ドキュメント 戦争広告代理店〜情報操作とボスニア紛争のTCrbさんの感想

要するに「嘘は言ってませんよ。自分の利益に必要な事項しか言わないだけですよ」という、口喧嘩から報道まで通じる方法論。アレを徹底的に洗練し、戦争という極限の舞台に容赦なく応用した例と言える。 正直、胸糞悪い。が、そんな個人の感触など実質的には無意味であり、使うべきときは使う方法であることを認めて、知らねばならないだろう…個人も、集団も。彼我の相対化のもとの対話なんて、あらゆる意味で「余裕」が無ければ出来ないものなのだ。
★3 - コメント(0) - 2011年4月18日

感想・レビュー投稿者

266冊/92399ページ/118レビュー/男性

TCrbさんの最近の感想・レビュー

子供たちは森に消えた (ハヤカワ文庫NF)
妙なことだが、「あんまし違わないな」と思う。潔癖な社会特有の事なかれ主義は日本と「違わない」し、犯人…続きを読む
機龍警察 自爆条項  (ハヤカワ・ミステリワールド)
文庫版読んだけどついハードカバー版買ってしまうくらいハマってしまったし読み返したらやっぱり楽しかった…続きを読む
Cinematrix: 伊藤計劃映画時評集2 (ハヤカワ文庫JA)
出版の態度としてどーなんだ、という話は上巻のとこに書いた通り(※ただ、下巻は各レビューのサブタイトル…続きを読む
スローターハウス5 (ハヤカワ文庫SF ウ 4-3) (ハヤカワ文庫 SF 302)
ドレスデン大空襲、哀れなダービーの銃殺、数々の死、「山場」になりそうなところを徹底してあっさりと「そ…続きを読む
女王陛下のユリシーズ号 (ハヤカワ文庫 NV (7))
巡洋艦ユリシーズに乗り込む登場人物の多さ、それによって頻繁に飛ぶ視点、艦が征く極寒の北極海の描写、か…続きを読む
虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫 SF ヘ 1-2)
終盤、タイポグラフィと文体技巧を駆使して繰り広げられる共感覚のビジョンが特に鮮烈。アイディア詰め込み…続きを読む
ログイン新規登録(無料)