SAS戦闘員―最強の対テロ・特殊部隊の極秘記録〈下〉のTCrbさんの感想

下巻。連隊に入ってからの修練と任務。山場は中盤の突入演習、そして終盤の麻薬撲滅作戦だろう。前者は「ホントにこれ実戦じゃないのか?」と思わされる程、真に迫った様子が描かれる。実弾を用いる訓練や演習で仲間同士の信頼を高め、ときには政府首脳を参加させ、彼らとの信頼関係をも深めることの重要性も説かれる。後者の作戦は、中南米某国の麻薬工場襲撃。地元警察を訓練し、彼らとともに山中に潜伏、綿密な偵察の後の実行。麻薬戦争の堂々巡りを自覚しながらも、仕事をこなす本当のプロフェッショナルの姿が見える。終章の訴えも切実。
★1 - コメント(0) - 2011年3月26日

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