蜜蜂と遠雷/恩田陸のネタバレ(112件)

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ピアノコンクールが舞台のお話「蜜蜂と遠雷」すごく時間をかけて読み終えました、読んでも読んでも進んでいる様に思えないほど苦戦したのではなく話の流れ、展開に圧倒されて読み入ってしまいました。 1つのピアノなのにそれぞれの登場人物が奏でるとまた違う音色になるピアノに魔法をかけたような音が文章から伝わってくる感じでした。 H29.61
★38 - コメント(0) - 2月27日

塵に反応する亜夜に千秋先輩を見た。天才に影響を受ける天才?わたしの音楽の知識はのだめとフィギュアくらい。塵の心情がほぼないのも似てる。視点がころころ変わるのも曲を聴いてるみたいでいい。はじめはみんな魅力的だったのに中盤からマサルの良さが見えなくなった。優勝も私的にはあまりうれしくない。明石の2次敗退に驚いた。最初にエントリー表があったのでてっきり残るものだと思ってた。奨励賞と菱沼賞。どう解釈したか作曲家はやっぱりわかるんだ。ホフマン先生の劇薬がいい意味でよかった。音楽を愛する人たちの優しさにあふれていた。
★30 - コメント(0) - 2月25日

マー君のお城をぴかぴかにする描写がいちばん好きだったかなー、亜夜ちゃんの気持ちが風間塵にもっていかれるのがもどかしい。読み切った…
★27 - コメント(0) - 2月23日

読んでいてドキドキさせられた。目の前が本当にコンクールの現場であるように感じられたし、登場人物たちが音楽を語る言葉がとてもよかった。最後の結果に驚いたが彼は初コンクールだから、ここで優勝するよりもこれからの成長のための順位なのかと思いました。彼のこれからがとても楽しみだと思いました。
★72 - コメント(0) - 2月22日

描写力が物凄く、グイグイ引き込まれた。特に演奏のシーン、聴衆側と演奏者側の視点が切り替わるのがありがたい。読む時は、演奏シーンはサラッと流さずにじっくり読むと面白い!風間塵視点での演奏だけはなかったが、それも意図したものなのだろうな。実際に演奏されてる曲をBGMにしながら読むとさらにのめり込めます。(もちろん言葉を堪能しながら。)本選からがやけにサラッとしていた気がするけど、「競い」の場はもう3次予選で終わっていたような気がするから、これで良かったのかな。一つ気になった、なぜ「塵」なのか。考察が知りたい!
★56 - コメント(0) - 2月22日

いやはや。 苦手だったはずの恩田陸作品。 よかったです…。 とりあえず、高島さんよかったね。泣いちゃったよ。 そして、大好きな登場人物がみんな幸せに終わって本当に良かった。文字量が多く、分厚い本でしたがあっと言う間の幸せな時間でした。
★42 - コメント(0) - 2月20日

音楽コンサートという今まで触れたことのない世界の話なので興味深かった。気軽に見ているスポーツなども実際にはあの様にプレッシャーや不安感との戦いなのだろう。 一番気に入った登場人物は最年長ピアニストの明石さん。他の天才たちと比べてまだ自分の生活の延長線上なので共感できたから。同じ社会人として働きながらあれだけの時間を捻出してコンサートに出るのは尊敬する。 音楽という題材は小説では直接表現するのは難しいと思っていたが、恩田陸独特の表現で曲の盛り上がりや雰囲気などを表現できていたと思う。できれば本選の彼女の演奏
★42 - コメント(0) - 2月19日

すっごく面白かった。「羊と鋼の森」「マチネの終わりに」と立て続けに音楽モノを読んだ後だったので、また音楽モノでしかも500ページ越えの上下段かぁ、、と読む前から怯んでいたけど、読み始めたら全く心配がなかった。(むしろ、前作ふたつのお陰で「音を想像する」ことに慣れたり、調律師への理解が深まっていたから更に良かったのかも。)特に風間塵が出てくると、わたしも覚醒しちゃっていた。本戦は3人とも優勝して欲しいと願っていたけど、読み終えた後から、順位よりも音楽との向き合い方がそれぞれ見つかったことが良かったと思った。
★52 - コメント(0) - 2月19日

★10 傑作。「これって何の小説?」と聞かれたら「コンクールでピアノ弾く話だよ」としか答えられないのに、これだけの面白さと美しさに溢れた小説になるという驚き。そして何より音楽という形のない存在をこれだけ読みやすく読者に伝えてくれる恩田さんの語彙と表現力にマジで震えてしまいました。もう一つ天才の描き方も素晴らしくて、登場する天才の表現を目で追っていくと鳥肌が立ち、その天才たちを超える天才が登場してまた鳥肌が立つという繰り返しを経験したらもう作品が終わっていたような印象を受けてしまった。本当に素晴らしい作品。
★71 - コメント(4) - 2月18日
テビチ
Tokoさんがここまでいうならと購入(笑)まだ半分くらいですがすごい、濃い(笑)弾き手に共感する部分(趣味レベルで全然ですが)も沢山あり読めて嬉しい一冊でした(●^o^●)
- 02/26 22:54

Toko
テビチさん、感想を読んで興味を持ってくれたなら、こんなに嬉しいことはないですよー♪ 読むタイミングもあると思いますが、凄くドキドキできる名作だと思いましたよ!てか、 ピアノ弾かれてたんですね、羨ましい!
- 02/26 23:53


小説で「音楽を聴く」ことが可能だなんて、思いもよらなかった。コンテストが舞台なのだから同じようなシチュエーションの繰り返しなのだが、読み手(聴き手かも)を飽きさせることなく限られた時間の中で物語世界の到達点へと誘われていく。ピアノの鍵盤を思わせる白と黒の装丁と清々しい表紙絵が、この本を編んだ人たちの情熱を伝えている気がする。
★42 - コメント(0) - 2月16日

音楽を文章で表現するすごさに圧倒されました。天才少女と言われながら母の死後弾けなくなった栄伝亜夜が風間塵の演奏を聴いて自分も再び覚醒していく所がよかった。恩田陸さん、初めて読みましたがよかった〜
★143 - コメント(0) - 2月16日

才能の話を書くなら、天才と語り部たる凡人が必要なのかと思ってたが、違った。この本は嫌味もなくまっすぐひたむきな天才たちの話。天才たちは誰もこのコンサート中に挫折も対立もしない。そういう方面のドラマチックな演出もできただろうに、そんなものは一切なく彼らの音楽を描きだすことで、コンクールそのものがそれだけでいかにエンターテイメントかを見せてくれた。塵の「ギフト」素晴らしいなぁ。個人的に涙がこぼれたのは明石が菱沼賞をもらう電話をうけたところ。心があらわれ豊かな気持ちになりこの次にどんな本を読んでいいか分からない
★47 - コメント(0) - 2月14日

178
「音楽の道の苦悩と、音楽の楽しさ」の話をしてくれただけで満足だったので、その上「そんな音楽が満ち溢れた世界」という概念を提示してきたのには恐れ入った。そもそもこの人はご自身の世界観が美しく独特なんだよね。 ボリュームは過多かなとは思うけど、だからこそコンクールの日程をリアルに感じられた。カタルシスのあるシーンが多いからダレにくいし。他にも音楽史や演奏の綿密かつリアルな描写など、テーマを描ききることへの熱意が伝わる。
★49 - コメント(1) - 2月13日
178
主役四人の配置も絶妙。カリスマ的に物語を引っ張る塵とアヤ。思考を丁寧に描くことで(おそらく恩田陸の)音楽界への提言にもなっている明石とマサル。 ボリュームゆえになかなか他人には勧めづらい作品だけど、映像化したら映えそう。
- 02/14 19:15


実に久しぶりに飽きない長編を1週間以上かけて読了し満腹感。登場する4人の若き天才達・・高島明石だけは”若き”とも言えず残念ながら本選に進めなかったが・・各々の苦悩に満ちた上昇志向がこれでもか!と伝わって来る。ただし、音楽では、演奏者の独りよがりでは単に「絵に描いた餅」。聴衆との一体感が完成度をより熟成させて行くのだ!穢れ無く純粋無垢に己の世界を突き進む二人より、一旦立ち止まり、己を俯瞰してからの再出発した亜夜と明石の二人に、音楽だけではない人生そのものの教訓を得た思いだ。直木賞は当然の結果だろう。
★126 - コメント(3) - 2月12日
yura2
二人が一糸乱れず「完璧なユニゾン」「最速テンポ」で弾きまくり、月を越えて飛んでっちゃうセッション!高まりましたよね。夢のような場面でした。jazzといえば個人的には明石の同僚がNYでトロンボーンを吹くマサルを見て、カーティス・フラーばりと評したところに感激。まさかピアニストの話でフラーの名を見るとはw
- 02/26 18:32

華形 満
yura2さん。コメント有難う御座います。音楽はジャンルに囚われずというのが基本ですね?かなり昔ですが、渡辺貞夫氏が武満徹を、山下洋輔氏が津軽三味線をよく聞くというインタビュー記事が未だに記憶に残っています。山中千尋の"yagibushi"など、彼女の出身地・群馬の八木節のフォービートですからね。Youtubeで見れますが圧巻です!
- 02/26 23:38


kobo版。ピアノコンクールの第一次予選から本選まで、みっちり書かれていたのでボリュームがあった。視点が変わる群像劇で、それぞれの人物の心情が重層的に折り重なって物語を盛り上げてくれるのだけれど、ちょっとせわしない印象を受けることも。この辺は好みかな。 マサル、塵、亜夜の天才三人組より、普通に勤め人として働きながらコンクールに挑戦し、奨励賞を獲った明石さんのエピソードが好き。 続きが作れそうなので、何年かしたら『その後』の物語も書いて欲しいなあ。
★61 - コメント(0) - 2月11日

音楽っていいなぁと素直に感じられる話でした。一人の少年がピアノコンクールで波乱をおこす。巨匠ホフマンの推薦状付きで参加した少年はホフマンによれば“劇薬”であり“ギフト”だという。果たしてコンクールの結果は…。 参加者の中では最年長で家族もち会社員の明石さんを応援していました。彼の奏でる優しい音楽を聴いてみたいと思いました。すごく共感する部分もあり、音楽を志す人の苦労や葛藤も表れていて面白かったです。ただ蜜蜂王子にはもっと突き抜けた何かを期待していたので、後半なぁなぁな感じになってしまったのが →
★90 - コメント(1) - 2月11日
さら
続き → 残念でした。 何故彼の演奏が審査員に拒絶されるほどの思いを引き起こすのか、最後まで分からず もやもやしたものが残りました。彼が他の演奏者をひっぱりあげる役割をしたのはわかりましたけれど。
- 02/11 22:51


幸福。幸福だ。世界はこんなにも音楽に満ちているーー若きピアニストたちの煌めきに溢れる美しい物語。本当に本当に素晴らしい世界でした!それぞれの歩んできた過程は違えど、音楽を愛し音楽の神から愛されているというところは同じ。このコンクールで出会い、互いに共鳴しあってより高いところへ羽ばたいてゆく姿に、何度も何度も涙が溢れました。2017年はまだ始まったばかりですが、ワタシの中では今年のお気に入り本かなり上位にランクインすること間違いないです♪ 素晴らしい音楽をありがとう。
★105 - コメント(0) - 2月11日

二週間に亘る国際ピアノコンクールの予選から本選までの模様が、4人の若きピアニスト達を中心に描かれている。上下二段組で500ページを超えるも全く気にならない程のめり込んだ。中でも圧巻なのがピアノ演奏。何十曲ものソナタ、コンチェルトを文章化するなんてなんという試み。クラシックに明るくないので曲はわからない。それでもその曲の世界観が広がっていく。風が吹き雨が落ち光が弾ける。空へ舞い上がったかと思うと暗闇に吸い込まれる。心が揺さぶられ何時しか肌が粟立ち心地よい波に笑みが零れる。とても楽しかった。今年一番候補です。
★167 - コメント(2) - 2月10日
Tomo
私も今年一番候補です!曲が分からなくても、音から生まれる映像が広がり、その世界を共有した気分になりましたよね♪音楽も素晴らしいけど、文学もまた素晴らしい、そう感じさせてくれる本でしたね(o^^o)
- 02/11 10:35

よむよむ
Tomoさん、本当に素敵な本でした♬♬コンクール会場にいるような演奏がとにかく凄かったですが、4人が影響しあって成長し進化していく心の動き。音楽への熱い想い。4人を取り巻く人達の愛情。もう読みどころ満載の一冊でした(≧▽≦)
- 02/11 13:12


ずっと恩田さん好きでおってきたけど、久しぶりの傑作。あっという間の500ページだった。文章を読んでいるだけで、音楽が聞こえてくるような素晴らしい作品だった。小説の中では風間塵がギフトだったが、私にとってはこの蜜蜂と遠雷が私の読書体験のなかのギフトのように思う。久しぶりに幸せな読書の時間だった。直木賞おめでとうございます。
★85 - コメント(0) - 2月10日

国際ピアノコンクールに出場するピアニストたちの物語。天才少女と言われていたが、母を亡くしたショックからステージを去った栄伝亜夜。幼馴染だったマサルとの電撃再会。彼は優勝候補と言われるほどの実力と華を身につけていた。家庭と仕事を持ちながら、音楽の世界に戻ってきた高島明石。巨匠ホフマンの紹介状を持って現れた風間塵。彼は劇薬でありギフトだという。音楽の世界は残酷。みんな上手いのに、少しの差で本選に進めたり、落ちてしまったり。彼らが友情を育むのがいい。塵が言うように、いつか音楽を外の世界に連れ出せたらいいね。
★73 - コメント(0) - 2月9日

やっと直木賞受賞。おめでとうございます、な気持ちでいっぱい!チョコレートコスモスがよぎりつつ、楽しく読ませてもらいました。音楽を言葉にするのは本当に難しいと日々感じているけれど、まだまだ可能性に溢れているなぁと。普段の恩田作品なら亜夜がピアノを弾こうとした場面で終わりそうなのに(笑)、エピローグと結果までしっかり載っていてホッとした。クラシックはてんで駄目な私だけど、なんだか頭のなかに音が流れている気がした。すみずみまで美しかった。
★48 - コメント(0) - 2月9日

途中、感想は書けないかもしれないなと感じていました。そして今、やはりうまく言葉をまとめられないでいます。良かったです。ものすごく良かった。この言葉、思いの数々をノートに書き留めたいと思うくらい。相当な頁が埋まるように思います。それくらい私にとって心が震え、これからの人生で必要となると思える言葉に溢れていました。この本こそが「ギフト」なのではないか。ピアノを愛してやまない人もクラシック音楽に関心がない人も、この本を手に取ってもらえるきっかけになることを思うと、賞を取ったこと、本当に嬉しいです。2017-10
★167 - コメント(3) - 2月8日
Kotto
素敵な本に出会えたのですね。ねゆこさんの感想を読み、私も読みたくなりました。本の中の言葉に心が震え、生きていくための心の支えになること、私もあります。本との出逢いって本当にすごいなーと改めて感じましたー
- 02/09 08:15

ねゆこ
Kottoちゃん☆ほんとに素敵な本でした!恩田さんにありがとうございますと言いたいです笑。本との出逢いってすごいね。Kottoちゃんも目の調子が良くなって、もしも興味が湧くようでしたら手に取ってもらえたらなと思うよ〜(๑>◡<๑)
- 02/09 09:23


浜松を思わせる日本のピアノコンクールのお話。思っていたよりずっと分量があったが、最後まで楽しく読むことができた。コンクールの参加者や審査員だけでなく、参加者の友人や報道関係者の視点でも描かれているところが面白い。ピアノ曲には詳しくなかったが、読みながら聴いてみることで好きな曲を増やすことができた。
★50 - コメント(0) - 2月8日

ミステリーでもホラーでもないのに、508頁を捲る手が止まらないとは。読友さん達の絶賛の言葉にはひとつの誇張もなかった。何という豊かな表現だろう。言葉に形を変えた音の奔流が後から後から押し寄せてきて、呑み込まれそうになる。それに合わせて何故だか感じられる鮮やかな色彩。3次予選からはほぼ涙目で読んでいたが、発表の後のあの電話にはもう堪らずぶわっと涙が溢れた。亜夜の幻視も含めて本当に嬉しい。濃密な至福のときだった。間違いなく傑作。
★241 - コメント(10) - 2月7日
じゅん@ダイエット中
今 マカンマラン女王さまの夜食カフェ読んでるねん〜(≧∀≦)だもんで しばし積んどく((´艸`*))
- 02/07 22:17

みっちゃん
熟成させてからのお楽しみね♪(*´ω`*)
- 02/07 22:26


クラシックの新人ものに外れなしというイメージあります。若き天才たちが互いに影響を与えあいながらコンクールの間に成長していく短い期間を描いた長編。爽やかな読後感でもっとドロドロした心理を描いてほしい人もいるかもしれませんが個人的にはとても楽しめました。
★41 - コメント(0) - 2月6日

忙しいときに厚くてしかも二段組。ムリ。と思いつつもページを開いた途端止まらなくなってしまった・・・・普通の(?)クラシックのコンサートすら行ったことがないのに臨場感あふれる描写にひきこまれ気がつけば読者じゃなくて聴衆にされてしまった感覚。明石さんと亜夜ちゃん初対面なのに抱き合って大泣きした場面ではつられて泣きじゃくってしまった・・・表紙も素敵・・・読めてよかった。
★52 - コメント(0) - 2月5日

良かった。疲れた。登場人物と一緒に泣きながら読んだから。音楽の話は好きだけど、こんなに心地よく重苦しく感動したのは「四月は君の嘘」以来。また1つ忘れられない本が出来ました。(ただ、失敗したのは、間違えて最後の審査結果を最初に見ちゃったこと。)
★127 - コメント(5) - 2月5日
かおり
はい、作品の素晴らしさはかわらないんです‼ でも、はい、損した気分です(^_^;)
- 02/07 21:15

クラッシックラガー
何ページあるんやろ…と捲って~『!』  順位らしきものが…。急いで閉じたので、3位あたりだけでしたが。確かに作品の素晴らしさは変わりないですね~。次は袋とじでお願いしたいです♪
- 02/11 09:56


演奏のすごさ、すばらしさを綿密かつ圧倒的な語彙力で描写しており、想像力を掻き立てる。登場人物の天才さがややチートっぽくもあったが、十分満足できる作品。実際には一流の演奏家の演奏でも聴衆側が楽曲に付随する情報以上の背景を思い浮かべるなんてことはないだろうし、文学としての表現なのだが、十分納得しながら読むことはできた。
★6 - コメント(0) - 2月5日

素晴らしかった。表現力、そして音楽が紡ぎだす景色の描写が凄まじくて、色彩が溢れ出すようにするすると、あっというまに読み終えてしまいました。ピアノをやっていたので胸が熱くなるところがあり、とくに明石さんが亜夜と対面するところで私も声をあげて泣きました。音楽って、世界って素晴らしい。最後の海の場面でこの本の命題に辿り着いたような。大事にしたい一節がありました。
★49 - コメント(0) - 2月5日

国際ピアノコンクールを舞台にした若い音楽家たちの青春群像劇。500頁、2段組みの大作であるが、恐らくこの本を手に取った多くの方は、このボリューム感を気にすることなく一気に読み進めることだろう。登場する主要人物は4人。伝説のピアニスト・ホフマンから推薦を受けた規格外の天才・風間塵。類まれな音楽的才能を持つマサル・カルロス・レヴィ・アナトール。かつて天才少女と言われた栄伝亜夜。年齢制限ギリギリで参加したサラリーマンの高島明石。一次予選から本選までハイレベルなコンテストの描写もさることながら、この(続く)⇒
★56 - コメント(2) - 2月5日
usanosuke
作品には登場人物たちの感情や成長とともに、演奏曲を通して読者も一緒になって追体験できる凄さが備わっている。驚くべきは音楽を言葉に置き換えるときの著者の表現力である。マサルや亜夜たちの言葉で語られる演奏の描写からは、そのコンテスタントが奏でる音楽が、ある時は力強く、ある時は心地よく響いてくるような感覚に見舞われる。予選から本選まで、コンテスタントの演奏シーンをここまで丁寧にさらえば、著者自身も身を削る思いで書かれたのではないかと思うが、この圧倒的な臨場感には唯々脱帽である。(続く)⇒
- 02/05 19:28

usanosuke
さて、この作品には風間塵の演奏を通して、さまざまなことが問いかけられる。審査員の論議を呼んだ風間塵の才能は、観客の感動を呼び、亜夜をもう一度音楽の世界へ連れ出すきっかけを作った。そして、その才能豊かなコンテスタントたちに順位を付けるコンクール。才能とは一体何か。この作品に込められたテーマは奥深く壮大である。直木賞受賞が頷けるおすすめの作品だ。
- 02/05 19:29


評判が良かったので直木賞が決まる前に購入。この作家さんは初読み。想像していたよりも読みやすい文章だった。演奏シーンはPCやスマホで楽曲を聞きながら楽しんで読んだ。ストーリー展開も面白かった。けれども、拭い去れない既読感…。登場人物は「のだめ」と「天ファミ」を足して2で割ったようで、脳内では二ノ宮知子の画がずっと動いていたので、「感動」まではいかなかったわ。のだめ、おそるべしw。改めてCDで聴いてみたい曲が増えた。この作家さんの他の作品ももっと読んでみたい。近いうちに映像化されそうな予感。
★41 - コメント(1) - 2月3日
マーシャ
塵とホフマン先生、亜夜とマサルのスピンオフ、希望!
- 02/04 20:58


★★★★★ いつものファンタジーな感じとは少し違うけれど、聞いたことのないクラシックの音楽がほとんどで是非すべて聞いてみたくなる、そしてそんなコンクールの予選から本選までを見に行ってみたくなるような作品だった。亜夜を引き立てて引き立てていくその展開がすごく先を読みたくさせてくれる作品。本選の演奏部分はカットなのが少し物足りなかったが、さあこれから一音を奏でる・・・というところで。でもその方がいいのかもしれない。 登場する天才たちが皆を驚かせる展開等楽しくよめました。頭の中の風景はピアノの森で進んでいった笑
★45 - コメント(0) - 2月3日

最初は夢中で読んでいたのだけど、後半少しだれてしまった。 天才が凡人に力を誇示するとき、読み手がカタルシスを感じるのは何故なんだろう、などと冷静に考えてしまったりもした。 少し合わなかったのかもしれない。 ただそれでも、自分自身があたかも観客の一人になったかのように、奏でられる音楽の広がりや世界観を享受した気になれたのは確かだし、舞台袖や結果発表前の独特の緊張感を主人公達と一緒に味わえたのも確かで。 そういった感覚は読後の今も心地よい体験として記憶に残っているのだから、やっぱり読んでよかったと思う。
★30 - コメント(0) - 2月3日

音楽、それは残酷な世界だ。生まれながらに才能がある者は、何もせずとも、高みへ研ぎ澄まされていく。どんなに努力をしても、比較された際に明らかな違いをもたらす。努力家は人の聴覚までしか、伝えられない。天才は聴覚を超え、視覚、触覚、嗅覚、味覚まで、人の身体を支配する。それは当然にして、心まで伝染する。しかし天才たちにも差がある。そこで自分らしさが見つけられるかが、鍵である。自分のスタイルを確立したものは、月にだって飛んでいける。これは一人の天才少年を起爆剤にした、天才少年少女の物語である。
★60 - コメント(0) - 2月2日

恩田陸さん好きな作家のひとりですが、文章読みにくいなあと感じていたので、今回はあまりにもわかりやすくてちょっとびっくりした。このボリュームなのにあっというまに読み終えてしまえたのは、まあおもしろかったからなのでしょうね。ただ、音楽の表現はものたりなくて、演奏のすばらしさがまったく伝わってきませんでした。コンチェルトが3分くらいでおわってしまう感じ??専門外のひとが異なるジャンルを主題にするのって難しいんですね。音楽描写は、ピアノの森やのだめのほうが(マンガですけど)何倍もすぐれています。
★29 - コメント(0) - 1月31日

彼は「ギフト」かそれとも「厄災」か?ピアノを持たない天才少年と彼と競うコンクールの参加者ー元天才少女、未来のスター、生活者ピアニストーそれぞれの背景や性格、音楽に対する真摯な姿勢がこれでもか!と濃密に描かれていて圧倒されました。天才少年風間塵は、音楽の神様に愛されているというより、神そのものなのでは? 凡人には理解出来ないほどの天才ぶりですね…。あと、作者は調律師さんやステマネさんなど現場の事もよく取材なさってると感心しました。年長の明石さんの苦労がよく分かり過ぎて泣けたw 音楽はお金かかるよね、色々と。
★63 - コメント(3) - 1月31日
2017らっこ
ツッコミどころは多数ありますが、天才だからね!の一言で全て説明できるというw
- 01/31 23:58

2017らっこ
この作品を、音楽好きの村上春樹氏が読んだらどう思うかな?と気になってきた。多分読まないよねーw
- 02/02 07:24


Σ
『ピアノの森』に至らない作品だと感じた。異端児とその師匠の設定は伝わるが掘り下げが足らず、本作の核心であるはずなのに浮いた要素のまま物語が終わる。各々の過去や背景があれど、メインの演奏者たちが一週間程度のコンクール中に急に成長し、些細なミスもなく本選に進むという展開で、芸術や頂点を志す一人ひとりがもつ葛藤と成長、自己の認識・否定・肯定を描くのは無理があるというか説得力が薄いというか。音楽を続ける人間へのシニカルな目線に拮抗する、あるいは捩じ伏せるほどの熱意・カタルシスがなかった。
★27 - コメント(0) - 1月30日

音楽を表現する世界観が素晴らしい。登場人物の配置も秀逸。私もピアノを弾きたくなった。コンクールの発表の仕方もいい。高島さんおめでとう!今年度のナンバー1です。
★55 - コメント(0) - 1月30日

現代の音楽界が抱える問題点は、正しい解釈を追求しすぎることにある。正解の土俵の中でどう個性を出すか、その世界にとどまってしまいがちな音楽を解放するためのメシアのような存在である天才少年は、絶賛と拒絶といった対極の反応を起こしながら、その強烈さがコンクールという凝縮された空間で多くの人に化学反応を起こしていく。そんなメインストーリーとともに、マイピアノでコンクールやコンサートが出来ないピアノの特性上、環境に合わせる柔軟性もピアニストの要件なのだと気付かされたり、いろんな楽しみ方ができる作品。
★62 - コメント(0) - 1月30日

第156回直木賞受賞作品になったことで、1ページ二段になって500ページほどあるこの本を読む勇気が出ました。何と言っても、本が厚いので…。芳ヶ江国際ピアノコンクールを舞台に、若きピアニスト達の熾烈な争いを恩田流に書き描いている。若きピアニスト達だからこその飄々とした様子が、音楽家となり審査員となった人との温度差が、この本のキーとなるホフマンが送りつけてきた「贈り物」なのだと思う。贈り物は、ギフトであることを最後には感じるが、そこに至るまでの心理描写と音楽描写が絶妙なマッチングを見せてくれて、いい本でした。
★132 - コメント(0) - 1月29日

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2017年本屋大賞ノミネート作品シリーズ

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