天狗の研究の半殻肝さんの感想

お堅い研究書的な内容を想像していたが、圧巻の情報量と軽妙な語り口に魅了される1冊だった。知切氏の、天狗を愛するがゆえの確固たる姿勢にも敬服。天狗ゆかりの地を巡る第1章。天狗と山伏との関係など、天狗の変身の歴史を語る第2章。林羅山の天狗説、新井白石『鬼神論』、荻生徂徠『天狗説』など各種論説を取り上げる第3章。平田篤胤の『仙境異聞』や幽界説の後進への影響、井上円了や柳田國男の近代の天狗研究への論考を中心とした第4章。日本全国の天狗を解説も交えランク付けする「日本天狗総説」の第5章。以上、5つの章からなる。
- コメント(0) - 2012年1月20日

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