夢魔は蠢く 文豪怪談傑作選明治篇の半殻肝さんの感想

晩年の坪内逍遥が書き(描き)上げた妖怪大戦争絵巻「神変大菩薩伝」が圧巻。戯曲「役の行者」にさらにスペクタクルなアレンジを加えた一大エンターテインメント作品に仕上がっていて、小角が一喝して山谷を吹き飛ばすラストシーンもよりパワフルになっていて非常に興奮する。また、佐々木喜善「縁女奇聞」が殊の外エロくて参った。異類婚姻譚はエロくてナンボだと改めて痛感した次第。来日以前にアメリカの新聞に小泉八雲が寄稿した小品集「きまぐれ草」や、漱石の夢オムニバス「夢十夜」が収録されているのも嬉しい。
★2 - コメント(0) - 2011年9月24日

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