青矢号―おもちゃの夜行列車の半殻肝さんの感想

1月6日の前夜、魔女ベファーナの元にあるおもちゃ達が、フランチェスコ少年の元を目指し奮闘する話。それぞれの思いを秘め、ひとつまたひとつと離脱していくおもちゃ達、フランチェスコ少年や、少年を慕うぬいぐるみ犬コインの受難など、ハッピーエンドに至るまでのエピソードはそうそう甘くはなく、時に容赦なく厳しいのだけれども、だからこそラストの円満さへの感動もひとしお。まるでクジラが千匹、いちどきにおしよせたみたいに。何よりユーモアとアイロニーの効いたロダーリ氏の語り口の人懐こい味わいが良くて、何度も読み返してしまう。
★3 - コメント(0) - 2012年1月6日

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