量子真空の半殻肝さんの感想

連作短編集『火星の長城』からの絡みも織り込んだ長編3作目。1200ページ越えも可能とした製本技術にまず賞賛を送りたくなる。宇宙の追跡行をやるくだりは短編の『銀河北極』にも通じるんだけれど、短編の方は凄まじくキレ味があるのに、長編でそれをやるとやっぱり見事に希釈されちゃってるよなあ。とはいえ細かいエピソードや魅力的な設定の数々は惜しげもなく投入されているし、宇宙史モノSFの醍醐味は1作目以上に味わえる。何だかんだ言いながら面白かったので、次も読んじゃいそうだなあ。
★5 - コメント(0) - 2011年8月27日

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