タイムマシンのつくり方の半殻肝さんの感想

「タイムマシン搭乗者」広瀬氏の、初期短編作品を中心とした1冊。前半収録の時間SFもの短編がどれも流石の面白さ。思考実験も兼ねたタイムマシン解説「ザ・タイムマシン」。周囲と己の時間の流れの差異を描いた「化石の街」「オン・ザ・ダブル」。<平賀源内がタイムマシンを使っていた!>という もしもネタでの楽しい一編「異聞風来山人」etc。時間SFもの以外では、二重人格とパラレルワールドを絡めた「二重人格」や、夫人が<わが子>に固執するあまりに狂気の所業を成すホラーな短編「鷹の子」、ハインライン『時の門』分析などなど。
★5 - コメント(1) - 2012年1月21日
半殻肝
後半のショートショート群は、フレドリック・ブラウンのショートショート集を併せて読むとニヤリとできる。UMAKUITTARAONAGUSAMI
- 01/22 21:14


感想・レビュー投稿者

31925冊/9826309ページ/855レビュー

半殻肝さんの最近の感想・レビュー

たまらなく、アーベイン
30年目にして新装復刊した。活字で読むディスクジョッキーのしゃべりみたいな感じなので正直ディスクガイ…続きを読む
図書館大戦争
ソローキンが氷のハンマーで覚醒さすなら、ワシは「本」で覚醒させちゃるけえのお、というロシア版仁義なき…続きを読む
亡命ロシア料理
序盤からもうユーモアが効いていて「――日本人は魂が腹に宿っていると信じているのだ。だからこそ、ハラキ…続きを読む
ユリイカ 2015年11月号 特集=梶浦由記 -See-Saw、FictionJunction、Kalafina・・・世界を奏でる音楽
本人インタビューはもちろんだけど、データ的にも考察的にもかなりの読み応え。特に飯田一史氏による「梶浦…続きを読む
砂漠のキャデラック―アメリカの水資源開発
パオロ・バチガルピ『神の水』の種本。大雑把に言ってしまえば、アメリカの河川の成り立ち、水利権をめぐる…続きを読む
戦場のコックたち
一気読みであった。ノルマンディー降下作戦から終戦に至るまでの若きコック兵たちの戦場と隣り合わせの日常…続きを読む
ログイン新規登録(無料)