殺人犯はそこにいる (新潮文庫 し 53-2)/清水潔のネタバレ(31件)

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手書きの変なカバーがかけられてたので怪しい本かと思ってましたが、買ったその夜に一気読みでした。警察の信頼性は国の民度を測る重要な尺度ですが、マスコミも含めたこの国の権力の醜さには慄然とします。「大きな声しか聞かない」メディアの姿は、原発報道でも如実に現れている通りです。真摯な調査報道への興味は、やがて感動と怒り、そして焦燥に変わりました。真の民主国家とは、まだ到底いえないこの国は、我々の小さな声では動かせないのか?我々一人ひとりの姿勢も問われていると思いました。
★19 - コメント(0) - 1月8日

読み始めたら、一気呵成。 おもしろい、けれどある意味思い込みの強さも感じた。 私が願うことはただ一つ。ゆかりちゃんが見つかりますように。事件が起こってから今まで、超能力者?捜査番組さえも追いかけた私にとってはあれだけの映像があっても犯人が見つからないのは不思議でならなかった。 連続であろうがなかろうが、彼女を見つけてほしい。お願いだから。
★19 - コメント(0) - 1月5日

初めてのドキュメンタリーでしたが、読んでよかった!記者というのはただ事件事故をただ文章にしたりインタビューするだけの存在だと思っていた。でも清水潔さんは違った。警察よりも確実に真犯人に近づいていく。「嘘をつく警察」「時効と死刑制度」「DNA型鑑定」「遺族と犯人のプライバシー」等について深く考えさせられます。「小さな声」を聞き逃さない清水さんのような記者が一人でも増えればこの国の冤罪事件はゼロに近づいていくと思う。今までいったい何人の無実の人が死刑になってきたのか!?と考えると恐ろしくなります。
★20 - コメント(0) - 1月2日

文庫Xで話題となったこの作品。5人の少女の殺人事件(北関東連続幼女殺人誘拐事件)を巡って、一人のジャーナリストの地道な調査報道が日本の警察・検察・司法を動かすことに・・・。読みごたえは十分あります。ノンフィクションあまり読まないけど、ぐいぐいと引き込まれました。 誰かの絶対という言葉を信じることの恐ろしさ。本当にそう思います。あと一番小さな声を聞けという言葉。我々の仕事にも通じるものがあります。
★20 - コメント(0) - 1月1日

文庫Xとして評判になった本だと知っていたけど、内容は知らずに購入したので、タイトルは明かされていたけど、ほぼ文庫Xの売り方で買ったようなもんだな。確かにこの売り方でなければ手に取らなかったかもしれないけど、読んでよかった。この著者の執念がよく分かるし、警察などの体質についても残念な気持ちもありながら読むことが出来ました。
★19 - コメント(0) - 2016年12月29日

茫然として何をすればいいのか分からない。震えている。この日本で私たち一般市民は何を信じ、何を頼れば救われるのか。悪が蔓延るこの世の中で正義とは何とも弱く儚い。著者の『桶川ストーカー』の本も読んだ。何一つとして進歩していないのだ。悪が我が物顔でのうのうとしている。人一人の命がこんなにも不当な扱いを受け、苦しみ、嘆き、理不尽に消えていく。大切な人が突然何者かに殺され、裁いて欲しい時に一体どこに弱者は訴えればいい?本当の犯人がしれっと好き勝手に自分の欲求だけを満たし、何の罪もない人が不当に罪をきせられて。
★47 - コメント(16) - 2016年12月22日
うらくら*♡
じいじさん、こんにちは(ت)♪もう読了ですか?!めっちゃ早くてびっくりです(๑°艸°๑)ホント怒りも辛さも味わいますよね〜分かりますっ!じいじさんの感想お邪魔させて頂きます♡
- 01/11 11:25

うらくら*♡
じいじさん、早速読んで下さりありがとうございます!
- 01/11 11:26


kai
このドキュメントルポは重い、非常に重い。足利市と太田市で起きた連続幼女誘拐殺人事件について足利市で起きた1事件に関しては冤罪の根拠を足と頭で突き崩し、無罪を勝ち取る。著者は犯人は別にいることを掴むが、警察、科警研、検察、裁判所がDNAの間違いを認めない。強い権力を持つ組織ほど、防衛本能も強い。大手マスコミも己で考えもせず、警察の発表を垂れ流す犬になっている。私は何を信じたら良いのかわからなくなる。権力の闇を見た。本書が「文庫X」として注目を浴びたからこそ私も読む機会を得た。凄い読書体験だった。
★76 - コメント(0) - 2016年12月20日

その他レビューにもあるように、いま、話題の本。記者が真実を追い求めるノンフィクション。これから読む人のために内容は割愛するが、殺された女の子たちが少しでも報われるよう、さらなる進展を望む。
★26 - コメント(0) - 2016年12月19日

読んで寒気が止まらない。「ごめんなさいが言えなくてどうするの!」この一言に尽きる。フィクションだったら良かったのに。真犯人を捕まえても子供たちは戻ってこない。でも、心のそこから真犯人の逮捕を望む。
★28 - コメント(0) - 2016年12月18日

読み終わって、胸が熱くなった。ノンフィクショは自分の中で2作目だが、良い著者恵まれたのか素晴らしかった。著者と一緒に事件を追うように、ページが読み進めてしまう。清水氏の日記を読んでるようで、読了してもまだ胸の中が熱い。 警察は間違いを認めるだろうか?胸があつくなるのは、まだこの物語が終わってないからなのかもしれない。
★26 - コメント(0) - 2016年12月14日

例のパッケージ版で購入。途中で止められなかった。眠いの我慢してまで読み続けた。しかし、知らない世界に触れる、平穏平凡な日常から離れる、放たれる、その世界に埋もれる、先が気になるから読むという純粋な読書を、久々に堪能した。この推薦文が載ったカバーでなければ、本当に、普段は手に取らないジャンル。そして、ここに書かれたことは事実だという恐怖。文章が上手いのでリアリティーのあるフィクションかと勘違いしてしまうことすらある。これは実話。この本を読ませてくれてありがとう、さわや書店の長江さん。
★65 - コメント(0) - 2016年12月12日

「日本で初めてのDNA型鑑定結果による有罪」が冤罪であったにもかかわらず、当時のDNA型鑑定を守るかのような警察や検察の卑劣な動き。 事実とは異なる情報をマスコミに流し、 遺族への遺品返却を拒み、 真犯人であるかもしれない人物を捜査せず野放しにする。 冤罪が判明した事件だけではない。同じ手法でDNA型鑑定を受けた受刑者が無実を訴えながら死刑執行されている。 狡猾で卑劣な手段への怒り。いつ自分が犠牲者になってもおかしくない恐怖。いろいろな衝撃を受けながら読んだ。
★28 - コメント(1) - 2016年12月10日
あひ
この本がなぜ文庫Xとして選ばれたのか、なぜ文庫Xという形で販売したのか、読み終えて納得しました。 「文庫X開き」後はネット拡散希望とのことだったので、今後どのように展開されていくかも注目してます。
- 12/10 14:58


たまたま機会があって読んだものの、普段ノンフィクションとか読まないので、今回の機会がなければ、確実に読んでいなかった作品。正直に言うと、私は菅谷さんが無罪で開放された時に、本当に?と、疑ってしまった一人である。無知とはこんなに恐ろしいのか。DNA鑑定というのは、今の精度がいかほどかは検討もつかないけれど、少なくとも当時は、こんなにも頼りないものだったのか。一気読み必至。この苦しい取材をやってのけた記者を尊敬する。捕まっていない真犯人。事件の解決は、今となっては難しいのだろうけれど、真の解決を願うばかり。
★42 - コメント(0) - 2016年12月6日

『文庫X』として地元書店で販売されていたのを購入。この事件、報道されていたのをうっすらと記憶している(事件発生当時、自分は小学生位だった為)が、本作を読んで当時は解らないことだらけだった報道について知ることが出来た。そして著者がどこまでも真実を追い求め取材していく様と、真逆に蓋をしていこうとする警察組織の体質。誰のための警察、誰のための司法なのか…。
★45 - コメント(0) - 2016年12月3日

桶川ストーカー事件で清水記者の名前を知り、本書に興味を抱いた。 記者の丹念な取材は本物だろう。世に流れるマスコミの情報をどこまで信じていいのやら。ただでさえ恐ろしい事件なのに、まだまだ解決されそうになくて、誰のための何のための警察なんだと思わずにはいられないよ。
★16 - コメント(0) - 2016年11月27日

とある企画でタイトルも著者名も隠された売り方をしていて気になったので手に取った。中身は全く興味のないジャンルではなかったので早速読んでみた。そして、このような事件があったことを初めて知った。この事件の裏では冤罪という事案もあったのだ。読み進めながら警察には怒りを覚えずにはいられなかった。とにかくこれはいろいろな人に読んでほしい。そして何よりいち早く真犯人には捕まってほしい。
★28 - コメント(0) - 2016年11月19日

清水記者が「一番小さな声」を聞かなければ、菅家さんはいまも服役したままだったと思うとぞっとする。清水さんが掘り起こしたもの、18-24とは誰のDNAだったのだろう? 検察と警察庁のメンツを守るために、真犯人を野放しにするなんてことが、あっていいのかと思う。「あとがき」を読んで、清水さんがなぜこれほどこの事件にこだわったのか分かった(気がして)涙が止まらなかった。
★23 - コメント(1) - 2016年11月19日
かっぱねこ
ノンフィクションでありながら、日本推理作家協会賞を受賞しているのがすごい。
- 11/19 12:10


文庫Xの売り方が気になり手に取ると、桶川ストーカー事件で以前に読んだことのある著者の本。 相変わらずの緊張感、疾走感に続きが気になりページが進む。 未解決事件を探るうちに連続事件の可能性に気づいた記者。しかしその中の一件はすでに犯人が捕まっていた。この犯人がいる限り、連続事件にはならなくなってしまうため調べていくうちに分かる事件の真相。冤罪か? 冤罪を認めると過去の事件の犯人やすでに死刑執行された犯人に冤罪の可能性が出るため認めない警察。 真犯人の目星はついたものの何故か捕まえない警察。色々な闇がみえる。
★9 - コメント(0) - 2016年11月17日

この本の第11章の二行目を読んだ時、やるせなさから思わず声が漏れてしまった。もちろんそれはずっと前から明かされていたのだけど、どこかハッピーエンドを迎えているものだと思っていたかった。これはただ冤罪事件を被った被害者の辛さにのみ焦点が当てられているわけではない。事件の被害者、その家族や友人の苦しみや、DNA型鑑定を無根拠に信じる危うさ、国家権力の力の強さ故に生じる弱さなど様々な問題点が浮き彫りにされている。兎にも角にも、この事件が解決することを切に願っている。(T)
★11 - コメント(0) - 2016年11月17日

もどかしくて思わず何か行動を起こしたくなる、渾身のノンフィクション。とある試みで知った本書、読めて良かった。風化しかけていた足利事件が、筆者渾身のルポによって生々しく立ち上がって来る。本来は我々を守ってくれる筈の警察機構や司法制度が、くだらない面子を守るために「歪な真実」を生み出す。恐ろしい以外の何物でもない。誰のための、何のための捜査であり裁判なの?と、幾度、独りごちたことか。未だ解決に至らぬ「北関東連続幼女誘拐殺人事件」にとっとと取り組め。遺族の真実を知りたいという願いを踏みにじるな、と言いたい。
★78 - コメント(1) - 2016年11月17日

勿論、犯人を捕まえるために足を棒にして働く警察官や、事件に対して真摯に取り組む司法の人達も大勢いるのは分かっている。その努力の果てに、間違った結果を導き出す事があるのは、もう致し方ない。人間は間違う生き物だから。大切なのは、過ちをきちんと正せること。非を認めて謝れること。同じ過ちを繰り返さないために、きちんとした対策を立てること。自戒を込めつつ、こそこそしているお偉いさんの耳元で囁きたい。
- 11/17 18:12


書店員さんが何としても売りたかった例の本。確かに、普通に平積みになっていても手は伸びない。読ませてくれた方々に感謝。マスコミの偏った報道には「???」と思うことも多いのだけど、私自身も「冤罪」に関して「そうはいってもグレーなんじゃないの?」という印象をなんとなく抱いていたように思う。よく知ろうともしないでそういう風に感じていたことを反省。そして、筆者のような骨太の記者たちにはもっともっと頑張ってもらいたい。ジャーナリストってやりがいのある仕事なんだと次世代に知らせるためにも。
★9 - コメント(0) - 2016年11月15日

文庫本X。盛岡に住んでいながら今までこの本を読んでいなかった自分を恥じてしまった。大学のころ、冤罪について勉強したことがあり、何故誤認逮捕された人の権利ばかり注目され、被害者家族の権利が軽んじられていると思ったことがある。著者の考えが私のそれと一致していてジャーナリストとして信頼出来る方だと思った。 地元のさわや書店、こういう形で本書を紹介、もう一度捜査に、国に、一石を投じる機会、いや、そもそも再捜査を始めさせるムーブメントにしなくては。
★89 - コメント(0) - 2016年11月13日

表紙が分かっていたら多分手に取らなかった本。でも読んでよかった。杜撰な捜査で無実の人が殺人犯にされ、冤罪が確定しても再捜査をしない警察。5人もの少女が犠牲になっているのに自分たちのミスを認めたくないため、時効を理由に闇に葬ろうとしている。それを追求し続けているこの記者の執念が報われることを願います。多くの人に読んでもらって野放しのルパンが逮捕されて欲しい。
★36 - コメント(0) - 2016年11月11日

今話題の文庫本ですね。幼い5人の未来と、冤罪で17年も刑務所で過ごし貴重な時間を奪われた男性の気持ちを思うと、この国は果たして安心して暮らせる社会なのかと疑ってしまう。「時効」は犯人にとって都合の良い制度である。警察、司法、検察、そして報道。正義とは何であろうか。変えなくてはいけない事があるのにエゴで動かないことが疑問だ。今も真犯人、つまり殺人犯が平然と近くで過ごしている、またはすれ違っているかもしれないと思うと恐怖で、あまりにも理不尽だ。早く捕まってほしい。考えさせられるノンフィクションだった。
★42 - コメント(0) - 2016年11月1日

話題の文庫X。なるほど、これは多くの人に読んでほしい。役人の薄っぺらなプライドが真犯人を野放しにさせている。5人の幼女の尊い命や冤罪で捕まった人の人生をなんだと思っているんだろう。
★23 - コメント(0) - 2016年10月23日

司法当局が守りたいのは自分たちの組織だけで、被害者遺族の真実を知りたいという思いと決定的な違いがある。文庫Xとしてタイトルのわからない状態で売られていた本だが、書店員さんがこの本を売りたいという気持ちがわかる本であった。
★30 - コメント(0) - 2016年10月23日

ある書店でタイトルは明かせないが書店員すすめの渾身の一冊との触れ込みで、購入した一冊。タイトルはカバーされ、ラップでくるまれてページを開けない状態で平積みにされていた本。だまされたつもりで読んだが、著者の綿密な取材と記録に圧倒された。調査報道とは簡単に言うものの、多大なエネルギーと精神力が必要なことがよく分かる。隠された真実がいつか明らかになる日は来るのだろうか。
★14 - コメント(0) - 2016年9月24日

平成25年12月新潮社より単行本を文庫化。解説でジャーナリスト牧野洋氏が「調査報道のバイブル」と述べているが、圧倒的な迫力、ペンの力を感じる一冊。しかも、一般読者が読んでも納得できるような事件の発生や経過、調査が並んでいる。冤罪で犯人とされた菅家さんの証言も関係者の努力も身に迫る。
★33 - コメント(0) - 2016年7月17日

真犯人が野放しにされている大変な現実をつきつけられる。警察・検察は自身の権威を守るため、真犯人をつかまえようとしない。警察はもはや市民の味方ではない。警察発表というのがいかにあてにならないか、記者クラブ制度の弊害、重大事件の時効の問題等、よく理解できた。「桶川ストーカー殺人事件〜遺言」もすごい作品だったが、作者の強い思い、奮闘には本当に頭が下がる。
★14 - コメント(0) - 2016年6月22日

これはまた、読み応えのあるノンフィクション。しかも筆者は真犯人にまで辿り着いているとのこと。「調査報道」という言葉を知った。筆者のような個人でも調査できることが、数や権力で優っている日本の警察ができないなんて、根本に何らかの問題があるとしか考えられない。これから現実はどう動くのかな。というか、何かしたいと思うんだけど、どうしたら動かせるのかなと自問。
★16 - コメント(0) - 2016年6月17日

yuu
この事実。知らずも恐怖、知っても恐怖。他人事ではないことを、より多くの人に知ってもらいたい。
★15 - コメント(0) - 2016年6月6日

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