烏有此譚の半殻肝さんの感想

マトリョーシカ状態の注釈が本文よりも先を行き、追いついたかと思ったら空白が続き、あまつさえ独立した注釈やあとがき的謝辞も仕込まれている。注釈で思考があっちこっちに向いてしまうので、いちいち対照させて読もうとすると何も頭に入らず、初読時は面食らいっぱなしだった。この構成を「一粒で二度(もしくはそれ以上)美味しい」と感じるかしゃらくせえと感じるかはさておき、少なくとも「飛び出す絵本」に通じるエンターテインメント性みたいなものは感じるんじゃないかと思う。そしてそれ以上に実験性も溢れる1冊。
★14 - コメント(1) - 2011年8月4日
半殻肝
あと、「自動的に米を炊いて徐々に腐らせていく機械=炊飯器」のくだりに非常に心惹かれた。本文の内容に対しては、主人公に「お前は部屋を掃除しろ」というコメントを送りたい。
★5 - 08/07 23:02


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