうけれど、夜行という語句で表された現象は、正に鬼の仕業とも言えるし、遭遇した人々は神隠しに遭ったと思うであろう。人が変わるというのは…。そんな不可解さ不気味さを充分に味合わせてくれる作品であった。
★185 - コメント(0) - 3月5日

映画化目前で夜は短し歩けよ乙女、アニメやってるので四畳半神話大系をイメージしていたら、方向性が違った。きつねのはなしっぽい。主人公含め誰にも共感できない。それが違和感をうみ、オカルトにつながる。表紙のラノベ風イラストがそぐわない。
★20 - コメント(0) - 3月5日

「森見登美彦、10年目の集大成!」である本書。各章の話が混沌としていたので、森見氏が読者をどう導こうとしているのかを考えながら読みました。最終夜を読み、納得! 『ペンギン・ハイウェイ』のウチダ君の研究を思い出しました。目に見えているものだけが真実とは限らない。「永遠の夜」「ただ一度きりの朝」「彼女には彼女の歳月があり、私には私の歳月があった」など、切なくも美しい言葉の数々。『夜行』は、作家・森見登美彦自身が抜け出せない世界なのかもしれない。
★2 - コメント(0) - 3月4日

久々の森見登美彦さんの新刊。曙と夜というパラレルワールド的な世界観は、森見さんらしいと感じる部分もありますが、何かしっくりしないものが残る作品でした。闇がつきまとう様な描写が続きますが、大きなどんでん返しもなくストーリーが淡々と過ぎていくのは、もう1つ盛り上がりに欠ける印象が残りました。絵の中の世界に現実世界が振り回される不思議な物語。面白みを理解できなかったのは、俺の読解力が足りないのかな…
★18 - コメント(0) - 3月4日

不思議な読後感。あちらの世界とこちらの世界は表裏一体で、常に反転しているということなのでしょうか?夜光と曙光は常に対極で決して交わらない。自分の存在や今いる世界さえ不安になりました。夜読むと、夜の暗さに飲み込まれそうです。
★68 - コメント(0) - 3月4日

面白かった!!なんか、、、ホラー?背中がゾクゾクっとする感じがたまりませんなー♡♡
★35 - コメント(0) - 3月4日

苦手な作家さんだったけど、読友さんのレビューに惹かれて。面白くて、一気読みでした(^^)
★38 - コメント(0) - 3月4日

森見登美彦10年目の集大成。 いつもの森見節来るかと思って買っただけに面食らった。 系統的にはきつねのはなしに高く、ぞくっとする展開でした。 実は主人公の狂言なのではないかと思う展開でもあります。 世界は常に夜なのよ。
★56 - コメント(0) - 3月3日

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