あこがれ/川上未映子の感想・レビュー(481件)

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テレビで紹介されていたので読んでみようと思いました。装画、装丁ともにいい感じです。あこがれているものに気持ちを伝えることや今あるものを大切することの大事さを伝えようとしているのかなと思いました。気になる言葉もいくつかありました。
★10 - コメント(0) - 2015年11月14日

小学4年生の頃の麦彦視点のお話「ミス・アイスサンドウィッチ」と、小学6年生になったヘガティー視点のお話「苺ジャムから苺をひけば」の2編。麦くんとヘガティーが愛おしくなる1冊。小学生の柔らかな感受性がたまらない。とても好きです。
★22 - コメント(0) - 2015年11月14日

素朴に疑問に思うのだけど、作者の年齢を考えるとどうしてこんなに子供らの発想や行動やらが2000年代っぽいんだ!?と混乱する。あらゆる目線や率直さに、子供の世界感覚というか時間の流れ、不連続さが落ちついた筆で表現されている。それでそう思ってしまうのかもしれない。「後悔しない」というあたりに力点というか、前向きな執筆動機があるのかもしれない。
★7 - コメント(0) - 2015年11月13日

真面目で優しくて正直な小学生の話。書き方が独特で可愛らしい。
★15 - コメント(0) - 2015年11月13日

★★★★1/2 ◎「ミス・アイスサンドイッチ」、○「苺ジャムから苺をひけば」 …“「ヘガティー」「なに」「肩くもう」「肩?」「そう、肩くもう」「なんで肩くむの」「肩くむとね、ちょっとらくになるんだよ」(…)ヘガティー走るの速いけど、僕ももっと速く走れるようになるけど、でもずっと、ずっとは走るわけにはいかないし、だから、”(p.236〜237)
★3 - コメント(1) - 2015年11月12日
お気楽
p.10“ママの面倒くさそうなときの顔はちょっとすごくて、たとえば面倒くさいっていう感情をまだ知らない動物がみてもその感情を一発でわからせるみたいな、みただけで面倒くささそのものをごくごく飲まされるような、それはもうほんとうに、完璧に、面倒くさい顔をするのだ”
- 11/14 11:30


子供がうまく言葉にすることができない不安や悲しみをなんて細やかに物語にできるんだろう。気持ちを一切語らないヘガティーのお父さんや、登場しないお母さんの悲しみまで伝わってくる。川上未映子は誰の靴でもちゃんと履ける人だなあ。寝たきりで言葉を発することもないおばあちゃんと麦ちゃんの場面は2編の白眉。 「きみは赤ちゃん」に、映画を子どもと一緒に観るのを楽しみにしている阿部和重との会話が出てきたが、ヘガティーのお父さんはまさに阿部ちゃん。彼らが観ているのが「コラテラル」なのも嬉しい。それにしてもなんて美しい装丁。
★58 - コメント(0) - 2015年11月11日

みんな、遠くへ行ってしまう。本当の自分を知っているのにね――。麦彦とヘガティーは、脆い殻のようなイノセンスを抱えて走っていく。この悪意と矛盾と儚さに充ちた世界の中を。装丁がすごく好みな作品。だがしかし、作品の内容は難しくて理解が出来なかったのが残念かもしれない。しばらくしてから再読をしたい作品かもしれない。
★41 - コメント(0) - 2015年11月11日

小学生が主人公の話が好きですが、これは、飛び抜けて良かった!抱きしめたくなる。好きな作家が増えました。
★35 - コメント(2) - 2015年11月11日
mocha
川上未映子さん好きですが、これは未読。mntmtさんのおメガネにかなったのなら読んでみなくては!(๑^^๑)
- 11/11 18:55

mntmt
是非是非、読んでみてください(^^)
- 11/11 19:26


麦彦の柔らかさが心地よい作品。観に行く事を越える、会いに行く事の重要性を考えさせられた。人と違う部分を隠してしまう気持ちは子どもだけでなく大人も変わらずあると思う。それを越えて一歩踏み出すきっかけになる作品に出会えた。アルパチーノ
★8 - コメント(0) - 2015年11月11日

麦彦とヘガティー、思春期に入りかけた少年少女、淡い恋に似た感情が芽生えつつある二人。サンドイッチ売りの女性、まだ見ぬ家族に憧れ、二人だけの純粋な世界が存在する。アルパチーノ、それは二人だけの秘密の合い言葉。憧れに近づいたとき、それは大人の世界への一歩を踏み出すときだった。昨日までの自分にアルパチーノ。幼い頃の一瞬が永遠となるように。
★34 - コメント(0) - 2015年11月10日

子どものぐちゃっとした、もやもやっとした不安の表現がグッときた。子どもなりの小さな世界も。アルパチーノ!
★8 - コメント(0) - 2015年11月10日

小学生の麦彦とヘガティー。サンドイッチ売り場の奇妙な女性、まだ見ぬ家族・・・それぞれの「あこがれ」を巡る物語。川上さんの作品を読むのは2冊目で、作風をよく知らずに読みましたが、お互い「あこがれ」について色々思い悩み、不思議な絆で結ばれた2人が互いを思いやり励まし合いながら「あこがれ」にむかっていく姿がなんだかせつなく、同時に最後には2人ともちょっぴり前より成長したように感じられてあたたかい。名久井さんの装幀も含め、素敵な世界観を感じさせてくれる作品でした。ヘガティーというあだ名をつけるセンスに思わず感心。
★15 - コメント(0) - 2015年11月9日

★★★★☆
★4 - コメント(0) - 2015年11月9日

なんかよくわからないなーと思いながら読みすすめていくうち、麦くんとヘガティーが愛おしくて愛おしくてしかたなかった。
★13 - コメント(0) - 2015年11月8日

川上未映子久しぶりの長編小説。小学生の男の子と女の子それぞれの角度から書かれているが大人が思っているより子供っていろいろ考えてると思う。自分が恋をしていることに気がつかなかったり抱えきれない悩みを自己解決していく様を読んでいて麦彦とヘガティーをギュっと抱きしめてあげたくなった。恋愛を抜きにした異性の友情って良いな〜。読み終えた今はとりあえず彼らにアルパチーノと言って明日また出会いたい。
★42 - コメント(0) - 2015年11月7日

『すべて真夜中の恋人たち』以来の久しぶりの長編。川上未映子作品といえば、あの句点がなかなか出てこない独特の文章を思い浮かべ、まずそれを探してしまう。麦くん(男の子)、ヘガティー(女の子)の友達同士の小学生ふたりがそれぞれ主人公となる二章からなる作品。麦くんはサンドイッチ売り場の店員ミス・アイスサンドイッチにあこがれ、一方、へガティーはひょんなこと知った自分の半分だけお姉さんにあこがれ、主人公達はあこがる人に会いに行く。この小学生のあこがれに対する行動が、とうにこんな気持ちを忘れてしまった自分の心に響いた。
★194 - コメント(0) - 2015年11月7日

なかみもだけど、文章がとても好き!と再認識。
★6 - コメント(0) - 2015年11月6日

小学生の男の子と女の子が主人公のお話2編。2人は友達同士。それぞれ、自分の抱える現実へのいろんな思いがあり、憧れがあり、その胸のうちを読んでいくと胸がぎゅっとぎゅっとなる。帯にも書かれている「イノセンス」という言葉にじーんとなる。亡くなったお父さん、お母さん、まだ死んでいない今生きている自分や周りの人たちへの想い。すべてを抱えて、助け合いながら、全力で思いを放ちながら生きていく主人公たち。読者のことをちゃんと考えていることがわかる川上さんの文章には安定感と安心感があります。勇気とエネルギーをもらえました。
★46 - コメント(1) - 2015年11月5日
ほほほ
サイン会のチケットを入手したので慌てて読み始めましたが、一気に読めちゃいました。繊細で優しいのに、とどまらず前進するパワフルな文章は川上未映子さんのイメージそのものです。
- 11/06 10:49


川上未映子待望の長編小説。切ない、胸がキュンとなる青春小説。たとえこの世が偽物だらけでも、何かに“あこがれ”る想いはきっと本物ではないか。誰もが抱く、淡いでも切実な気持ちを歌い上げた名作。最後のシーンがとても印象的で、温かい気持ちになった。
★16 - コメント(0) - 2015年11月5日

麦彦とヘガティー、小学生の男の子と女の子。それぞれの視点から語られる二編。とてもよかった。胸がキュッとなって、気持ちが洗われるような、なんとも言えない読後感。
★14 - コメント(0) - 2015年11月5日

さまざまな〈あこがれ〉の対象を持ちながら必死で生きる少年少女のぎりぎりのユートピアを繊細かつ強靭無比な筆力で描き尽くす感動作。
★9 - コメント(0) - 2015年11月5日

JUN
川上未映子作品は初めてだが、店頭にあるものを数行だけ読んで、直感で好きな世界だなと思い、迷わずレジへ。一人称視点も新鮮で心地良かった。文が続きすぎるところや、二人の会話中に一瞬どっちの発言か分からなくなるほどのテンポには驚いたが、これはこれで著者独自の書き方と捉えている。嫌いじゃない。笑『だから会いたいときに、会いたい人がいてさ、会えるんだったら、ぜったい会っておいたほうがいいと思うんだよね』父を亡くしたときに気づいたことをヘガティーが代弁してくれている。二年経つ今でも変わらず教訓にしている。
★8 - コメント(0) - 2015年11月5日

麦彦視点の第1章が文句なしに素晴らしい。読んでいると時折ハッとさせられる表現があって、うまく説明できないんだけど川上未映子を読む理由はそこにある気がする。
★13 - コメント(0) - 2015年11月2日

手に取ったときから読んでいるときまでとことん心地いい本でした。語彙の少ない子供の視点でありながら、事象の本質をつかんでいる表現に何度も出会うことができました。短編やエッセイが多い川上さんですが、この先また長編を書いてほしいです。
★9 - コメント(0) - 2015年10月31日

同い年の小学生の麦彦とヘガティーの物語。第一章では、四年生だった二人が次の章では六年生になってて、ちゃんと少し大人びてるのが微笑ましかった。川上さんの作品は、これが初めてで、最初少し取っ付きにくいように感じたが、途中からは麦彦とヘガティーの瑞々しい世界が心地よく、最後まで楽しんで読んだ。
★13 - コメント(0) - 2015年10月31日

へたうまって言うと失礼になるのかもしれないけど、ヘガティーから見た風景はちゃんと小学生の作文みたいな感じになって、内面描写は小6とは思えんくらい複雑で…自分が小6の時なんかなんも考えてなかったで。
★8 - コメント(0) - 2015年10月31日

sai
麦彦とヘガティー、同じ歳の2人はイノセンスを抱えて全力で走り抜ける。この不条理に満ちた世界を-。さまざまな<あこがれ>の対象を持ちながら必死に生きる少年少女のぎりぎりのユートピアを描く。
★20 - コメント(0) - 2015年10月31日

川上未映子新刊ってだけで購入。頭の中の台詞をそのまま書き垂らす感じが大好きで、彼女の作品はほとんどいつもハードカバーで読む。子供が主人公のお話だけど、なんか心がきゅっとなる。ことばが、まだ、まとまらない、そんなお年頃の子達のお話。「それに、人って、いつぽっかりいなくなっちゃうか、わからないんだからね。いなくなる?そうだよ。いなくなるんだよ。会いたいって思ったときにはもういなくなったりするんだよ。人ってたぶん、ものすごく簡単に」
★8 - コメント(0) - 2015年10月28日

小学生を設定に 物語は 進んでいくがその中には 生きること 死ぬことまた自分と社会 他人 家族との関わり そして世界情勢とか 未映子さんらしい言葉で 書かれている大切な人は すぐ近くにいるんだょって言ってる感じがしたかなり好きな一冊に
★10 - コメント(0) - 2015年10月27日

内容も良かったのですが、相変わらず言葉が美しくてその流れがあまりに心地よくてうっとりしました。
★9 - コメント(0) - 2015年10月26日

「すべて真夜中の恋人たち」から続けて読了。 まだ恋をするという感情が分からない男の子の気持ちや、自分は普通の家庭の子供ではないんだと知ったときのあの世界から裏切られたような気持ち。そういったモヤモヤを丁寧に描いているのが読んでいて凄く面白かった。 自分はそういうモヤモヤがあったときは「えーい!寝て忘れてしまえ!」と逃げてしまうので、真剣に子供ながらにモヤモヤに立ち向かう麦彦とヘガティーが凄く愛おしく感じました。
★12 - コメント(0) - 2015年10月26日

あこがれって、呪いみたいなものかもしれないと思いました。
★4 - コメント(0) - 2015年10月25日

作者が子供の眼差しになって書いているのがすごく良かった。そして作者が主人公二人を包み込むように優しく書いていた。読みながら子供の心の流れをそのまま綴っていて、愛おしくて健気で悲しくなりました。子供の頃ってこんなふうだったなあと思います。いい本でした!
★8 - コメント(0) - 2015年10月24日

大人と違ってうまく表現する言葉や手段を持たないかもしれない、でも子供だって色々思うし感じているんだ。あの頃のどうしようもないモヤモヤや無軌道な気持ちを思い出したような。つーても大人になった今でも上手くどうこうできる訳ではないけど。そして著者の優しい表現が良いと思う。
★14 - コメント(0) - 2015年10月23日

「じゃあ、またみにきてよ、アルパチーノ」ヘガティーはにっこり笑って言った。 「なにそれ」 「さっきの映画のハナ警部だよ。アル・パチーノっていう俳優なの」 「名前なんだ。どっかの国のバイバイ、って意味なのかと思った」 「いいよ、それでも」
★3 - コメント(0) - 2015年10月23日

過去「新潮」に発表された二中編が合わさって、第一章、第二章として単行本化。小学生二人の主人公は小さい頃、それぞれともに片親を亡くしているという設定。〈「いちばんむずかしいことっていうのはさ、いなくなっちゃった人に会うってやつでさ」〉小説がもたらす心洗われる感動は年とは関係ない。「もう老人だ」の私は、六人に一人だという子供の貧困、子を育てぬ親等々の現実に想いが向かうのだが。この小説の主人公たちは、作者の慈しみに支えられている、よい子たちだ。
★7 - コメント(0) - 2015年10月22日

小学生の麦彦とヘガティーのコンビを中心にした、少年少女小説。第2章は文芸誌ですでに読んだものでした。川上さんらしい、読点で滔々と連なる文体の一人称小説で、わーっとなったときの頭のなかをそのままさらけ出してるような過剰な情報が溢れています。出てくるひとたちがみんななんだか変で、ちょっと苦しそうで、愛らしいのがいいですね。
★11 - コメント(0) - 2015年10月21日

小学生の麦彦とヘガティーの成長物語、というのかな。こんなにも誰かを大切に思いながら、悩んだり苦しんだり、笑ったり弾けたり出来ていた時間がなんだか羨ましくもあり。近しい人ほど何故か憧れちゃうのかな。 個性的な人たちの集まりだけどやはり私の生活のどこかの延長線上にある感じもしたり。ヘガティーがお母さんに宛てた手紙に最後に号泣してしまう。 あこがれ。深いなー。
★1 - コメント(0) - --/--

気持ちの描写が丁寧で、こんな風に表現して、誰かに伝えてみたいと思った。自分は気持ちを言葉にするのがとても苦手なので。
★1 - コメント(0) - --/--

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